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Nov 2007

長野は雪

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by 卓 坂牛

朝一のアサマに乗る。社中‘What is OMA`toto出版2005を読んでいたら眠ってしまった。原書は評判の本だと聞くし訳も悪くないと思うのだが、なんだか面白くない本だ。午前中3年生のガイダンスをして、午後キャンパスマスタープランのインフラ計画を設備の先生と一緒に検討。ガスか電気か国家的問題なのだなあと改めて感じる。夕刻会議。会議後帰ろうと思ったら、やたら面倒臭いメールがいくつか届き帰るに帰れない。開き直ってゆっくり帰ることにする。メールの返信、℡、ついでに中国からのメールインタビューに英語で答えを書く。次の電車の時刻がせまり答えがいい加減になってきたので雑になる前に止めて帰路に着く。今日の長野は急激に気温が下がった。キャンパスは朝型は雪だったそうだ。今年初めてコートを着込み東京ではやや着過ぎだったが長野では足りないくらい。東京に戻るとほっとする。

7回忌

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by 卓 坂牛

僕にとってとても大事な音楽の恩師である故山口元男先生の7回忌の記念コンサートとしのぶ会があった。私と同年代の教え子たちは皆演奏しているのだが私はどうにもこうにも練習時間がとれそうもなく辞退して聞くほうにまわらせていただいた。
教え子の中には大学で美学を教えている0君や筑波で原子力を開発しているT君京都の進進堂の社長をしているT君など皆いろいろなところで活躍している。しかしこうして会うと時間が一気に小中学時代にタイムスリップしてしまう。山口先生の家に深夜までいて先生の酒に付き合いながら音楽談義をしていた頃を思い出す。物事を継続するということを叩き込まれ、音楽を自分なりに表現するということを教えてもらった。それがその後の僕の様々な表現活動の基礎になっていることに改めて気付くのである。

感謝

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by 卓 坂牛

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施主検査をしてオープンハウス。その後クライアントに施工者と設計者が招待されて食事した。こんな招待を受けたのは独立してから初めてのこと。工事が順調に進んだからこそである。引渡しまで残りの調整を行い無事引渡したい。

金曜日

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by 卓 坂牛

11月16日
今日も朝から雑用に追われる。金曜日は午前講義、午後製図。パース講習会なるものがあり2年生が受ける。講師の先生と夕食を共にする。最終のアサマで東京へ。ぐっすり眠った。

インタビュー

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by 卓 坂牛

朝から大学の仕事に追われ午後のゼミも遅れた。ゼミが終りに皆で夕食。ビールを一杯だけ飲む。雑用があり夕食後にそれらを片付ける。中国の出版社からインタビューのメールがくる。僕のブログを読み中国で仕事をしていることを知ったという。この雑誌の次の号で`Asian Designers`という特集を組んで7~8人のインタビュー記事と最近作の写真を載せたいとのことである。中国からのこの手のメールはよく来る。しかし彼等はできても雑誌を送らないので最初は断ったのだが、必ずできた雑誌は5部送るということなので受けることにした。しかし韓国とか中国とかからの取材が続く。それが仕事に繋がるならやる気もでるのだが、日本の雑誌に出たって仕事には余り関係ないのが正直なところである。

撮影

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by 卓 坂牛

11月14日
下町に建つ木造3階建ての住宅が完成し事務所検査を行なった。昨年の秋口ぐらいから設計を開始して丁度1年で完成である。僕等の事務所の仕事としては1年で完成はとても早い。普通は1年半はかかる。去年設計を始めた頃は建築に愛想を尽かすようなできごとが3つも重なり意気消沈しており、あまり細かいことに気を使うのではなくおおらかにのんびり(と言っても時間的な問題ではなく)設計したいと思っていた。そして完成して検査をしているとそんな気持ちの現れを随所に感じた。10+1のビデオ撮影に萩原さんが、竣工写真撮影に上田さんが来られた。お二人には前作角窓の家の時も来ていただいている。萩原さんからは「今年はたくさん作られましたか?」と聞かれ「いえこれ一つです」と言いながら「ああもっと作りたいなあ」としみじみ思った。上田さんは相変わらず「うわー格好いいなあ」とお世辞を言いながら6×9と新しく買ったデジカメで手際よく撮影を開始した。萩原さんは午前で撮影を終えた。このビデオ映像は10+1のウエブサイトに年末乗っかる予定。「10+1の廃刊はひどいものだ」と嘆くと「雑誌というものはいつかは終わります」と淡々と語っておられた。大人である。午後エクスノレッジの佐藤さんが来られしばらくお話した。夕刻までは撮影は中断だから丁度いい。5時頃夕景をとる。この時間はいつも忙しい。夕刻の丁度いい光は15分くらいしか無いからである。この間に3カットくらいカメラを移動しながら撮るのは見ている方もちょっと緊張するものである。

プロスペクター

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by 卓 坂牛

プロスペクターの展覧会を覗く。おっと建築と言うよりはアーティストの個展の風景である。しかもなかなか高度である。彼等の妻有の足湯プロジェクトの巨大な造作が平面的に台の上に置かれているのである。これは凄まじい。建築については小さくプロジェクターから壁面に映し出されていた。展覧会場の片隅に置かれたA4のペーパーにはこの展覧会のコンセプトである「建築の演算、都市の演算」の説明が記されている。「2、演算的であるとは、計画的でもなく偶発的でもなく、かつそのどちらでもあるような思考の全体である」というなかなか魅力的な言葉が連なっている。そしてその演算子は異化、交接、反復、転用、合成でありその演算の可能性は2の五乗で32に通りとなりそれらが彼等のプラットフォームということだ。なるほど。理論的にはよくわかる。しかしそのリアリティは果たしてどのような地平に現れてくるのだろうか?彼等のことだからアメーバーの如くいたるところにその可能性を発露させるのだろうが。
先日韓国のデザイン誌bobがofdaの特集を組みたいとメールしてきた。締め切りは明日ということで事務所では必死に英文の作成中である。40ページもくれると言うのだがどんな雑誌になるのだろうか?プロスペクターに負けないようなものになるだろうか????

両立

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by 卓 坂牛

2年生の講義のブログに3年生、4年生、院生らのコメントがありとても嬉しい。こうして大学のレベルは上がるのである。僕の役割はそうしたレールを敷くことにあるのだと思う。そして後は皆で作り上げるという気持ちが大事である。
大学の時にスキー部の幹部を任命され上手くも無いからそれはできぬと固辞したのだがobの圧力で強引にやらされた。もちろん一番いいタイムが出せなければダメだとは思わないが、そこそこでなければ務まらないはずである。教師もそうである。力が無ければ教える資格はない。教えるためには自力をつけないと、息切れしないうちに。

後悔先に立たず

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by 卓 坂牛

ぐずついた天気。一週間ほど前に買って積んどいた『情報○○』という衝撃的なタイトルの本をぺらぺら読んでみた。広告代理店の管理職が著者である。しかし全く面白くない。内容はあまりに当たり前。奥が浅い。ああ1800円損をした。大後悔。人生は限りがある。こう言う本に当たるのは地雷を踏むようなもの。夕刻新聞ちらしの入っていた市ヶ谷のレストランに出かける。家具屋が売り物の家具を使ってレストランをしているのだ。傷つけたらどうするのだろうか結構不思議な形態のビジネスである。

偶然

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by 卓 坂牛

11月10日
長野の天候は荒れ模様。風が強いのでひどく寒く感じる。午後日本技術史教育学会の総会でお話をさせていただいた。技術と美の統合というテーマでお話した。技術史においてはあまり美の問題は語られてこなかったということを強調したせいか、終わってからの懇親会でとある先生にそんなことはないと言われた。その先生は大学時代は飛行機の設計をされていたそうで恩師からは常に「美しい物は機能的である」と教わったそうだ。よく「機能的なものは美しい」と言われるのだがその逆を言う人は珍しい。更にその方が柳田博昭(テクノデモクラシーの提唱者であり今日の話でも登場した)は西高時代の同級生だとおっしゃる。更に奇遇なのはその方の家を設計されたのは私の高校の先輩のよく知った建築家であった。いろいろな偶然があるものだ。