大学のスポーツ活動は課外だけど(あるいはなので),適度に支援すると理科大の規定は読める。僕が学生の時もまあ似たようなものだった。一応体育会の運動部だったので大学から雀の涙程度の支援金をもらい部室をあてがわれ合宿には部長教授が酒持って陣中見舞いにやってきた。一応勉学を本分とする大学なので今のところはそれはそれでいいのかと思う。しかし学生が減って課外活動も学生募集のチェックポイントになる(すでになっている大学も沢山ある)可能性は高い。そうなるとそれはもはや課外活動でもない。大学生活の一部として責任を持って位置付けなければならないのだと思う。日大問題の根っこはその辺にあり他大学も明日は我が身だと思う。
1994年に早川邦彦は用賀Aフラット(1993)をはじめとする一連の集合住宅で学会賞に輝く。ことほどさように早川邦彦の集合住宅は珠玉の名作が多い。そのいくつかを見に行ったことがあるがその色づかいと3次元の迷路性に感嘆する。
早朝からフットサル大会。珍しく雨も降らず暑くもなく楽しくプレー。Aチームは予想を上回る好成績を残し、自身もBチームで参加しささやかながらチームに貢献。下位リーグ優勝の栢木研と記念撮影。
今朝は早朝大学なので綾瀬で途中下車して六角鬼丈の東京武道館に立ち寄る。2千平米の大武道場は武道館の2千5百に比べるとやや小ぶりだが他に二つの武道場や弓道場もある。菱形が集積した外観は鉱物の結晶のようであり、横から見ると山の傾斜のようでもある。1990年に竣工し、翌年(1991)学会賞というスピード受賞である。
今日はやることが多々ありあっちこっち走り周ってなんとか6時の製図の授業に間に合ったとホッとして部屋に入ったら誰もいない。5分たっても誰も来ない。焦って助教のTさんに電話するとどうも今日は授業をやらない日らしい。やれやれ、授業をやる祝日が多々あるのに授業をやらない平日が学期の途中にあるとは知らなかった。せっかくなので研究室で院生のデザインを見る。
理科大が隔月発行している科学教養雑誌『科学フォーラム』は教員には無料で配られる。いつもべらぺらめくって積ん読だが今月号には「アート・マーケティングーコレクターのモーチベーションを分析するー」という研究成果が掲載されていて驚いた。理科大の他の先生の研究で僕の興味と重なるものを始めて目にしたから。今度お話しを聞いてみたい。
JIAのお手伝いをすることになりそうなので六鹿会長、今村理事とお会いしてお話しした 。イギリスの国家ぐるみのBIM整備の話しを聞いた。坂牛研にいたインド留学生のBIM意識が高いのはやはりイギリス文化だからかな。イギリスは世界基準を作りたい国なのだ。と今村さんは説明していた。なるほど。気持ちは大英帝国。
信濃町に一行院千日谷会堂があった。その昔林雅子さんの偲ぶ会があり花を手向けに伺った。駅から長蛇の列であったのを思い出す。その建物が老朽化で建て替えられた。今は会堂はなくなったのだろうかこじんまりと小さくなり千日谷浄苑となっている。隈研吾の設計で昨年できている。今は外構工事をしている。HPを見るとこの墓では参拝者はカードをかざすとお骨が搬送されてきて目の前に現れる仕組み。
ニューテクノロジーで建築を変える力を持つものはセンサー技術なのだろうか?外界を感知して適正温度に建物を保つために勝手に窓が開け締めされたりする。しかし建築はシンギュラリティを過ぎてもそれほど変わらないように思った。建築よりはるかに人間自体が変わりそうな気がする。本書でも書かれているが人間はその昔から義体によって補われて生きている。入れ歯、メガネ、義手、義足すべて義体のツールである。しかしこれからは義体ならぬ義脳が可能になるだろうと言われている。すでに翻訳マシンiliはamazonで買える。もうすぐヒアリングもスピーキングも不要な時代になるだろう。脳にチップを入れて人間自体をiot化すれば携帯持ち込み禁止なんてナンセンスな時代になるかもしれない。履歴書には裸眼ならぬ裸脳の成績を書く欄が出てくるかもしれない。
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