理科大神楽坂キャンパスの図書館はとて1号館(一番背の高い建物)の10階にあるのだが狭くて使いづらい。外濠に面する敷地に建て替えるとしたらどんな可能性があるのかを3年生のスタジオの課題としてみた。外濠に面する部分にのみ高層棟をたてピロティで持ち上げ残りの敷地は広場として斜面と外濠をつなごうという案は秀逸である。ただし内部空間はただのオフィスというのがやや寂しい。
二つの案AとBが残り、Aを優勢と見てかなり詰めてきたがどうも地下の広がりにかけるのでBを再検討し始めて模型ができたのを見ると地下の広がりが圧倒的にいい。この案の欠点だった1、2階のつながりも階段位置を変えたことでかなり改善された。さてどう判断するかは土曜日の構造の打ち合わせ次第ということになってきた。
安藤さんの2121は表のファサードもいいけれど裏の佇まいはさりげなくいい。排煙パネルがスリット状に横長の細い窓と同じjプロポーションで上下に並んででいるのは巧妙である。ステンレス製の特性ベントキャップはオブジェのようである。その昔(かなり昔)六甲の集合住宅を見たときに設備の場所が実にきちんと目立たないように作りこまれていたのを思い出した。(may 31st)
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