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Nov 2016

EU vs JAPAN Blue Architecture (Beyond sustainability)International Conference

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by 卓 坂牛

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久しぶりにセルバンテスインスティテュートの館長アントニオに呼ばれた。彼とは最近なぜかバルセロナから電話で話すことが多かった。彼は昨年からEU各国の文化会館の館長が集まる会議の議長だそうでEU文化大使である。そこでEU vs JAPAN建築会議を開きたく理科大の力を借りたいということだった。その会議を理科大でできるかという話題になったが理科大(神楽)にはその手の会議をやる広い場所がない。小さいホールはあるが国際会議に必要な通訳ブースがない。残念ながらセルバンテスの地下ホールの設備が圧倒的にいい。場所はセルバンテス。
EUからはイギリス、ドイツ、オーストリア、チェコ、スペインの建築家を呼ぶことがすでに決まっている(人選はこれから)。そこでテーマを何にするかで少々議論。「サスティナビリティ」か「テクノロジー」という。まあ代わり映えしないテーマだこと。そしたら誰かがグリーンアーキテクチャーはどうだというのでそれもつまらない。だったらブルーにしようと僕が提案。それ何?と聞くのでグリーンの向こう側。これはしかし僕のアイデアではなくエルンストたちがウィーンで使っていた言葉使いである。でも面白いのでお借りした。そこで決まった. 来年1月20日にEU大使館で本会議して決まればこれで行く。行うのは6月半ばくらいかな?乞うご期待。

国際会議申請書作り

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by 卓 坂牛

来年度終わりころに国際会議を企画した。建築理論のマジな会議をしてみたいと思ったのは東南大学の建築理論国際シンポジウムに呼ばれてからである。こういうこと日本でもきちんとしないといけなと思い始めたのである。東南ではアメリカ、イギリス、オーストラリア、インド、日本そして中国国内から全部で20人程度を集めて3日間行った。それは今書籍化されている。これと同等とまでいかなくてもそれに近い規模のことをきちんとテーマを決めて行い、その成果は書籍化したいと思っている。
というわけで今日その最終申請書を作り(資料を入れると厚さ10センチくらい)のものである。充実した申請書で受理するJFの担当者も驚いていた。しかしそうは言っても若干の書類の不備があり急遽差替え資料を作成中である。

カーンと自然

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by 卓 坂牛

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言葉と建築の講義で今日は「自然」である。古来自然は芸術の源泉であっただが、ゼンパーあたりから変わって来る。そしてカーンはこう言う。「人が作れるものは自然には作れない」そう言う目で去年見てきたカーンを振り返るとこの幾何学性に納得する。モダニストの美学的バックボーンにヴォリンガーの『抽象と感情移入』が挙げられるが、カーンは真に抽象の建築家だろう。しかし自然とコントラストを作ることで自然を引き立てているようには見えるのだが。

アメリカの始まり

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by 卓 坂牛

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トランプがなぜ勝ったかを知るには南北戦争を知らねばと思ったがその前に独立戦争だろうと思い読んでみた。まあなるほどこのころからアメリカは一枚岩ではないわけだ。
ゴードン・S. ウッド 中野勝郎訳『アメリカ独立革命』岩波書店2016

立って仕事

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by 卓 坂牛

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立って仕事をすると捗る、立って本を読むと眠くならない。という話を実践してみることにした。昔デザインした小さな丸い机を書斎に置いてみる。そして立ちながら本を読んだりこの上にパソコン置いて仕事をしてみる。うん確かに効率あがる(気がする)。

都留市の住まい方研究

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by 卓 坂牛

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都留市の生活スタイルと住宅建築のあり方研究の第一回目成果を富士吉田市で発表した。発表場所はリトルロボットという地元のカフェ。地元の建築を学ぶ高校生とその先生二人、地元不動産屋さん、こちらにアンテナオフィスを計画しているIT企業の社長さん達、街つくり協力隊、貯金箱財団の人たちなど。全部で5つの案を披露。
1)若夫婦の家
2)引退後の老夫婦の家(2拠点居住の試み)
3)二世帯住宅
4)お店のある家
5)身障者を子供に持つ家
そしてこれを最後に人気投票してその理由を皆に聞いてみた。シンプルで柔らかな家が人気ということが分かったが、それぞれの良さを皆がよく理解してくれた実りのあるプレゼンであった。

金箱さんおめでとうございます

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by 卓 坂牛

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金箱さんの学会賞受賞記念パーティーが国際文化会館で行われた。女性3人(木下さん、加茂さん、貝島さん) の祝辞に金箱さんもタジタジ。トニーレオンに似ていると言われ赤面。

By chance

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by 卓 坂牛

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三浦展の新刊(『毎日同じ服を着るのがおしゃれな時代』光文社2016)の中に「SNSは都市を分散型にする」という項目がある。SNSに流れる様々なイベントが毎日いろいろな場所で行われ、そこそこの人々がそれに集うという現象を説明している。こうした人の集まり方は組織的な連絡網を使った集客とは異なりネット経由の偶然のちからによるところが大きい。
これと似たようなことを、マーク・ウィグリーとビアトリス・コロミーナが1月の南京でのシンポジウムで言っていた。彼らはインターネットが建築や都市の境界線を溶解し、アクティビティと場所の対応関係を崩壊していると指摘した。例えばニューヨーカーの仕事場はオフィスではなくネットに繋がる何処かなのである。ここでは場所とアクティビティの関係が偶然に支配されているのである。

ロバートフランク

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by 卓 坂牛

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Robert Frank:Books and Films, 1947-2016 in Tokyo の最終日。芸大陳列館には長蛇の列。僕はかなり前に彼のThe Americans を購入し建築の授業で使っていた。そんなわけでこの展覧会には飛んできた。何故最終日にきたかというと本日鈴木理策と松下計の対談が行われるから。この対談とても面白かった。この手の話しによくある裏話はもとより、鈴木とフランクの共通性(日常性)が垣間見れたのが興味深かった。さらに松下曰く、作品作りは言葉が先にあるのではなく直感が先にあるべきで言葉はそこについてくる。フランクはそういう人だという指摘に頷いた。

結婚記念日

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by 卓 坂牛

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結婚記念日なのでちょっと高いワインを買い普通の豚肉のロースを焼いてセビッチェを作って祝うことにした。開けてみるとこのチリワインはかなり酸味があり好みではない。と思ったが少し放っておくといい味になってきた。セビッチェは野菜が多すぎたのでタコを少し加えてみるといい味である、肉はいい感じである。近所に昼からしか開かない肉屋がある。ここの肉がなかなか美味しい。かぼちゃの種の油で焼いてみた。美味しい。日本で肉食べるなら豚だな。南米行って牛食べればいい。