梅雨明け
やっと梅雨明けの気配。爽やかな風が流れている。11時。青弓社の矢野さんが来社。図版の本と共に原稿のフロッピーお渡しする。ああのどにつっかえていたものが一つ取れた。中国行く前に渡せた。ほっとする。10月頭には出版ということなので。後期の院生の教科書にしようかな?
午後は大武と某プロジェクトのネゴの作戦会議。その後論文書き。論文は現在、構築性の歴史。テクトニックカルチャーを広げる。この本ほど何度も読んだ本は無いなあ。3回は真剣に読んでいる。しかしそれでもちょっと分からんところがある。建築における正しさ、正直さのようなものがテクトニクスに繋がるという話。それに対して建築を覆い尽くす虚偽性の骨頂がディズニーランド。岩波新書『聖地ディズニーランド』をぺらぺらめくる。ちょっと旧い新書は最近アマゾンの古本で100円しない。送料が300円くらいかかるけれど。
例の会
午前中原美術館。帰宅後仕事。夕刻例の会(坂本研ob会)。今日は余り人が居ない。僕も忙しくて行くかどうか迷ったが、地下鉄で一本だし、この間のオープンハウスに坂本先生も来ていただいているのにこちらは行かないわけにも行かない。仕事の続きを電車の中で生き返りワープロ打ちまくり。結構進むものだ。久しぶりに岩岡さんに会う。長野出身の人には最近親近感が湧く。石黒さんがクライアントの執拗な攻撃にあっていると嘆く。同情してしまう。更田氏がコンペの敷地を見てきたという。沢山の応募期待してます。若松に会う。オープンデスクの学生にアパートまで便宜を図っていただいたお礼をする。しかし思っていたのとは違い、かなり狭い場所のようである。うちの学生二人住めるのだろうか???ロー君にあう。1日から上海行くといったら、彼も2日から上海だそうだ3日の夜向こうで会おうということになる。ナントかれは日建の中国現地法人の社長になっていた。すごいものだ。鈴木明氏に会う。成分先生のこと言い忘れた。小川君にこの間の御礼をする。講評会のコメント自分のだけ長いと照れていた。などなど。今日は2次会に行く元気が無く退散。
納涼会したら梅雨明け?
一昨日の納涼会で飲みすぎて倒れてしまった斉藤君が朝から日直でお掃除電話番をきちんとしている。うんえらい(もちろん体調は最悪だったようだが)。ナカジも11時の打ち合わせに無事行ったようである。昔は心配される方だったが今は心配する方になってしまった。
今日もアスクルの整理棚が届けられる。それらを使って身の回りの整理。机回りの本や雑誌やcd、抜き刷りなど自分の書いたものや作ったものが載ったもの。やっときれいに片付いた。
2時に来る見積が来ない。どうしてこういうものを平気で守らないのだろうか?僕には理解できない。
天気は蒸し暑いがそろそろ梅雨明けだろうか
掃除と納涼
午後から事務所の中掃除。一年に一度の大掃除では追いつかない。特に模型室は嵐の後のようになっている。しかし次の日が打ち合わせ、現説、などなど皆忙しい。暇なのは、僕と、木島さんと柴田君、渡辺さんくらい。
7時からは事務所の納涼会+柴田君独立おめでとう会。近くの炙り焼きのお店で盛り上がる。伊藤君のコンペを手伝った理科大の学生さんも沢山やってきた。
7時から1時くらいまで同じ場所でよくしゃべった。柴田君、事務所の3番目の古株。頑張って。斉藤君は飲みすぎて倒れた。明日打ち合わせのナカジは大丈夫かな?結構飲んでいたが。加藤さんは1時からまた仕事をしに事務所に戻って行った。
車のような建築
うそのような快晴。数日前に今日予定していた補修工事を雨が降るといやなので延期していた。行いが悪いとは思わないのだが。まあ天気ばかりはくじを引くようなものだから仕方ない。夕刻人と会うため六本木へ。青山ブックセンターに立ち寄ったら、un studioのbenz museumの本があった。三つの輪を組み合わせたような平面で外観は自動車のようである。僕はこのフォルムがとても気に入った。建築見てそんな風に思うのも久しぶりでそういうことに深い意味はないのだが久しぶりなので購入した。車の形を模しているのだろう。なんとなく流線型だけど車のように美しいわけでもない、潰れたおなべのような形である。でもだからどうだというわけでもない。
先日建築を考える気力が失せて、読売新聞社編の『トヨタ伝』というトヨタの歴史を書いた文庫本を新幹線で読んでいた。企業史だから車のデザインのことが書いてある訳ではないし、トヨタという会社はホンダと違ってオタクな会社ではない。だからデザイン的にどうだということは無い。でも車と建築の類似性と差異を考えさせられた。あたりまえだけど車は大量生産で建築は一品生産。この差はきっと建築の本質なのだろうと思う。大量生産を標榜した前世紀初頭の夢は夢でしかない。
透明
論文は今スケルトンの部分を書いている。あっちでもこっちでも時間があると書いている。資料を広げて煮詰めているような悠長な書き方はできない。全体の章割はできているから、章毎に目次立てを決めたらひたすらしゃべるように書く(打つ)参考文献が必要なところは○○についてのデーターとか意見とか書いて次へ進む。註も図版も全部後回し。ひたすらストーリーを書く。
スケルトンでは透明材料の技術的進歩について資料が必要。丸善でプラスチックの技術進歩の本を購入。なんで昨今透明プラスティックの開発が飛躍的に進んでいるかが書いてある。その答えは光技術の進歩と連動しているとのこと。なるほどと思った。ポリカだって昔はすぐ白濁したものだが昨今それが無くなったのはそれと無縁ではないだろう。ミースの本も何冊か買う。久しぶりに建築の本を購入した。
届かないデーター
昨日は朝一で長野、車窓から見えるものは雨、雨、雨。もううんざりである。午前中会議。午後仕事いろいろ。昨年度の自分の仕事を集約するペーパーチェックが回ってきてびっくり。自分のものがごっそり何も無い。驚き。学科のまとめ役に送ったデーターが学部のまとめ役のところに回る仕組みだがどこかで落っこちたのだろう。こわいなあデーター輸送。送ったつもりのメールが届かなかったり、もらってるはずのメールが無かったり。郵便屋さんは時間がかかっても確実に届いた(少なくとも僕の場合)。しかしメールの届かなさは郵便の比ではない。セキュリティが問題なのだろうが。これからはメール送った後に電話しないとならない。何のためのメールやら。とほほ。
気分転換
朝コンピューターが起動しない。まったくvaioは粗悪品が多い。事務所に別のノートをとりに行く。戻って来たらvaioが起動した。気ままなパソコンだ。参考文献をいくつか読み直し、原稿の随所の確認をして推敲。ひととおりやったので今日はもう終わり。午後小川君から一昨日の講評会の小川賞の講評が届く。丁寧な講評に感謝。
夕刻ジョギング。女子医大まで往復。15分くらいで往復できる。入院するならここがいい。おっと慶応も近い。どっちが近いのだろうか?
夕方部活から娘が帰る。気分転換に家族で外食。新宿の車屋で肉を食べた。少し気分転換。昔ロサンゼルスで知り合ったお金持ちが、気分が滅入ったら美味しいものを食べるに限るわよと言っていた。そうかもしれない。