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Jul 2019

意匠論の方法論

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by 卓 坂牛

坂牛研では、拙著『建築の規則』の定義に則り、建築は物と間の質料性、形式性、関係性が変化して生まれると考えている。O君の博士論文は篠原一男を対象として黄表紙台1編で間の関係性を第2編で物と間の形式性(形状)を第3編で間の形式性(大きさ)を数値解析して言説と対照させた。

じつは最近建築は物と間と流と定義し直したので、流れと今回手をつけていない質料性の数値解析に研究方法を拡充したい。

短、中、長期計画

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by 卓 坂牛

10年後までに3拠点居住

5年後までに博士を4人

来春までに本3冊上梓

11月末までに9万字和英文入稿

10月末までに2万字英文提出

9月末までに1万2千字和文原稿提出

8月末までに3つのパワポと3つのインタビュー

今月末までに1つのインタビューと1800字の和文とWSの課題提出

 

 

 

 

レヴィ・ストロースの書き方

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by 卓 坂牛

千葉雅也の『アメリカ紀行』2019はサバティカルでハーバードに研究員として滞在していた時の日記のようなエッセイ集。正直な千葉雅也の姿がほのぼのと現れる。千葉雅也にも文章を書くスランプがあるようで、参考にレヴィ・ストロースの書き方が紹介される。彼は語彙も順番も構わずひたすら頭の中にあることを流し出し出来るとそれに赤を入れるそうだ。そんな文の書き方は支離滅裂のようになるけれど正直な自分の気持ちが出そうで真似してみたくなった。

オリンピック

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by 卓 坂牛

僕らは結構オリンピックのことに無知である。建築関係者でもどんな施設ができるか知らない。東京都のオリバラ準備局のサイトを見たら40以上も会場があることを始めて知った。オリンピックでは公式スポンサー契約を結んでいないものがオリンピックに便乗して宣伝活動すること(ambush marketing)を厳しく禁じているからである。取材の許可を取るのもややっこしい。

open factory

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by 卓 坂牛

この度、私どもが設計管理をしました氷室を改修した複合施設「FUJIHIMURO」が竣工いたしました。
また、お施主様のご厚意により内覧会を開催させていただくことになりました。
内覧会におきましては、図面や模型等の展示に加え、20日(土)13時より30分程度、運営元代表である滝口伸一氏と坂牛によるトークイベント及び、同日14時30分からと16時30分からの二回、富士吉田案内ツアーを実施いたします。皆様にご覧いただけますと幸いです。遠方で恐縮でございますが是非お越しいただきたくご案内申し上げます。

料理

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by 卓 坂牛

今日は月一の病院の帰りに合挽き300.グラムとたら二切れ買って帰り料理すること30分。大根おろしとじゃこ、納豆の胡椒がけ、たらのムニエル、大豆素焼き味噌、ハンバーグ、サラダ、冷や奴完成。配偶者を待つか?待たずにたべるか?まずかは飲むか。

 

コナジラミ

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by 卓 坂牛

ユーカリの葉に白い粉のようなものが沢山ついている。木を揺するとパァっと粉が舞うように白い物体が飛び散った。小さな白い虫である。調べたらコナジラミという。放って置くと葉っぱを食べてしまうらしい。さてどうやって出て行って頂くか。

夏のラテンアメリカ

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by 卓 坂牛

何年前か定かではないがアスンシオンを代表する建築家ファビエールを訪ね写真の父の家を見せてもらった。その事務所に就職した坂牛研OGのパメラを訪ねアスンシオンをもう少し見せてもらうことにした。次の日やっと連絡がとれたモンテビデオのウルグアイトップ校の共和国大学のベルナルド教授を表敬訪問する。彼の博士論文は日本の住宅だというから驚く。その夜船でラ・プラタ川を渡りブエノス・アイレスのロベルトの家に泊まり翌日アルゼンチン最高のワインの産地メンドーサに飛び彼の設計したワイナリーを見たい。翌日バスでアンデス山脈を越えてサンチアゴに入り日曜日は休んで月曜から一週間カトリカ大学でワークショップである。テーマの締め切りは今月中。さて何にするか?

詩的コンクリートフレーム

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by 卓 坂牛

イタリアから篠原一男を知りたくてやってきた建築家とお会いした。彼はPoetic concrete frame と言うタイトルで博士論文を執筆中でその中に篠原一男の上原曲道の家の分析が登場する。他に出てくる分析対象はル・コルビュジエのドミノ、三―ス・ファン・デル・ローエのプロモントリーアパート、ヘルツォーグ&ド・ムーロンの石の家、レム・コールハースのボルドーの家、ジョン・ヘイダックのどれかだそうだ。なぜフレーム構造にこだわるのか?(壁ではなくて)と聞いたらフレームの持つ原理を整理したいということだった。因果ではなく解釈にせまるこういう論文の書き方はヨーロッパ的でうらやましいかぎりである。それにしてもこの若さでテーマも題材も渋くていいなあ。

賞に思う

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by 卓 坂牛

大学教員である中学の同級生がとある賞を受賞したので近しい人間でお祝いすることにした。このくらいの歳になると教員はなにがしか応募すると当たる確率は上がる。建築なんかやっているとまたお定まりのように毎年賞に応募してて一つくらいは引っかかる。特にアカデミックな世界に身を置くデザイナーは論文とともに賞がアイデンティティを作るので必須となる。それを見越したかのように賞の数はうなぎ上りに増え一体幾つ出さねばならないのかお金も時間もいくらあっても足りない。配偶者も毎年なにがしかの賞をいただくがお金もかかるみたいである。やれやれ、、