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Feb 2016

川崎小屋

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by 卓 坂牛

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昼、TSUTAYAのスタバでサンドイッチを食み、大室君たちが企画した川崎長太郎フェアを覗く。川崎長太郎はいろいろな人に影響を与えた(知る人ぞ知る)小説家であり、私も大室くんや佐河君に聞いて興味が湧いてやってきた。そのフェアに並ぶ、つげ義春、平出隆、もちろん川崎長太郎、そして彼が晩年住んでいたと言われる小屋の模型(大室くん作成)などをどさっと買い込んだ。すでに何軒か売約済(青木淳さん、橋本純さんなどの名前が見える)。クソ忙しくて面白そうな本をいつ読めるのか分からないが(明日の富士吉田のバスの行き帰りあるいは週末の機内となるでしょうか????)帰ろうと外に出ると川尻さんと遭遇。「今日は休みをとったのですよ」と言っていた。本屋さんが休みをとって本屋さんに来るって病気と思ったが、建築家も休みとって建築を見に行くのだからこっちも病気??

心の支え

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by 卓 坂牛

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助手の佐河君が昨年の皆川明の展覧会の時にメモった皆川の言葉を送ってくれた。こんな気持ちで建築を作るといいものができそうだという。全く100%そう思う。思わず鳥肌がたち目頭が熱くなり心が燃える。今年一年の心の支えにしようと思うし、事務所の、研究室の片隅に貼っておきたい。

昨日のオープンハウス

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by 卓 坂牛

昨日坂牛研究室で改修計画をした五反田のスタジオが竣工致しオープンハウスを行った。アルミホイル天井、和紙サラダオイル仕上げなどローコスト、日常素材の転用を試みた。(品川区西五反田2 丁目1 7 – 8 管野ビル3 階)。高橋堅さんに大変共感いただいた。ありがたい。
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京都で思う

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by 卓 坂牛

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新幹線の中で昨晩の配偶者との会話を思い出す。性格温和な配偶者が教え子のことで珍しく少々剣幕。理由は「教えてもなおらない問題」である。
あれあれそんなの僕なんかしょっちゅうである。それもそんな難しいことを要求しているわけではない。「線を真っ直ぐ引け、字を綺麗に書け」だけである。それができないのは「俺の教え方が悪いのかお前のやる気がないのか。二つに一つ。間はない」と怒る。それでも治らないのである。自戒を込めて言うけれど、やる気があってできないことなんて世の中にそう沢山あるわけではない。
京都に着いて桂まで乗り継ぐ。そこからタクシー。京都のタクシーの運転手さんが、やっと中国の人がいなくなったとほっとした表情だったので思わず言った。日本人も30年前は世界の嫌われ者だったのだよと。84年にバーゼルの事務所で働いているたころ、週末になるとよくツェルマットに行ったらとからかわれた。当時ツェルマットは日本人御用達のツーリストプレースであり、ちょうどその頃日本人お断りのホテルが続出していたのである。「マナーが悪い」がその理由である。もちろん僕はそういう観光地に行かなかったがその理由の半分は恥ずかしかったからである。きっと今の中国の若い人にもそういう感覚の人がいるのだろうと思う。
京都大学桂キャンバス着いて最初に感じたのは「理科大みたい」打ち放しコンクリートとレンガタイル、リン酸処理したスチールサッシュ。聞いたら基本設計日建。担当は京大OBのKさん。理科大と同じ設計者。同じ風になるのは必然。

コンディション

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by 卓 坂牛

12764785_957159301042434_9045411025491278493_o.jpgコンペ今朝やっと出した。そのあとオープンハウス。袴田さん、本田、岡崎、松浦、中東、京谷、高橋堅さん、森さん、塩入、長田、中川、山下、伊丹、増田、鈴木、武田さん、安森さん、塩ちゃん、宮さん、木島さん、高塚夫婦、竹内親子、他たくさんの方においでいただいた。少しいてすぐに帰ろうと思ったけれど話しこんで気付いたら5時。
コンペの最後は体のコンディションが悪くなるので、さっきまでジムでゆっくり長く走る。体重増えているのだが、体脂肪は下がっている?

一面的

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by 卓 坂牛

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京都大学桂キャンパスに初めて来た。京都駅から結構遠い。煉瓦タイルと打ち放しのコンビネーションは理科大を彷彿とさせる。京都への車中で『東京2005—ポスト五輪の都市戦略』市川宏雄東洋経済新報社2015と『現代思想』2016年1月号見田宗介特集を読む。前者の著者は森記念財団都市戦略研究所の理事である。論調は東京を世界都市の中で順位づて(上位に登場するのはニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、香港などである)そのトップであることの戦略と方法を問うている。トップであるために起こるであろうダウンサイドに全く無頓着なこの論調に少々疑問。一方現代思想の見田宗介と加藤典洋の対談を読むと見田の『現代社会の理論』が加藤の見田との出会いでありその時に感じたのは見田が当時(1996)において情報化消費社会の光と闇の双方を相対化していたという点だったという。恐らく社会を語る上で一方的な視点はあり得ない。言えばこの東京論者の視点はあり得ない。デベロッパーの作る都市戦略研究所などやはりあてにならない。

Sci Arc

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by 卓 坂牛

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SCI-ARC( Southern California Institute of Architecture 南カリフォルニア建築学校)の2014~2015のView bookが部屋の片隅から出てきた。いつ誰からもらったのか買ったのか忘れた。サイアークはMITのファブラボをはじめ世界のファブラボの一つと先日バルセロナのファブラボであるIAAC(International Advanced Architecture of Cataluna)のディレクターが言っていた。要は設計から施工まで徹底してコンピューターを使い、そして今までできなかったような不定形な形を建築デザインのボキャブラリーとするあるいはそのような形だから可能なプロダクトやインダストリアルデザインの領域に制作の範囲を拡張しようとしている。3Dプリンターが普通にそのへんで買える時代である。小学生の工作が普通に建築となる時代も間近かもしれない。

あと少し

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by 卓 坂牛

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コンペも佳境。あと少し。3D画像が立ち上がり、これを水彩で仕上げる。これからはしばらくこれでしょうか?

建築雑誌展

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by 卓 坂牛

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建築雑誌展という展覧会が3月1日から学会のギャラリーで行われる。案内を篠原先生からいただいた。6日のセッションにはいけないが、展覧会は見に行ってみたい。

力石

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by 卓 坂牛

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市ヶ谷の亀岡八万宮に江戸時代に力比べした時に使った丸い石(力石)が奉納されている。時代も彫り込まれている。昔の人の娯楽が忍ばれて愉快である。