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Apr 2014

「きてる」じゃなくて「きそう」を考えないと

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by 卓 坂牛

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武道館で入学式をしてその後神楽坂の教室で父母懇談会まで時間があったので博報堂ブランドデザイン編『思考停止ワード44』2013アスキー新書をルノワールで読んでいたら眠ってしまった。
この本は、この言葉を発するとそれで皆が納得した気になって思考が止まるという言葉を44選んだものである。それぞれその通りと思うことが多い。
たとえば「きてる」という言葉がある。それは今ブームであるというような意味であるが、この言葉一つでプロポの案が決まったりするらしい、加えて顧客側も「きてるね」でその案を受け入れたりするそうだ。しかし今「きている」ものは明日駄目になるかもしれないと著者は言う。必要なのは「きてる」ではなくて「きそう」だろうと。これは建築でもそうだ。やたら学生は流行の雑誌を見ては「きてる」デザインをぱくるのだがそれではダメだ。「きそう」を考える習慣をつけないと。

写真史

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by 卓 坂牛

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島原学『日本写真史』(上)(下)中公新書2013を読んだ。これほど手ごろで、きちんとした日本の写真通史は余りないと思う。幕末から3.11までカバーされており、トータルな理解が可能である。写真はアートではあるけれど、被写体が存在しているということがその性質を大きく規定している。つまり、
写真史=歴史であることがよく分かる。

千重咲きの椿に魅入る

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by 卓 坂牛

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建築の規則英語サマリーを作るべく先ずは日本語サマリーを執筆中。英訳を前提に日本語サマリーを作ると元の文章の論理的な不明快さに呆れる。事務所に寄ってから大学へ向かう。途中四ツ谷駅傍に千重(せんえ)咲の椿を発見。魅入る。大学はまだ学生もちらほら。今年も金町と神楽をまたにかけての活動でなんともnomadだけどしかたない。

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by 卓 坂牛

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午後配偶者の姉が奏でる琴を聴きに国立劇場に来た。この劇場自転車でよく前も後ろも通るのだが、中へ入るのは初めてである。いかに日本の古典芸能を見ていないかがよく分かる。というわけで初国立劇場を楽しんだ。琴をこうして劇場で聴くのはなんと2回目。高校時代谷﨑潤一郎の春琴抄を訳も分からず見に行きその時琴の調べに酔った記憶がある。琴も古典の曲から現代曲まであり、現代のものはミニマルミュージックのようでもある。音自体に古典性があるわけではないのだから当然だが、、、

神楽坂は楽しい街

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by 卓 坂牛

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夕方神楽坂で工学部二部建築学科新入生のガイダンスを行った。階段教室に80名の学生を迎えて教員紹介、主任のあいさつ、教務幹事のあいさつを行った。これから4年間すくすくと育ってもらいたい。ガイダンス後配偶者と神楽坂で用事をこなしてぶらぶらする。われわれが住んでいる荒木町もいいけれど神楽坂も楽しい街である。素敵なお店を見るとふらりと入ってみたくなる。

神宮前樋口

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by 卓 坂牛

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夜クライアント夫婦にご招待いただいた和食屋さんは素敵だった。料理は本場京都でもこれだけの味は滅多にないのではと(そんな食べたことないけれど)思わせる美味しさ。お酒も品揃えが素晴らししい。スタッフ+夫婦で呼んでいただき感謝です。ありがとうございました。

漆喰引きずり押え

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by 卓 坂牛

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施主打ち合わせ7時から始まり9時半修了。さあ実施アップまで一か月。
今回初めて使う材料として漆喰引きずり押えというものがある。ちょっと楽しみな材料である。和室と厨房は壁も天井もこれで作ってみようと思っている

マンハッタン自転車事情

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by 卓 坂牛

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マンハッタンなんて自転車で動き回るには丁度いい大きさだよなと思っていたらやはりありますね自転車レーン。もちろんマンハッタン全体にはないけれど、ここチェルシーにはかなり大きなレーンがとってあった。どういう経緯でできたかはちょっと調べてみたいところである。そしてもちろんレンタバイクもある。借方は事前登録など不要でクレジットカードを切れば後はここから取り出し、マンハッタン中にあるステーションのどこにかえしてもOKである。お金は1~2時間で10ドルくらいだったような。

creationとmature

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by 卓 坂牛

一昨日(になるのかな)ニューヨークで話をしていたJS(japanSociety)のの芸術監督である友人の仕事は日本のアーティストをNYCに呼ぶことである。ここに呼ばれるということはそれだけで日本のアーティストが世界で認められる第一歩でもある。ここ5年で呼んだ人のリストを見せてもらった。それはそれは凄い顔ぶれである。人間国宝もほとんどno gurannteeで来る場所である。が、僕がとても押すダンサーは未だ呼ばれていない。呼んだら?と言うとステージ部門でNYCで200人客を集められない人は呼ば(べ)ないと言う。なるほど。でもそうすと勢いメジャーアーティストになる。それって結局結果が分かっているアーティストではないか?そういうのをJS(NPO)ば呼ぶ意味があるのか?水戸黄門みたいなものを見て楽しいか?という疑問になる。僕にとっては少し????である。とはいっても彼女が呼んでいるアーティストでもっとも水戸黄門的なのでも坂本龍一くらいなのではあるが。
これはかなり激論になった。to make a long story short 彼女は何時までも同じことをやり続けながら少しずつ変化する年寄にもcreativityがあると言う。僕はちょっと違うと思う。creationとは若い細胞にあたえられた特権である。だから古い細胞がのろのろやっていることはcreationではなくてmatureなのである。もちろんmatureとcreationを同列の価値基準で語るものではないが。
JSが円楽を呼び、萬斎を呼ぶならばそれはそれでよい。でもはっきりとした基準を提示するべきだと僕は思う。それはもちろんJSだけではなく、建築を含めたアートのクリティーク、ジャーナリズムも心得ておくべきことではなかろうか。

ニュヨークを走り抜け飛行機へ

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by 卓 坂牛

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昨晩友人から聞いた見るべき場所を夜中メモった。飛行機に乗るまでの時間でどこまで見られるか。9時にホテルをチェックアウトして、地下鉄を乗り継ぎチェルシーに行ってMPD(meat packing district)なる昔の食肉工場を改装してフードコートやブティックがならぶ中を走り抜け、ハイラインに上る。ここは思った以上にいいものである。その後北上してリンカーンセンターン回りのスコフィールドが増改築した広場でハンバーグを食べる。タクシーでセントラルパークを東に横切り地下鉄で北上。月曜は美術館がだいたいしまっているのだが数少なく開いているグッゲンハイムへ。ここではCarrie Mae Weemsの写真展が行われている。友人が見逃すなというので来てみた。写真にテキストを重ねたナラティブな表現が思いのほか刺激的だった。3ブロックダウンしてノイエ・ギャラリ―に行く。ここはドイツ、オーストリアアートが中心。ナチ時代の反モダニズムアートの展覧会(Degenerate Art)が行われている。小さなお家がギャラリーになっていて快適。
地下鉄でダウンしてホテル近くでビュッフェサラダをかきこみホテルで荷物をとってシャトルへ。いやー4キロくらい走っただろうか。いいエクササイズでした。