自律性建築再来か
記憶はイギリス経験論で重視された人間のメカニズムであり、これは自律性を旨とするカントのドイツ観念論の対極を行くという意味で他律の思想のキーワードである。。そこで自律性と他律性の話を言葉と建築の「記憶」の講義に滑り込ませ話をした。そして現在ソーシャルアーキテクチャーをはじめ建築は自律性のモダニズムから他律性に大きく振れてきたが今後どうなると思うかという問いを出したら先ほどまでの書き込みを見ると12人中3人が他律性のまま、4人が他律性と自律性の間を揺れ動く、そして5人が自律性に触れると書いていた。これは結構新鮮な若者の感覚であり面白かった。これは理科大特有だろうか?金曜日に芸大であなたのmy architectureを述べよという小レポートを書かせたら9割が社会、人々、環境と対話する建築を作りたいと書いているのとは対照的である。
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