毎年今頃OBOG会を飯田橋のこの場所で行っています。毎年彼らが設計したものをスクリーンに映してもらいます。大学、駅、ホテル、冷凍冷蔵倉庫、小学校、などなど。
信大の最初の卒業生(当時着任と同時にM2を二人他の研究室から預かり修了させるという荒技をいたしました)もきました。彼らはすでに働いて12年。僕は日建に13年いて独立したのでそろそろ彼らも独立です。
母校成城学園の設計に専念するためにレイモンド事務所を辞めた増沢洵は弱冠31歳。その後成城学園の様々な建物を設計して1977年学会賞。写真の澤柳記念講堂は1976年増沢が設計したものを、2015年日建設計がリノベした。また正門脇の図書館は1989年竣工。増沢他界の一年前。設計は、栗原嘉一郎(1931-)氏と増沢建築設計事務所との合作である。増沢の血が流れるキャンパスである。思えば大学キャンパスはこういうマスターアーキテクトの血が流れていたのだが多くのキャンパスでのその血が抜き取られつつある。成城はそうならないように願いたい。
ショールームで見た時は素敵に見えた80万のソファが図面に落としCGで見ると浮いている。フランフランの18万のソファの方がいい。こういうことはよくある。
青木茂の確認なしの集住リフォーム。イプセ目黒鷹番(2007)。1dk60戸を2戸を1戸、3戸を2戸に、一部供用廊下を専有化して55戸に。水平になりがちな外装を縦がちにして駐車場のデザインに連続させている。お見事。
毎週1時間設計をしているが月に1度2時間半設計をする。今日は3000平米の集住である。2時間半でこれだけしか線ないの?というものから、まあまあ考えているなと思うものまで色々ある。やはりこの規模だと経験がものを言うのか学部生は歯が立たない。こういうのはとにかく終わっている感がないとダメである。そのためにはまずA2の紙2枚にレイアウトの線を描くことから始めよ!そして必ずそれを埋めること。真っ直ぐな線ときれいな字はいうまでもない。できない人は毎日30分練習せよ。後期になっても曲がった線描いる人は退場!
谷尻誠が2014年に作ったマツダのショールーム目黒碑文谷店。昔は白かった外観を黒にイメージチェンジ。変形した難しい敷地に木の軒下空間で奥行きを作っている。うまいなあと思う。
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フランス大使公邸にて山名さんの芸術文化勲章の受勲パーティが行われました。素敵な会でした。山名さんおめでとう。
mecの役員になった一三はスキー部の後輩。そういうとことろに研究室の学生が行くことになったりする。
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