救世軍渋谷小隊・恵比寿SAビル
救世軍渋谷小隊・恵比寿SAビルをテナントだったシーラカンスが設計して昨年(2017)竣工。緑の壁が爽やか。リン酸処理した低層部の壁がアクセント。
IA
日曜日の夜の連続テレビドラマブラックペアンではマシンを駆使した新型の手術に対して人間の職人芸的な手術が勝利をおさめる(今のところ)ということでAIに仕事を奪われると戦々恐々とする人間をほっとさせる。最近そのことが興味深くいろいろと人工知能の本を読んでいるが西垣通『ビッグデータと人工知能ー可能性と罠を見極める』中公新書2016はAI(人工知能)が人間並みの価値を保持することはほぼ不可能だからAIならぬIA(知能増幅器)という認識でコンピューターの発達を受けとめるべきだという。なるほど賛成である。さらに言えばその増幅器をデザインの中にうまく取り入れられ無いかと真面目に考えている。ディープラーニングさせたコンピューターにありそうで無かった立面図を描かせることなどはぜひやってみたい。
できないことはやらない
建築の意匠系の研究は分析対象のデータが手に入るかどうかがポイント。だから背景、目的、方法など考える以前に資料にアクセスできるかどうかを見極めよ。と言うことを毎年毎年言い続けている。残念ながら言わなくていい年はない。
JIAに入らない理由
本日若い建築家の方と話をしてわかった。そこには7人くらいの建築家がいてJIAの正会員は私だけ、準会員が一人。なぜ入らないかの理由は
① 会費が高い
② 入ると何か仕事をさせられそう
③ メリットがない
① 会費が高いのは僕もそう思う。例えば会費は年齢かける1000円にしたらどうだろうか年配の方が若い方を迎えるようにしないことにはいつまでたっても若手は入らない。
② 今の支部とか地域会がおそらく年輩の大先生がいてその下に僕ぐらいの人間がいて一生懸命働いている。そんなところに30代40代の人がはいれば待ってましたとばかり仕事が降って来るのが目に見えている。その仕事がそもそもつまらなそうに見えているところが問題なのだろう。親父のやっていることが古すぎるのである。親子ほども離れているのだから子供は子供でわんぱくに遊べる場所を作らないと。
③ メリットってなんだろうか?建築家が建築家の地位と職能を確立し世の中に訴えるのがそもそもJIA発足の主旨だったのだからJIAの会員であることで社会的に信頼を得られるということが一番大事なのだろう。では何をするのか?
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