駐輪場
高校生の最終学年になって進路を決めるのに陶芸やろうと思って芸大を受験したかったが親父に反対され次なる進路を探していて建築が見つかった。そこで古本屋で建築の本を漁ってとりあえず適当に安い雑誌など買った中の一冊が77年の都市住宅だった。それは阪本一成、伊東豊雄、室伏次郎、黒川哲郎の特集号だった。当時の若手のエースだったのだろうが高校生には訳の分からぬ建築だった。一番建築らしく見えたのが黒川さんのものだったのを覚えている。
そんな黒川哲郎が1994年に作り1998年に公共建築賞をとった吉祥寺駅末広通り自転車駐車場がこれ。駅から少し離れた裏道にひっそり建っている。今から20年以上前にきちんとした公共の駐輪場を整備した武蔵野市もえらいものである。
アトリエ
大学院を終了してOFDAに入ったN君は某まちづくりNPOでも働く2拠点ワークを実践している。そんな多忙で多様な働き方をする彼が昨日、最近異常に面倒臭くなった確認をおろし、2.5倍に出た見積もりをネゴリわがままな施主のハンコを押させた。
なんとも嬉しい。加えて感慨深いのはそれが彼の最初のプロジェクトでありしかも一人で担当していたという点である。彼はこのプロジェクトでかなりの自信と力をつけたのは言うまでもない。もちろん失敗もあったが失敗も人を育てる。
おそらくリスク管理が厳しい大きな組織では組織のフェイルセーフが個人の成長に優先する。だから新人が担当は有り得ない。
成長したければ良質なアトリエに行くことである。
BAUHAUS IMAGINISTA
8こ月5日ゲーテインスティチュートでBAUHAUS IMAGINISTAと称してバウハウスを源流とする日本、インドのデザイン教育について、国内外のアーティスト、デザイナー、教育者10名あまり集まり朝9時から夕方5時までのイベントを行う。そのモデレートを早稲田のヘレナと行う。今日はゲーテで現場を見ながら参加アーティストの一人、りベルリン在住のミュージシャンKYOKAの話しを聞く。彼女の周波数オブジェを建築的にしたいと言うことでそのお手伝いをすることにした。
Onarchitecture
図書委員会で今年度の図書予算が確定した。そこで新たに200建築作品、建築家インタビューのビデオコンテンツが増えたon architecture のアクセス権の購入を図書館に依頼した。理科大の中で理科大のサーバーを経由すれば全500のビデオコンテンツが誰でもいつでも見られます。理科大生は是非onarchitecture.comです。
SHARE Yaraicho
篠原聡子、内村彩乃SHARE Yaraicho(2012)は2014年の日本建築学会作品賞。矢来町の閑静な住宅街の中にある。184平米の鉄骨造3階建ての中に3層吹き抜けの入り口、作業場、7つの個室、共用部が組み込まれている。2階の個室は床から少し浮いていてその隙間が個室の浮遊感を作っている。ファサードの幕が夜になるとと行灯のように光りそう。
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