建築学会賞重賞をした山梨のインタビューに久しぶりに日建設計を訪れた。神保町シアターから長崎県庁社までアイデアの固まりである彼らの作品の生まれる過程を聞いた。彼はコンピューテーショナルな作り方で有名だけどコンピューター使えば山梨になれるわけではない。彼は自らのあり方をデジタルクラフトマンシップと呼びアナログとデジタルの両刀使いを奨励する。しかし僕の知る限りそんな風に二兎追える者は山梨しか知らない。
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外国から郵便が届いた。差し出し人はスイスの建築家Christian Dehli とAndrea Grolimundである。2年前にクラウドファンディングを依頼してきた建築家である。彼らは篠原一男の本を作りたく資金集めをしていた。募金すると額に応じてくれるプレゼントが今届いた。ハウスインヨコハマのコンピュータードローイングの描かれたバッグと粘土でスタディする篠原の写真である。
本は既に完成し彼らは来日して出版記念パーティーが行われる。篠原一男の世界的な支持は衰えない。
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本学教員らが2019年日本建築学会教育賞(教育貢献)を受賞
本学教員らが2019年日本建築学会教育賞(教育貢献)を受賞しました。
日本建築学会教育賞(教育貢献)は、近年中に実践された建築に関する高等教育、中等教育、初等教育、幼児教育、専門家教育、市民教育等であって、建築教育の発展に貢献した優れた教育を対象としたものです。
本学工学部建築学科 坂牛研究室が10年近く企画、参加してきた「建築トークイン上越」が同賞を受賞しました。
と理科大ホームページに紹介されました。
https://www.tus.ac.jp/today/archive/20190507005.html
新居の収納には配偶者のワードローブ以外扉をつけないことにした。全ては見えるようにして使う。使わないものは捨てる。こうなると什器備品はインテリアだから色々言いたいことも出てくる。今まで配偶者任せだったのだがそれをやめた。そうなると家事をもう少し担当しないと発言権もないので掃除、洗濯の一部とゴミ捨ては私の仕事とした。やるとわかることもいろいろある。巾木がないと掃除が怖い。ドラム式洗濯機の床はかなり振動する。週2出せても、たった2人暮らしでも、燃やすゴミのゴミ箱は40リットルは欲しい。などなど。設計の勉強は家事からだと痛感。
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2011年にSDレビューの朝倉賞をとった案を実施に移すことなく、その案をあたかも既存建築と見立ててリノベするという設計を自らの博士論文の最終章とした。こんな大胆な一連の行動の勇気に頭が下がる。論文を読ませていただき、建物も拝見し、建築の自律性への精度の高い追求の姿勢が形になって現れているのを感じた。自律性は往々にして閉鎖性を招来するのだが、開かれた自律建築の可能性を見せていただいた。古澤さんありがとうございました。
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2011年にSDレビューの朝倉賞をとった案を実施に移すことなく、その案をあたかも既存建築と見立ててリノベするという設計を自らの博士論文の最終章とした。こんな大胆な一連の行動の勇気に頭が下がる。論文を読ませていただき、建物も拝見し、建築の自律性への精度の高い追求の姿勢が形になって現れているのを感じた。自律性は往々にして閉鎖性を招来するのだが、開かれた自律建築の可能性を見せていただいた。古澤さんありがとうございました。
新居は「流れと淀」という最近の僕の考えを具現化した建物である。それは様々な流れで建築ができているというものである。この建物では人の流れを前景化したが光、風、音や匂いも心地よく流れている。竹内さんのアドバイス通りの断熱仕様を守ったおかげで少し冷んやりした日でも地下の暖房しか付けることはなかったが家の中をスムーズに熱が流れていた。
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氷室ギャラリー氷の洞穴はほぼ出来上がった。ファイバーを円形にカットして貼り込んだ視覚的効果は大きい。入り口の強化ガラスドアがつけば竣工である。
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配偶者が建築家のコンセプトを茶化すかのように、しかし半ば真面目にこう言う「『運動と風景』を住みこなすために神楽坂で身体を鍛えなければ」と。赤城坂と我が家はいい勝負である。
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配偶者の兄は舞踏だけを撮り続ける写真家である。「暗黒舞踏」創始者である舞踏家・土方巽の伴侶元藤 燁子を撮っていた。その素敵な一枚をだいぶ昔にいただいていたが飾れる壁が無かったのでワードローブの奥に眠っていた。ここにはこの大きさに耐えられる壁があるのだが、果たして様になるか?しばらく仮貼りしておこう。
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