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Mar 2017

クリスチャーノ・マスカーロの写真

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by 卓 坂牛

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ブラジル大使館でクリスチアーノ・マスカーロの写真展が行われている。大使館では館内を整理し、ギャラリー空間を増設して展覧会を常に行えるようにした。その最初の展覧会がマスカーロである。彼はもともと建築を学んでおり、建築を好んで多く撮る。オープニングは彼のレクチャーの後に彼の親友でもあるウゴ・セガワとのダイアローグが行われ、ウゴはマスカーロの写真は見えない都市を見せてくれて、見えない人を(建築の中に)感じさせるのだと説明した。妙に腑に落ちた。写真は被写体の予期せぬ現れに対応することで思いもよらぬ結果を獲得するものだという説明もその通りだと頷いた。

税金

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by 卓 坂牛

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訳あって納税証明書を3年分取る必要ができて近所の四谷税務署で発行してもらって愕然とした。なんと3年間で納税額が40万も増えているのである。その増え方は約35%増である。然るに所得の増は約9%である。これって普通の現象なのか?9%増である閾値を突破して税額があがったのか??それにしてもなんかの間違いではないのだろうか???

世の中わからん

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by 卓 坂牛

2部の4年生と面接をした。今年は院に進む人は論文を書きなさいと指導している。本当は論文も設計も両方するのがいい。設計は半年かけようが2ヶ月だろうが成果物がそんなに変わるとは思えない。実際半年かけても製作しているのは1ヶ月である。なぜかわからないがそこまでやらないのが習慣化している。そして本人はそれが怠惰ではなく考えていると思い違いしている。設計は考えたことをひとまず形にしてみることまでで考えているというのである。
大変そうだけれど論文と設計両方やるのはちっとも大変ではない。しかし2部では調べると両方を履修することはできないと決められている。なんとも理不尽である。一体だれがこんなことを決めたのだろうか?そこで履修上は取れないけれど自主的にやりなさいと指導することにした。まったく世の中わからんことが多い。

会場視察

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by 卓 坂牛

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寺田倉庫で5月16日からブラジル建築展が行われる。その実行委員会に年明けから加わっている。今日はその第三回目の会議を寺田倉庫でおこなった。展覧会タイトルとシンポジウムタイトルが決まる。展覧会タイトルはBrazilian Modena Architecture Model Exhibition:現代ブラジル建築模型展。展覧会タイトルはFrom Rio to Tokyo Urban Planning for the Olympics リオから東京へオリンピックの都市計画である。シンポジウムは5月17日予定でオープニグパーティーも合わせて行う。その会場を視察。やや音響が気になるが素敵な場所である。巨大なファンにびっくり。

楽しく歌いました

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by 卓 坂牛

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小西と飲もうと連絡があり赤坂のオーバカで会い少し食べてkら新木町行きストーンんに行った久しぶりだがマスターがすでに80になったと聞いてびっくり。元気だったマスターの奥様は病院だと聞いてまたびっくり。明日は我が身なのだがそんなことは言ってられない。というわけで散々歌いました。ありがとうございます。

修正履歴

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by 卓 坂牛

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ウィグリーの本格的な詳細の訳文作りが始まった。彼の文章はとにかく長い。しかも言葉の意味に様々な意味を重ねてくるので一筋縄ではいかない。二人一組で三つの組で三つの章を並行して進める。今回からは目の前にいる相手とスカイプをつなぎテキストを同じ画面で共有しながらその文章を修正していく方式をとることにした。この方法なら実は一箇所に集まってやる必要もないのだが、お互いに共通する言葉の訳し方を適宜相談するためにやはりそばにいる方がいいようである。
それにしてもこの晦渋な文章を訳しその修正履歴を残しておくのだがもう横の列が修正で溢れかえる。

彼らの明日に乾杯

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by 卓 坂牛

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卒業式を終えた学生たちに学位授与をして4年生の顔を改めて見ながら、よく育ってくれたと嬉しく思った。そしてその後研究室に分かれて卒業していく4年M2と一人一人話を聞き人それぞれの状況と明日への希望があることを聞かせてもらい目頭が熱くなった。大学という環境の中ではそういう個別生にいちいち付き合えない状況もある。本当はそういう「人それぞれ」に付き合ってやるべきなのかもしれない。それができないのはもどかしいのだが、そんな中でもみな良くやってきたのだと思う。彼らの明日に乾杯。

実現に向けて

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by 卓 坂牛

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3年間やってきた茨城町における廃校小学校の利活用研究の年度末のプレゼンを本日午後行った。町からは町長、副町長、教育長、各部の部長総勢10数名参加した。こちら側の発表はこのプロジェクトに2年間関わってきた鳥谷尾が40分パワポで説明。終わってから模型を前に質疑を受けた。町長としてはこのプロジェクトを是非実現したいのだが、先立つものがないということで農林水産省の補助金を獲得して継続できないかと考えているとのことだった。なんとか数年先でもいいので実現に向けて一歩を踏み出せることを祈っている。

本をいただく

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by 卓 坂牛

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事務所にリクシル出版の隈さんが担当された『構造・構築・建築佐々木睦朗の構造ヴィジョン』と武井誠さん鍋島千恵さんの作品集である『JA』の105号が届いていた。丁寧なお手紙がついておりこれからきちんと拝読するが、一読したところTNAの作品集は驚くべきことに巻末に小さなセームスケールの平面図が並べられているが各作品のところにはディテールのみ描かれ平面がないのである。このこだわりはちょっとびっくり。佐々木さんの本はA5版300ページ。こういう本になるのかと自分の本の出来上がりを想像させる。でもこれだけ内容が濃いものになるのだろうか不安になる。

ソイミルク

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by 卓 坂牛

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坂牛研で稽古場をでざいんした劇団ソイミルクの公演を松原、比呂夢と見に行った。今回のタイトルは「僕らのピンクスパイダー」社会のしがらみに絡め取られ自分に正直に生きられない若者たちの葛藤を描くもの。3回めだが、脚本、演出が笠原哲平という方で一貫したセンスが感じられる。クライマックスは声帯が壊れないというほどの大きな声を出し合うのが特徴的で元気あふれる若い演劇である。終わった後に中心人物のいとう大樹さんがやってきて皆で記念撮影。