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Dec 2005

レポートチェック

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by 卓 坂牛

製図の授業を終えて、学食で夕食、ネット上に提出された学部生のレポートだけでもチェックコメントを書いて、新幹線に飛び乗り、帰宅、シャワーを浴びて、院生のレポートチェック。学部生は少し文章が書けるようになってきた。院生のレポートは今回は凡庸。アマゾンに頼んでいた、宮台真司、鈴木謙介、盛山和夫の本が届いていた。まとめて一気に読んでしまおう。

水曜日の夜は忙しい

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by 卓 坂牛

後期に入ると私が東京に居る日が減った。どうも月火はつかまらない。木の夜は長野に行ってしまうし、金の夜東京に帰るのは遅い。それを察知しはじめた私の知り合いは水曜の夜狙い打ちで予約をしてくる。しかしこちらも水曜木曜でなんとかスタッフとの打ちあわせはしたいのである。
午前中大学院の空間設計の授業、今日のテーマはnatureちょっと重い。午後文部科学省に出す書類を諸先生達と作成。3時53分の新幹線で東京へ。社内では東浩紀の新刊を読む。面白い。その中に紹介されている社会学者の本を買いに丸善に寄りたいところだが、そんな時間はないので事務所へ直行。雑務をこなし7時に来た井上さんと打ち合わせ。8時30分に失礼し、会食。

研究室のファンヒーター

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by 卓 坂牛

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先日リンナイのガスファンヒーターをネットで買いました。学生部屋のために買ったのだけれど、自分の部屋が一人で寒くなってきたので学生部屋から頂いてきてしまった(ゴメン)。4万以上するのがネットで1万3千円くらいで大変お買い得。しかし安いだけあってこれがすごいデザインなのである。大型ランチボックスのような形の上色はマンゴ色である。驚き。

長野は大雪

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by 卓 坂牛

朝研究室に来たとき(7時半)は普通に曇りだったのに会議が始まる9時には10メートル先が見えないほどの大雪。それが11時くらいにはもうやんでいた。そして昼間は晴れ。どうも今晩も降るらしい。会議の時に「坂牛先生始めての雪ですね」と言われ「はい」と返事をした。とにかくただびっくりしてしまった。
今日は会議の後そのまま次の打ち合わせに突入し、朝から夜までご飯食べられなかった。さあて、これから授業の要約作ったり、会議の資料作ったり。もう少しやることはあるなあ。

ドイツ写真の現在は必見

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by 卓 坂牛

昨日レクチャー終わって谷川先生たちとご飯食べたときの話題で杉本博司の写真が登場。谷川先生はあれは「劇場でシャッター2時間開けっ放しという技を思いついただけ」なんて割と冷めていたのだが、勝谷さんなんかは、あれはすごいというのでじゃあちょっと見てくるかと、どうせなら近代美術館でやっているドイツの写真とザンダー展も見てこようと、朝一で竹橋へ。
なんといってもティルマンスが目玉と意気込んでいったのですが、気持ち悪いほど圧倒されたのはAndreas Gursky でした。デュッセルドルフ芸術アカデミー卒だからベッヒャーと同窓。15くらい若いけれど。ガスルキーの写真は香港証券取引所と称してそこに見事に並んだ机で同じユニフォームでコンピューターを睨む証券マン500人。あるいはアメリカの牧場を高さ100メートルくらいからやや斜めに見下ろす。グリッド状に柵が作られておりその中に見える馬の数約一万頭である。
つまりはその量に訴えている。数学的崇高さと言ってもいいかもしれないその訴求力は問答無用である。もちろん現物のその画面の大きさもすごい。一つの写真の大きさが2メートル×3メートルくらいある。
昨日の話で言えばこれはもちろん圧倒的な視覚性に訴えているのでる。一方ティルマンスは日常派であり、日常の風景。ペットボトルの水、隣であくびしている兄ちゃんなどなど。写真の大きさも大きくてA1小さいのはキャビネである。
Thomas Demandoはまるで安村崇のようである日常の解像度の高い切り取りで、輪郭はシャープだがその内側はきわめて平面的でポスターカラーで塗りつぶしたようである。HansーChristian Schinkも土木的規模の物の形の力に訴えている。とても視覚的である。
昨日の話でなぞらえて言えば、日常的な視覚性の力に期待したいところだが、今日の作品で見る限り、崇高的な形や現象の方が強度ありというところなのである。
さてその足で六本木に行き杉本博司を見た。この人はとても分かりやすい人でテーマを決めたらそれで何十年も追い詰めるのである。多分皆さんもそういうと思うけれど、見た中ではseascapeという世界の海をとった写真がいい。何十年もとっているから同じような写真がたくさんある。そしてそれが真っ暗な部屋に水墨画のように飾られ池田亮司の音楽が流れる。この総合性と量である。
やはり量である。まいったな今日は。非日常性や量にやられてしまった。

BOSEのラジカセを買いました

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by 卓 坂牛

boseのラジカセ買って研究室に置いてみた。すごくいい音。とても気に入った。boseの特徴は間接音を計算して作っているということなんだそうで。あまりオーディオのことは知りませんが、すごいものだ。朝7時頃研究室に来てこのラジカセで最新のチルアウトの曲聴いていたら、そのまま深い眠りに入りそうだった。

夢で怒られた

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by 卓 坂牛

昨晩は『SD2005』の打ち上げをホタルイカで行いました。
http://www.ofda.jp/sakaushi/works/type/04commercial_facility/01/index.html
鹿島の久保田さん、打海さん、ナンジョウアンド アソシエイツの長田さん柴田さん、乾建築設計事務所の乾さん加藤イオさん、青山秀樹さんと久しぶりにここのイタリア料理を頂きました。久保田さんは風邪で声が出ず、苦しんでいました。長田さんからは最近行かれたという青木さんの青森の美術館が新品なのに新品に見えないところがすごいと言うのを聞いてとても興味が沸きました。今度行ってみよう。両親の故郷でもあるし。乾さんは初めてお会いしましたがいろいろなことを噛みしめながら理解されているところがとてもチャーミングです。
一足先に帰り最終で長野に来ました。どういうわけか建築のことをいろいろ考えて寝たせいか、夢にワークステーションの高橋晶子さんが出てきて「坂牛君、ビタミン速度が足りないよ」と言われモット速度、と怒られているのでした。因みにこの速度については2日前の大学院の授業でサンテリアの話しになってモダニズムの教義に速度を取り込んだのは未来派だけだし、それは現代ヴィリリオが理論家しているなんて話しをした後だったのでした。
うーん速度が足りないか?

無題

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by 卓 坂牛

水曜の午後は授業が終わり次第なるべく早く東京に戻り、皆と打ち合わせ。4時ころから、木からsuの一年め検査の結果を聞き、saの色の話。5時から、中、有とreのお金、スリム案の検討。6時から新たなsaプロジェクトについて大、加のタッグチームと打ち合わせ、これまでの経緯を説明。7時からi井とfuの案の検討。人と会う約束をしているので、8時に帰った。
suでは北向きトップライトの熱さ対策を考える。saの色は黒の外壁をクライアントが難色を示している。別に黒にこだわっているわけではないので、今度の定例に事例をみせることとする。reでは基本設計見積もりでお金を詰めるという今までないやりかたをしている。スペックダウンはもとより、形をスリムにすることで少しいい方向に動いている。しかし為替レートが効くということを始めて経験する。初めての国外プロジェクトだけにがんばりたい。新たなsaは2棟だて3世代住宅ということもあり担当者も二人というこれも新たなやり方である。うまくいくであろう。fuは坪60万の木造住宅で、これも僕としてははじめてのローコスト住宅である。