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May 2018

曲線切断

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by 卓 坂牛

副都心線ができたので行きやすくなった場所がある。北参道もそんな場所でGAギャラリーがすぐ近いがさらに原宿の方に行くと知らない建物に出会う。建物を曲線で切断したような大胆な建物が目を惹く。「サンウェルミューズ北参道」(玉上貴人、2008)は株式会社サンウェルの東京本部。従業員が200人いて経常利益10億以上出しているテキスタイルブランドである。

ミラノのお土産

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by 卓 坂牛

乃村工芸に行った 半田がオOBOG会に来れないのでとミラノサローネに行ってきたお土産を送ってくれた。マロングラッセが生まれた店で買ったマロングラッセ(まだ食べていない)、トリュフ塩(これ好物)、チョコレート(これめちゃうまい)。サンキュー、ソー、マッチ。

秋山仁

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by 卓 坂牛

朝の国際推進会議で秋山仁副学長のドミニカでの数学支援の話しを聞く。「ラテンアメリカ全ての国に行くよ!」という力強い言葉に感激。やりましょう南米交流!!

朝会議

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by 卓 坂牛

今年度から国際化推進の会議は朝8:30からとなった。多忙な幹部のスケジュールにはまるのはここしかないのかもしれない。そのうち7:00 から朝飯食べながらカフェでやろうなんて大企業みたいなことになるかも。しかし考えてみれば常勤の教職員が1200人強、非常勤も入れれば2000人以上が働いているのだから立派な大企業なのである。

松川ボックス

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by 卓 坂牛

スチュアート研の同期が結婚して宮脇檀設計の松川ボックス(1971)に住み研究室パーティしたのでこの学会賞建築(1979)を味わうことが出来た。住みやすそうな建築を作る人だとは思っていたが建築としては大したことはあるまいと不遜な気持ちで訪れたが、その生意気な気持ちは簡単に打ち砕かれその小さなスケールと混構造の絶妙なバランスに脱帽した。屋根の防水大丈夫かな?と心配になるが生き延びて欲しい。

パリ発

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by 卓 坂牛

パリの田根剛事務所にインターンに行った遠藤ななみがゼミにスカイプ参加。コペンハーゲンでon designで働くobの田中ヒロム、松原と会って来たそうだ。彼らは展覧会の準備だとか。ゼミが静かだと驚かれた。遠藤いないから。

 

国際ワークショップと哲学

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by 卓 坂牛

今年は坂牛研始まって以来もっとも海外との交流が多い年になりそうである。すでに4月にペルーでワークショップをやったが、今後8月にグアテマラ、9月に台湾に行き、10月にエンリックがスペインからやってきて、12月にルーチョがペルーから来る予定。グアテマラでは「モノ」をテーマにコーヒー、石、テキスタイル、台湾では「技術」をテーマに組み立てパビリオン、エンリックには「感情」をテーマに喜びの建築を、ルーチョには「共同性」をテーマに東京を扱って欲しいと思っている。この4つの言葉「モノ」「技術」「感情」「共同性」は今哲学が扱うテーマでありそれは建築を言葉化するときの中心概念なのである。

北谷稲荷神社

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by 卓 坂牛

桑沢デザインの脇の階段を上がると北谷稲荷という小さな神社がある。菊竹さん69歳の作品(1997)。10年後何を作っているだろうか?

建築の制作力

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by 卓 坂牛

去年から少しずつメモを貯めてストーリー展開していた芸大での講義ノート。GW中にはけりをつけると誓い、今日その骨格を決めた。これから毎週一コマ分ずつ書いていくことにする。タイトルは『建築の制作力』。

世界以外はなんでも存在する

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by 卓 坂牛

マルクス・ガブリエルの『なぜ世界は存在しないのか』(2013)講談社選書メチエ2018を去年英訳で少し読んだ。あっという間に邦訳が出たので読んでみて思うがこの著書の重要なところは「世界は存在しない」の後に来る命題つまり「世界以外はなんでも存在する」というところが重要である。それはどういうことかというと「私たちに現れている限りでの事物」と「現実に存在している事物自体」の双方が存在しているということを認める姿勢である。例えば建築の研究でも社会学の研究でも言説研究あるいはメディア研究というものがある。つまり現実に存在している事物以外の事物の研究である。一方建築ならフィールド行って実測調査するとか社会学なら計数機を持って交通量調査するような研究もある。現実に存在しているじ物自体の研究である。えてして一方は他方を批判しがちだが彼の哲学にのっとれば双方ともに存在するということになる。僕もそう思う。というわけで僕は彼を支持している。