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Oct 2015

Bangladsh

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by 卓 坂牛

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I`ll go to Dhaka next month to see a minister of a certain ministry who is just 39. I`ll see the site of a Eco industrial Park which is more than 100 hectares. Bangladesh is the country of cyclone-flood. I`m very much interested in architectural response to catastrophe.
Now I`m studying this country.
http://ofda.jp/sakaushi/diary/

通りが賑やか

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by 卓 坂牛

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神楽坂で卒計のエスキス。卒計って結局3つのタイプがある。
① 敷地もプログラムもほとんど関係なく建築の(空間だったり、構成だったり)原理を追求するもの
②①と対照的に社会の問題に即しながら、しかし世の中の制度に違反することなく制度の中で精一杯できることをしようとするもの。
③②同様に社会の問題に即し、それを積極的に解決するために世の中の制度の改革も含めてややゲリラ的に新たな提案をするもの。
さあ君はどれを選ぶのだろうか?
エスキス終えて四谷から我が家へ向かう三栄通りをぶらぶら歩いているとなんだか騒がしい。黒塗りが15台くらいずらりと並んでいる。しかも緑ナンバーではない。テレビカメラが3台とある焼肉屋に照準を合わせている。店の前、通りの両端がたいのいいあんちゃんが立っている。カメラマンに誰かいるのか聞いたら政治家さんですよという。また別の人に聞いたら安部がいるそうだ。へえこんな四谷の小路にもやって来るんだ。

iberico Jamon

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by 卓 坂牛

IMG_6731151013iberiko.jpg3年生の講義、今日は学生の発表日。今年からグループ発表にした。それが功を奏したのか、初回の発表で男女生と視覚性だったが、双方なかなか面白い発表だった。こういうのはとても嬉しい。そのあとゼミ。4年生の梗概をチェック。フーフー。その後M2。出遅れていた学生もなんとか追いつける可能性が見えてきた。月曜日は講義発表とゼミの出来が心配で朝から何だか気が重いのだがまあなんとかなるかな?終わると本当にへとへと。なのだが、今日はバルセロナ帰りのM君からIberico Jamonをお土産にもらった。ウワーを帰って食べよう。Gracias!!!

コスタリカを見習う

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by 卓 坂牛

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足立力也『丸腰国家—軍隊を放棄したコスタリカ60年の平和戦略—』扶桑社新書2009を読んでびっくり。こんな国が世界に存在している。しかも中米なんていう恐ろしく政情不安定な場所に。しかしその歴史を知るとさもありなん。USの裏庭というこの場所で平和を維持するためにあえて彼らは万歳して「積極的永世非武装中立宣言」をしたのである。USにもどのこの国にもおもねることを止めたのである。そしてその後何度かこの憲法が覆されそうな危機の中で彼ら国民はこれを保持したのである。それを可能にしたのは彼らなりの努力があったから。それは軍事的な危機になった時、常にそれを外交問題として話し合いの場に持っていく巧みさがあったからなのである。
えらいではないか、しかるに日本はどうだ、、、せっかく戦後ここまで不戦の決意とその実行をなんとか進めてきたのに、それを手放そうとしているではないか。話し合いができないからなのか?少しはコスタリカを見習いなさい。

意図しないものを見つけること

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by 卓 坂牛

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年末に行う国際ワークショップの課題をエルンストと練っているのだが、彼のテーマは意図しない都市(unintended city)の中に都市の可能性を見つけようというものである。東京という偶発的でカオティックな都市を捕まえるのには適切な概念だと唸ってしまった。そしてエルンストのunintended cityという捉え方とトムのRethinkの目のつけどころは同じ。WSの教科書にしよう。都市の中にこんなネコ(運搬用の一輪車)を発見できればしめたものということだ。

風を孕む

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by 卓 坂牛

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午前中に学会の仕事の見直しをして一応私なりの結論づけをする。それをしたらやっと肩の荷が下りた気持ちになりスッキリしてゲーリー展へ。まずはヴィトンに。ヴィトンエスパスにこれだけ人がいるのは初めて見た。店の人もプレスも客もすごい人数ですと驚いていた。僕としてはとにかくこの建物の空間性が知りたくて大きな模型を覗いて想像を逞しくしていた。すると山本力矢さんが来られた。話をしていると彼はここに来たことがあるというので色々と聞いた。
ヴィトンを出て2121へ。こちらもすごい人。2121にこんな人がいるのを見たのも初めてである。どうしてここまでゲーリーに人が来るのだろうか?こちらの展示はビルバオ以降を色々とある。うーんやはりヴィトンに比べると少しこれらは彫刻的だなあ。こちらにはゲーリー事務所の巨大な写真があった。まるでアンドレアス・ガルスキーの写真みたい。すごいねえこの風景。ゲーリーは形もすごいけれどこういうものを実現させるマネジメント力が尋常じゃない気がする。
乃木坂から上原に行ってHATRAの新作コレクションを見る。こじつけじゃなくHATRAの風を孕むような服はゲーリーの新作によく似ている。だからというわけではないが一つ欲しい服があったのだが、出来上がるのが3月ということで諦めた。3月に来たらもう暑くて着れないだろうから、、、

traditional public bath

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by 卓 坂牛

IMG_6667%EF%BC%91%EF%BC%95%EF%BC%91%EF%BC%90%E9%8A%AD%E6%B9%AF.jpg早朝ジョギング始めてから3年くらいたつので我が家の周り直径3キロ範囲の道路で走っていないところはないつもり。だったが,今朝四谷4丁目のあたりを走っていて和風の銭湯を発見した。これは見落としていた。銭湯はいくつかこの都心にもあるのだが、もはやただのビルみたいなものばかり。和風スタイルは珍しい。Although it was not unusual for a public bath to adopt the architectural style such traditional architecture as temple and castles, recently in the mid Tokyo it has become unusual,,,,,,,,,,,,,,,,,, but I found this traditional public bath near my house.

HATRA の INVITATION

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by 卓 坂牛

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無味乾燥なビニールチャックのついた内側がアルミコーティングしてある封筒が事務所に届いている。封を切るとなにやら短冊型の3枚重ねのシートが出てきた。紙ではない。薄いビニールである。触ると粘着質である。その上に文字が印刷してある。Invitation HATRA。 春に西谷さんと足を運んだHATRAからのフレンズセールのご案内だった。ファッションデザイナーのインヴィテーションは森永さんもそうだけれどすごいこだわりである。
HATRAの服はフードが印象的。フードがとってつけたようなものではなく。フードが服全体の重要な一部となっている造形なのである。ということはかなり大きいということでもあり、かなり試着したが春は着れるものは無かった。秋はどうか?

ヴィトンもゲーリー

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by 卓 坂牛

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ルイ・ヴィトン・エスパスからダイレクトメール。封を開けて知る次の展覧会はなんとフランク・0・ゲーリー。ついに3つのゲーリー展が都内で同時進行することになる。東京でこうならおそらく世界中で両手では数え切れないゲーリー展が行われているのだろう。一体どうやって誰がこれをマネージしているのだろうか?なんてことを心配するだけ野暮というものか?今年86歳を迎えるこの巨匠のエネルギーはどこから出てくるのだろうか?
スターアーキテクツの先頭を突っ走り世界中にゲーリーアイコンを作り始めた頃から少々彼の建築に嫌気がさしていたのだが、この最新作であるFOUNDTIION LOUIS VUITTONにはわずかな期待がある。形態的にはゲーリーアイコンを引きずっているのだが、今までのような彫刻的な硬さと閉鎖性がすっかり解き放たれて、開放感と透明性に満ちている。ゲーリーが昔建物に纏わせたチェーンリンクをMason Andrewsはシャドーストラクチャーと呼んで彼の重要な特徴とした。今彼はチェーンリンクを木とガラスに置き換えて透き通った表皮(クリアーストラクチャー)を纏わせている。
一人の建築家の一貫性を賞賛する必要はないがそこに通底する「纏う」というコンセプトには建築の本質的な意義があると思われる。というのも建築は服飾の延長だと私は常日頃思っているからである。服も纏うということを初期的な原理とするように建築も纏うものとしてデザインされ、構築され得ると思っている。それによって建築と人はインティミットな関係性を持ちうると思うのである。そういう関係性をゲーリーは40年前に産み初めて今また産み落としたのである。
リアルな体験をしていないので推量の域を出ないのだが、もしここに服を纏うような爽快感が流れているのであればそれは今までのアイコンゲーリーから出した今時の建築を実現していることになるのではなかろうか?