Taku Sakaushi

Diary

校正

On March 2, 2010
by 卓 坂牛

メールやファックスで作品集原稿の校正を受領し、直しつつ、また自分の原稿に赤を入れ、その翻訳を修正する。原稿が混乱しないか心配。校正の確認のために電話。電話をするとつい話が脱線。なんとか明日中には最終稿がまとまると良いのだが。
時間がある時にちょくちょく手を入れている「建築の条件」を書き加える。今日はため込んだ資料をもとに一気に「日本と欧米の建築の男女性」を書きなぐる。あまり厳密性を気にせず(そんなことは後で考える)ストーリーをばあああと打ちまくる。一気に4000字程度打ちこんだ。正に打っただけだけれど、最初はこんなもんだろう。早くこの章を終わらせたいのだが、、、予定は一章2万字くらいなのだがどうもそこまで間が持たない。
明日の打ち合わせ資料の打ち合わせ。明日は塩山と竜王の2か所で打ち合わせである。ちょっとタフ。

駒ヶ根市

On March 1, 2010
by 卓 坂牛

長野県の駒ヶ根に北陸建築文化賞の現地審査に行った。東京から4時間かかる。長野は広い。駒ヶ根市は長野市よりはるかに東京に近いのだ時間は倍かかる。緯度で言えば甲府あたりなのだが、甲府から西に向かうと南アルプスにぶつかる。だから甲府から更に北へ北へ岡谷まで行き、そこから飯田線で南下する。中央アルプスのふもとである。駅で学会北陸支部のKさんと会い一休みして審査対象の施設に向かう。施設は県が作って社会福祉法人が運営している。僕も社会福祉法人の設計をやり始めているので、設計上の難しさや運営其の他いろい大変であることを少しは知っている。それをくぐりぬけよくできているなと感心した。4時間もかけて行くのはつらいと思っていたが、来てみると来てよかったと感じた。
じっくり見せてもらったので帰りは遅くなった。加えて強風で徐行運転。東京へ着いたのはかなり遅くなった。車中内田氏の『日本辺境論』を読み続けた。読み進むとなかなか複雑な気持ちにさせられた。昨日はあまり面白くないようなことを書いたが、確かに読み続けてもわくわくするような楽しさはない。でも考えさせられるというのは、こういう本を読んでもわくわくしない僕の鈍感さについてである。日本辺境とは日本は田舎の劣った国だと言っているようなものなのだが、それに対して「そうだね」とも「いや違う」ともそういう感情が全く湧かないのである。これは歴史音痴の典型なのかもしれない。しかしどうも僕には分厚い『昭和史』2巻を読んだ後も、『それでも日本人は「戦争」を選んだ』を読んだ時も面白いテレビドラマを見ているような感覚は起こるのだが、それが自分の国民としてのアイデンティティと連なるものとして見えてこないのである。いや責任逃れをするつもりはないし、むしろ政治的には戦争問題は積極的に頭を下げるべきだというのが僕のポジションだが、それと、自分のアイデンティティは全く別の問題であると感じてしまうのである。あまりうかつなことは言えないが、自分の中に一つの場所や都市や国という枠がはまることをリアルに受け取れないのである。

更生工事

On February 28, 2010
by 卓 坂牛

『日本辺境論』を読み始める。午後かみさんとジムへ行ってヨガをやる。受講者が結構多い。楽だからだろうか?ポイントは深い呼吸。これは体(心?)に良さそうである。帰宅後また辺境論を読み続ける。うーん新書大賞をもらうほど面白いだろうか?夕方マンションの理事会。遂に今年は排水管の更生工事を行う。排水管を取り替える(更新)のではなく、中の洗浄を行ったうえで、樹脂を噴霧してライニングするという工事である。こういうのは更正工事というのだそうだ。全体で1億を越える工事だから、見積もりをチェックするように理事長から依頼された。既に3社合い見積後にネゴッて安くなったものだから、もはやチェックのしようもないのだが、、、、

janaina

On February 28, 2010
by 卓 坂牛

午前中に伊藤君のオープンハウスに行く予定にしていたのだが、急用ができて行けなくなってしまった。それにしても2週連続オープンハウスとは恐れ入る。午後A0勉強会。本当にゆっくり進むけれど、こういう英語の読み方もいいものだ。夏には終わるかな?勉強会後、僕のポーとフォリオに載せるスチュワート氏のエッセイの日本語訳を読み合わせ。『言葉と建築』を一緒に監訳したH君が訳してくれている。彼は僕の数倍英語ができる(というか半分アメリカ人)。スチュワート氏の英語はとにかく難しいので僕では歯が立たない。僕が声を出して読みながら、分からない所を「分からない」と言うと彼はきちんと説明してくれる。そこで多少日本語をいじくる。一か所だけ彼にも分からない所があり、スチュワート氏に電話をして真意を尋ねる。なるほど、日本人にはピンとこないような、ブッシュやオバマの演説の常套句にひっかけた言葉だったりするわけだ。ラムズフェルドがイラク奇襲で使った‘Shock and Awe`なんていうことばでリーテムを説明されても日本人にはなかなか高級過ぎる表現である。終って研修生Janainaの送別会に駆けつける。彼女のソルボンヌでの修士論文のテーマを聞いたら、中世フランス文学だった。言語は古典フランス語。アーサー王が好きで中世文学に興味をもったようである。来年はスチュワート氏の薦めでサンパウロ大学に留学予定。是非ブラジルで再開したい。

信州一

On February 27, 2010
by 卓 坂牛

信州大学の(というか僕の研究室の)卒業設計と修士設計の講評ディスカッションの会をしたいと学生に言われた。名付けて「信州一」。まあやってみてもいいかなと思い。今日行った。東京から僕の事務所にいた中島壮君と、彼の芸大の後背で青木事務所にいた西澤徹夫君、僕の研究室OBの中尾君、研究生の武智君の4人をゲストにして一人20分かけて6人の作品を議論した。修士も学部もいっしょくたで行うところが面白い。議論を終えて、ゲスト一人二つずつ優秀作をあげてもらい、それをまた議論。最後二つに絞り投票を行った。一等は内堀の高層長屋、二等は小倉の廃墟だった。同時に学生の投票も行い、学生賞は西浦の屋根なみ。様々な視点が提示され、僕としてもとても刺激をもらう企画だった。来年も続けてみたい。帰りの電車で中島君、西澤君と建築談議に花が咲く。

吉本隆明1968

On February 25, 2010
by 卓 坂牛

今日は国立大学前期日程入試が行われる日である。建築学科の倍率は5倍と大きく。試験の監督も教員総出だった。午前中数学、午後物理。2時間ずつの試験が行われた。
試験後、昨日読み始めた『吉本隆明1968』を読み終えた。ところでタイトル中の1968とは著者である鹿島が大学に入学した年号である。そしてその年に改めて読みなおした吉本から受けた衝撃(それを鹿島は吉本の偉さと呼ぶのだが)がこの本の主題である。つまりこの本は単なる吉本の解説本ではなく、吉本の偉大さを現代人に分からせる本である。
その「偉さ」を一言で言えば、戦後のインテリ左派を徹底批判した冷徹な批評眼ということになる。しかしこう書いてもその「偉さ」は分かるまい。つまりインテリの条件のように存在した左の思想を鋭利な刃物で解剖出来たのが彼だけだったということである。敗戦、貧困日本においてインテリたちは、封建的泥臭い日本臭さを心の奥底に持ち合わせていたとしても、ひとまずそれを棚上げして、マルクスに溺れたのである。吉本が批判したのは、まさにこの「棚上げ」という事実である。そして棚上げされた泥臭い日本を象徴する大衆の存在を重視し、大衆から乖離する知識人を批判したのである。
さてこういわれると何かを思い出す。そう『生きられた家』における多木浩二の指摘である。大衆の家があり、知識人となった(本来が往々にして大衆なのだが)建築家がなんとか彼らを洗脳しようとするのだがそこには埋めきれない溝があるという指摘である。多木と吉本は同時代人として、かなりの共通感覚を持ち合わせていたと想像される。大衆の生活を飛び越えた戦後の欧米志向(それは政治的にであれ、建築的にであれ)への冷徹な批判精神を共有しているはずである。もちろんフランス哲学を追求し、徹底して日本的なものから遠ざかった多木と日本的泥臭さにへばりついた吉本とは大きな差があるものの、吉本的に言えば多木の強烈なヨーロッパ志向は内在する日本的封建制の逆説的表出なのかもしれない。
ところで鹿島によれば吉本時代の知識人をその出自によって分類することに意味があると言う。それは大きく3つあり、地方の富裕(インテリ)階級、都会の中産階級、そして都会の富裕(インテリ)階級である。このマトリクスだと地方の中産階級というのもあるのだがその階級出身者は当時は大学へ進むことなどなかったと言う。そしてこれら3つの内、最初の二つの出身者はインテリとしての欧米性を志向しながら日本性(日本的土俗性や封建性)を内在させ、それを抑圧しながら生きている。鹿島はこれを半日本人と呼ぶ。一方3つ目の分類類ら出てくるものは往々にしてその環境が既に日本性を捨象しており、インテリとしての欧米性に充溢している。鹿島はこ子から生まれた人種を無日本人と呼んでいる。この分類は少々血液型的いい加減さも孕んでいるが、建築家にあてはめてみても面白い。例えば無日本人の典型は磯崎であり、半日本人のそれは篠原というのはどうだろうか。二人はどちらも地方の富裕層出身であり鹿島の分析では両方とも半日本人と成りそうなものだが、磯崎は徹底してその日本性を殺した。一方篠原は日本の伝統を出発点とした。もちろんそれは日本を消していくための出発点であり、伝統的な建築を作るための出発点ではなかったのだが。しかしそれでも彼に内在する日本性はその日本性を消すという行為が強くなればなるほど目立つように思われる。彼が刺身を嫌い、ワインを好み、ダンディにふるまっていても、やはり酔えば昔はバケツで日本酒を飲んだという日本性がぽろりと顔を出す。
吉本1924生まれの半日本人、篠原1925生まれの半日本人、多木1928生まれの無日本人、磯崎1931生まれの無日本人。篠原が生前対談の相手に吉本の名をあげたことを思い出す。ブルデュー的分析をしてみたくなるサンプルである。

今村君の集合住宅

On February 24, 2010
by 卓 坂牛

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なんとかやりくりして午前中に今村創平君の集合住宅を見に行った。オープンハウスの日には行けず、別途案内していただいた。大井町の小住宅が密集する旗竿敷地に4階建ての打ち放しが建っていた。最初に窓先空地の説明を受けた。それを聞くだけでこの計画の法的制限の厳しさがよく分かる。続いて施工のために隣地を借りたことを聞いた。前面道路が細すぎて使いもにならない条件下での施工の厳しさがよく分かった。施工はコンクリートで有名な前川建設。見事な出来である。中に入るとメゾネット、3層メゾネットなど構成が多彩である。奇をてらわず、生活に密着した好感の持てる建物だった。
午後事務所で打ち合わせ。出版社と打ち合わせ。今週で研修を終えるjanainaとインターンシップ修了の書類作成。そして30分ほどトーク。研修の感想を聞くと、もう少し僕と話をする時間が欲しかった、、けどとても面白かったとのこと。ポートフォリオにサインをして渡した。
久しぶりに鈴新で夕食。店に入るなり、僕のブログの話題。読んでいただき恥ずかしいやら嬉しいやら。ゆっくり夕食をとったからか、東京駅に着くとアサマが出たばかり。40分あるので丸善に寄る。『新書大賞』が出ていた。めくると昨年の新書ベスト20と識者30人の一押し新書が掲載されていた。ベスト20は、書店員、書評家、編集長、新聞記者など計52名の投票によるもの。20のうちじぶんの読んだ本を探す。3位に『音楽の聴き方』、9位に『日本の難点』、14位に『コミュニティを問いなおす』、20位に『ヤンキー進化論』を発見。因みに1位は内田樹の『日本辺境論』である。さて30人の識者の選ぶ一押しで2冊が二人以上の一押しになっていた。一冊は内田の『日本辺境論』で、今谷明、加藤典洋が推している。もう一冊は鹿島茂『吉本隆明1968』でこちらは何と竹内洋、大澤真幸、鷲尾賢也、3人の一押しであった。因みに僕の一押しは岡田暁生『音楽の聴き方』でありファンである井上章一が一押しにしていた。思わずニンマリ。この本の編集をした中公新書編集長である松室氏の年賀状の言葉「この本を最後に単行本に移った。未だやれることはありそうだ」からこの本へかけたものを感じた。さて、一押しだからではなく、推しているのが加藤、大澤、竹内など、好きな識者なので、『日本辺境論』と『吉本隆明1968』を買ってアサマに乗り吉本から読み始めた。なるほどこれは分かりやすい。初めて吉本が本当に分かりそうである。

合同セッション

On February 24, 2010
by 卓 坂牛

午前中のテレビ会議に出てから東京へ。車中印象派の本を読み続ける。重い荷物を一度家に置いてから、事務所へ。30分ほど打ち合わせをしてから金箱事務所へ向かう。長野の事務所スタッフと体育館コンペの構造打ち合わせ、もう少し時間をかけたいところだが、もうひとつ別件の打ち合わせがあり1時間で終わらせ、次の甲府の住宅の打ち合わせ。全体概要を説明したところで、残りはスタッフのT君に委ねて、渋谷へ向かう。東大、東工大、芸大三大学合同の修士論文、設計の公開ディスカッション。ちょっと面白い企画。芸大は構造金田研の家具的スケールの2作品。東工大は八木研の都市的論文と設計。東大はフラーと妹島論。これに対して、ゲストは建築家、アートディレクター、ファッションデザイナー、アーティスト、映像作家。発表内容の幅も、講評者の幅もかなり広い。これで横断的な議論をしようと言うのもかなり無理がある。全体を串刺ししようとすれば何かを捨象せざるを得ないわけで、こういう場合は徹底して局所的な議論の集積をしないと発表者がかわいそうである。妹島論は篠原、坂本、伊東とつらなる日本の屋台骨のような建築家の生血を吸って生まれた妹島和世を浮き上がらせた。もう少し突っ込んだ議論をしたいところだったが、なかなかディテールの話ができる状態でもなく、10秒で雑感を話、終わってしまい残念だった。またの機会にぜひ話してみたい。東工大は都市的なセンスと言っても少し概念的過ぎる。もう少し個人の実感として語っていかないと。芸大の形の習作はどう建築へ展開するのかがまだ見えない。いずれにしても時間が足りないというのが正直な感想である。
会場は満員で入れない人が数十人いたようだ。信大からも二人やってきていた。何とかは入れてよかった。ゲストの建築家である松原慈と有山宙が「先生覚えていますか」と言うので驚いた。なんと1999年に東大で最初に講義をした時の学生だった。そうかもう10年たつわけだ。彼らがもういっぱしの建築家になっているのが驚きである。松原はバラガンに感動して建築を始めたとレポートに書いてあったのを今でも覚えている。懐かしい。あれからバートレットに行ったという。相変わらず元気はつらつで頼もしい。

ファッションと絵画

On February 22, 2010
by 卓 坂牛

週明けにやらねばとメモっておいた雑用をこなす。こういう時は「一番いやなことからやれ」とものの本には書いてある。嫌なことが先に終わると気分が晴れて次が効率的に運ぶからだそうだ。もちろんそれで問題のすべてが解決するとは限らない、相手から投げられた問題は打ち返してもたいてい打ち返される。しかし返しておくことが重要である。空振りは禁物。そうやって8つくらいの球を打ち終えて昼食。午後昨晩読みかけの深井晃子『ファッションから名画を読む』php新書2009を読む。服飾にもロココから新古典への移行があったことを知る。煌びやかなマリーアントワネットの肖像(例えばルブランのそれ1783)からダヴィッドの『レカミエ夫人』(1801)などの質素なドレスへの変化があった。素材は絹から木綿である。やはり建築とファッションには相同性がある。金があれば服も建築も派手になるし、無ければ質素になる。当たり前のことである。更に印象派の時代になると肖像画はモードの担い手でもあるという記述が目を引く。ルノワールはウォルトからポワレまで描き続けたようだ。ファッションとアートはこの頃から密接な関係を持ったようだ。会議を挟んで、フィリップ・フック(Hook, P)中山ゆかり訳『印象派はこうして世界を征服した』白水社(2009)2009を読む。ルノワールが密接に当時の社会状況(モード)に関連しながら自らを売り込んでいったように、近代の画家たちには(それ以前のパトロンのもとで絵を描くのとはわけが違い)絵画を売りこむ方法と市場が必要であった。画家のニーズは市場を整備する画商を生む。ポール・デュラン=リュエルなる名前が登場する。近代芸術(絵が売れる仕組み作り)がここに始まるようである。

中国開平

On February 21, 2010
by 卓 坂牛

中国広東省開平には現在1800余りの4~5階建の鉄筋コンクリートの楼閣が立ち並ぶ。作られたのは1900年から1930年頃のことだという。客家と本地人の争いでアメリカに移住した華僑が排華制作で中国に戻り、稼いだ金で作られたという。もともとは盗賊から身を守る避難所であったが徐々にその性格も消え、欧米文化への憧れの形態化ともなった。中国の自然な村の中に突如現れたる、西洋様式建築のボキャブラリーが実に奇妙なプロポーションと組み合わせで結実したこの楼閣は謎である。2007年に世界遺産に登録されテレビで放映されていた。日本でいう開智学校のような西洋を模した日本建築:擬洋風建築と呼ばれる西洋への憧れに類似する。もちろんその一つ一つの建築も謎であるが、それが1000以上も並んでいる都市の姿はさぞかし不気味であろう。一度見に行きたいものである。

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