引越し代って3月下旬から4月の一週目まで通常の倍近くするとアート引越しセンターに言われた。今からコツコツと断捨離せねば。なんと言っても本棚をどうにかせねば。白い木製3本。金属支柱木棚板6本。3列スライド式木製2本。
引越し
引越し代って3月下旬から4月の一週目まで通常の倍近くするとアート引越しセンターに言われた。今からコツコツと断捨離せねば。なんと言っても本棚をどうにかせねば。白い木製3本。金属支柱木棚板6本。3列スライド式木製2本。
引越し
平田晃久によるTree-ness house(2017)を見た。新建築の写真をイメージして行くと近隣のごちゃごちゃ感に驚く。しかしdesignboomを読むとこのごちゃごちゃが箱と襞と緑のもつれを生み出したと書いてある。これは建物を見た瞬間に感じたことだった。それにしても昨日の田根さんの話しと比べるととても日本的なデザインコンセプト。でも好きである。
八丁堀の日本海事協会本部ビル(竹中工務店2018)が建て替わった。RCの骨格はシンプルだがライトシェルフ、開く開口を挿入するためにファサードの梁は細かく掛け渡されている。エレベーターを外壁から離しコア周りにも巧みに光を入れている。足元をキャンチで解放していて爽快である。
昨日のゲーテのシンポジウム「危機の時代のアートの自律性」はセレブのアートと社会のアートの埋めがたい溝が問題となったがそれは建築も同じだとつらつら思っていた。ところでこういう溝は過去になかったのかといえば近代市民社会以前には階級ごとに衣食住にはそれぞれのスタイルがありそこにも埋めがたい溝があった。溝は階級さの象徴であり不可欠だったわけである。しかし階級が瓦解して溝もなくなったのがモダニズムである。ル・コルビュジエの最大の功績はだれでも箱に住めることを知らしめたことである。しかるに資本主義が世界を丸呑みしてネオリベが貧富の差を加速して世界は格差社会に突入した。そしてわれわれはまた貧富の埋めがたい溝を経済的にも文化的にも再生してしまいアートにも建築にも埋め難い溝をつくったのである。だからこの溝は社会が変わらなければ埋まらない。歴史が証明している。
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