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Nov 2018

ランデックス

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by 卓 坂牛

杉並の現場の外壁塗装(モルタル、ランデックス)が終わり足場も取ったと写真が送られてきたが、、ちょっとムラがある。足場取る前に気付きなさい。

トム

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by 卓 坂牛

芸大のトイレに入ったらトム•ヘネガンが隣にいた。

「ハロー」

「英語で授業してるんだって?」

「留学生が6人いるからね」

「僕をクビにする気か」

「何をおっしゃる」

「授業を受けたい」

「どうぞ、いやダメ来ないでね」

こっちはセーターに皮ジャンなのにトムは半袖シャツでニコニコ。

 

 

 

 

プロト・パッソ

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by 卓 坂牛

斜めの接道によって生まれた鋭角のコーナーをキャンチレバーにして印象的なフォルムを作り、その下部に奥に導くパッソ(階段)を挿入して建物に深みを与えている。納谷事務所による全8住戸、延べ床397平米の集住プロト・パッソ(2016)。

 

熱海

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by 卓 坂牛

日建の組合中央執行部をやっていた時熱海のホテルで宴会をした。20年以上前である。バブル崩壊で街は閑散としていた。昔ながらの温泉宿からお洒落なリゾート地にイメージチェンジをはかるのは10年代以降だがその先駆けとして2006年に築40年の老朽化した温泉ホテルが大江匡により生まれ変わる。熱海の新しい顔ホテルミクラスとして根強い人気である。

ダイワユビキタス学術研究館

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by 卓 坂牛

本郷キャンパスの南のはずれに隈研吾設計のダイワユビキタス学術研究館(2014)がある。木片が鱗の様に貼られた写真は見たことがありよく燃えそうだなあと思っていた。本ものを見ると耐火材で建物をぐるりとくるみ一面だけこの鱗を10センチくらい離し横桟に釘打ちしているのがわかる。だいぶエイジングしていい風合いである。大学だからこういう実験的な外装もいい。

アイコンタクト

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by 卓 坂牛

神楽坂の地下から見える2階の廊下。壁で塞ぐつもりだったが孔を開けてアイコンタクト出来るように変更した。杉並の現場も吹き抜け周りを壁で囲んでから孔を開けている。内の家から続くやり方になっている。

 

ティール組織

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by 卓 坂牛

遠藤政樹さん他が訳したフレデリック•ラルー著『ティール組織—新しい働き方のスタイル』技術評論社2018をいただき読んでみた。昨今注文されるヒエラルキーがなく、会議が少なく、ミッションステートメントのない会社12のケーススタディーである。読んでいると是非大学もこういう組織にすればもっと良くなるのにと思った。まず文科省の役人にこういう働き方を、して欲しいものである。良い本です。遠藤さんありがとう。

 

本部棟

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by 卓 坂牛

東大病院に近い門の脇にランドマークのように聳える丹下健三設計の本部棟(1979)がある。4隅にコアを配したオフィスは以前の山梨文化会館のコアを思い出させる。この建物のすぐ隣に低層だがやはり四隅コアの第二本部棟がある。竣工年はこちらが3年早く1976年。こちらは理学部棟だったものを後に本部棟に変更したため。

 

借金

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by 卓 坂牛

ラジオで言っていた。日銀は国債を買い続けその資産はGDPを抜き500兆を超えた。そのうち国債が400兆くらい。日本の年間歳出は100兆くらだから4年分だ。僕が兄貴に借金しつずけているようなものしかも年間支出の4年分である。また別口の借金しなければとても返せないような額だと思うがどうするのだろうか?

芦原義信

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by 卓 坂牛

大学に都市を教える授業がなかった(農村はあったのだが)。そこで『街並みの美学』と『都市のイメージ』を携えて東京探検をして写真をとっては文章を書いて「都市はわかりにく方がいい」と生意気にリンチに反論しようなどと考えた。芦原は本質を平明に抉る天才だと思った。そんな本を書きたいといつも思うができない。建築もソニービルなど本質(都市の広場)を平明に(入隅空間)作る。そんな芦原からだいぶ前に芦原義信賞をいただいたのは光栄なことだった。
芦原が母校に作った唯一の建物が御殿下記念館(1989)である。しっとりとしたキャンパスの中にひときわ明るい楽しい空間が広がっている。