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by 卓 坂牛
昨日バウハウスイベントでパフォーマンスしたルカはデンマークロイアルアカデミーの助教授という肩書きなのだが聞くと60%professor と言う契約なんだそうだ。デンマークは週に働いていい時間が決まっているのでその6割しか働け(か)ないのだろう。100%にしないのは能力の問題ではなく、自分の時間を大事にしたいからだそうだ。レネが本を書きたいからアカデミーの教授やめたけど、それなりに別の食い扶持をみなさん確保しているのでしょう。2拠点居住ならぬ2拠点ワークは今や世界の常識になりつつある。日本も遅ればせながらやろうとして経団連に反対されたしているけれど時代はそうならざるを得ないのだろう。
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by 卓 坂牛
重要文化財に指定されている日本橋高島屋はもとは高橋貞太郎の設計で1933年にできた日本生命のビル。それを高島屋が借り受けて1952年に村野藤吾が増改築して今日に至っている。その辺りに新しい建物がいろいろできているが調べると延28万平米の再開発になっている(大きいなあと思うが六本木ヒルズは延76万ある)。一番新しい区道を挟んだ隣のビルはこの9月にオープン予定低層部は高島屋SC。設計は日本設計とプランテックのJV。ちょっとびっくりは間にある区道の上に新館からキャンチレバーでガラス屋根を突き出し区道を歩行者専用のギャレリアにしていること。きっと重要文化材なので触れないのでしょう。そんな構造で道路占有して歩行者空間作っているのが素晴らしい。
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by 卓 坂牛
朝9時から夕方6時まで1時間半のバウハウスに関するシンポジウムを4つ聞いた。司汎アジア主義下の交流、、20世紀初めにおける日独間の応答、日本におけるバウハウス-戦後の展開、新しいバウハウス像-ステレオタイプを超えて、その間kyokaのアートインスタレーション、白井剛のダンスがはいり司会をしながら学んだ!!最後のkyokaと白井剛のインプロは久々にスリリングな展開だった。
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by 卓 坂牛
本日のバウハウスイベントは朝から晩まで4つのシンポジウムと3人のアーティストが交錯する。とういわけでパネリストだけでこんだけいる。フー。司会は僕とヘレナで僕は日本語、ヘレナは英語で、日本人、ドイツ人半々の観客全員同時通訳レシーバーつけていただく。
ペーター・アンダース(ゲーテ・インスティトゥート東京・所長)
ライナー・ハウスヴィルト(ゲーテ・インスティトゥート・ミュンヘン、美術部長)
クラウディア・ペレン(バウハウス協会デッサウ 会長)
マリオン・フォン・オステン(アーティスト、著述家、”bauhaus imaginista“ アーティスティック・ディ レクター/キュレーター)
グラント・ワトソン(美術研究、”bauhaus imaginista“アーティスティック・ディレクター/キュレー ター)
本橋仁(京都国立近代美術館 特定研究員、“bauhaus imaginista: Corresponding With”アシスタント・キュレーター)
池田祐子(国立西洋美術館・主任研究員、”bauhaus imaginista: Corresponding With”キュレーター)
コージョ・エシュン(著述家、映像作家、オトリス・グループ、コミッション・アーティスト)
アンジャリカ・サーガー(映像作家、オトリス・グループ、コミッション・アーティスト)
梅宮弘光(神戸大学大学院・教授、”bauhaus imaginista: Corresponding With”キュ レトリアル・アドバイザー)
パルタ・ミッター(サセックス大学名誉教授、”bauhaus imaginista: Corresponding With” キュレトリアル・アドバイザー)
ナターシャ・ギンワラ(キュレーター、著述家)
アンシュマン・ダスグプタ(キュレーター、美術史家、ヴィスバ・バラティ大学・准教授、キュレトリアル・リサーチャー)
金子宜正(高知大学・教授)
山野てるひ(京都女子大学教授)
高木毬子(タイポグラファ、本の制作者/デザイナー、大学教員)
奥山健二(都市デザイナー、一級建築士、名古屋市立大学・名誉教授)
ルカ・フライ(ヴィジュアル・アーティスト、デンマーク王立美術院助教授、 コミッション・アーティスト)
Kyoka(サウンド・アーティスト)
奥村靫正(アートディレクター、グラフィックデザイナー、女子美術大学・客員教授)
八代 克彦(ものつくり大学 技能工芸部長・教授)
青山 眞(桑沢デザイン研究所・副所長)
白井 剛(振付家、演出家、ダンサー)
司会
坂牛 卓(建築家、東京理科大学・教授)
へレナ・チャプコヴァー(美術史家、早稲田大学助教、”bauhaus imaginista: Corresponding With” キュレトリアル・リサーチャー)
今日は朝から人の名前と所属を必死に暗記中。
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by 卓 坂牛
明日のゲーテインスティチュートでのイベントBauhausu Imaginistaの司会リハーサルを21時から始める。会場作りが横で進行中。kyokaのハウスを甲津君中川君が 調整中。シンポジウムの途中に白井さんのダンス、ルカ・フライのパフォーマンスがはいるのでこの不思議なコの字型の座席配置。パネラーはカフェスタイルでスツールにすわっていただく予定。
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by 卓 坂牛
美術史の知識を詰め込んで、ルネサンスの絵画を見て名作を名作と言えるようになった自分に安堵する。そんな自分とは裏腹に絵だけに対峙していい悪いを自分の感性で言える配偶者は羨ましい。一方現代アートなら自分は知識に頼らずものが言える。結局見てる量の差であり、それにどれだけ没入できているかにかかっている。「感性はあなたでしかない」。だから「残酷である」という椹木の言葉は全く持ってそう思う。
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by 卓 坂牛
先日学会の委員会のミーティングをしながら若い人のインテリジェンスの瑞々しさにしみじみと感動した。年功序列というのは誰が作った言葉か知らぬがこの言葉はもはや役を終えている。唯一年功に意味があるのは経験知を含めた知識量である。かろうじてこの部分で老兵は瑞々しい知性と互角の様相を呈している。年をとるほど知性が充実し社会的地位が上昇すると決めつける社会通年は旧態依然としていて、老若とは、男女あるいは洋の東西と同様に均等なモノに過ぎない。だから老兵は卑屈になる必要もないが優越を感じる権利もない。常に謙虚に身を質さなければならない。
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by 卓 坂牛
1999年に東大美学科で「質料と形式」という授業をしてモダニズムの形式偏重に警鐘を鳴らしている頃にヘルツォーグがシグナルボックスを、ピアノがエルメスをデザインした(2001)。その年に東工大の建築学科誌『華』22号で坂本一成と「素材と建築デザイン」というタイトルで対談をしたhttp://sakaushi.ofda.jp/2017/03/02/「素材と建築デザイン」/
質料性という問題からはかけ離れているように見える坂本先生にも世紀末の質料性の噴出を無視できないように見えた。先日の建築論事典のミーティングでもゼンパー問題が一つの重要テーマとなっているように質料、被覆、は21世紀の無視できないテーマとなりつつある。そんなテーマの日本における端緒となったエルメスは図らずもソニービルがなくなってその全貌が露わになり竣工後20年近く経ち再主張しているようにも見える。
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by 卓 坂牛
二部建築学科のバーティカルレビュー。最優秀賞はタワーでした。おめでとう。
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