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by 卓 坂牛
3.11の地震が起こった時、僕は小諸商工会議所の建て替えの打ち合わせをしていた。建て替えが予定されていたくらいだから、建物は相当古く、慌てて建物の外に出た。多くの人が道路に出て怯えていた。その日僕は長野に行き、翌日の信州大学国立後期日程試験3.12に備える予定だった。しかし長野行きの電車が動き始めたのは夜10時だった。その日はどこにも電話はつながらず、翌日の試験があるのかないのかもわからずじまいだった。結局試験は行われた。東北以外の大学はおそらく試験は行われ、受けられなかった受験生には追試が行われた。さて今年も明日3.12が後期日程試験だろうが北海道の大学は中止を決めている。
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by 卓 坂牛
トイレ、洗面、厨房を塗装で仕上げる時は抗菌塗装を使っている。しかし抗菌は殺菌ではなく広がりを防ぐ効果である。だから抗菌塗装した壁にも菌はいる。だいたい抗菌とは細菌に効いてもウィルスに効くとは書いてない。しかし昨今、銀イオンを使った殺菌、殺ウィルス効果をうたう塗料もちらほら見られる。本当に効くならドアノブや手すりなどに塗り込んだらいい。
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by 卓 坂牛
確認の最後の最後でまた同じ質問。「用途上不可分の理由を述べよ」。その話しは施主の使用説明書で決着したはずなのに。
不可分問題は新しいプログラムの建物になると前例が無いから説明がとても難しい。今回の建物は基準法上は児童福祉施設だが在宅支援のためのソーシャルワーカー、ドクター等の連携、研修、検診、相談センターで本邦初のプログラムなのである。
帰国予定のヨーロッパにいる留学生たちは一部既帰国したが、未だ4名いる。2人は飛行機が、キャンセルになり、その内1人は別の機に振り替えてもらえたがもう1人は未だである。
月末に来宅予定のスペインの建築家は予定は変えないと連絡が来た。
やはり月末来宅予定のオーフスの学生たちは、既に日本国内を1か月旅しているが本国から帰国命令はでていないようである。
去年訪れたアルゼンチン、メンドーサではワイン祭りに 15万人の人が世界中から集まった。
国ごとに温度差がある。
わたしは、警戒しながらなるべく普通の生活をする。
2004年のある日、私は25年飲み続けた酒を3年間止めた。ついでにタバコも止めた。信州大学に赴任した頃、私は酒を飲まない先生だった。ところが、2007年に中国共産党の幹部に、良い酒と高いタバコを強く勧められて、あっけなく復活した。もうそろそろ飲みたくなっていたので、ちょうど良かったのだが。その後、時として数ヶ月禁酒ということはあるが、まあだいたいコンスタントに飲んでいる。
町田康が酒を止めた、と言う本があることを知った。読んでみた。すると止めたのは気が狂ったから、だそうだ。止めた後も、飲みたいと思うことしきりだが、それでも禁酒を戦いとして、続けているそうだ。持続するのに、最も重要なことは「自分を人と比べないこと」、と書いてあった。それは禁酒持続のためだけではなく人生において、最も重要なことの一つである。
四谷の駅前再開発は敷地南東角に高層棟が建ち北西側に緑地がありそこに向かって階段状に低層部が作られている。加えてこの階段テラスがかなり緑化されている。近隣の住宅地に対してスケールダウンした教科書的構成なのだが、このグリーンは一年のかなりの時間日影ではないのだろうか?
日蓮宗総本山身延山久遠寺に繋がる甲府遠光寺は社会福祉法人山梨立正光生園の母体。そこで地域総合家庭支援センター•テラの起工式は久遠寺の住職が執り行なう仏式だった。寒空に迫力の読経が鳴り響いた。
本日起工式に出席して、午後東京に戻り4月からスタートする社会人コースの打ち合わせをすると明日から無くなったチェコ出張の1週間となる。坂牛のカレンダーは空白のはずだが、出張無しとなった瞬間から埋まり始めた。起工式後はゼネコンさんに「しばらく穴でも掘っておいて」と言おうと思ったがそうもいくまい。
建築細胞学の第1章はセルの生まれ方第2章はセルの大きさとその被膜、第3章はセル間の流れと淀み。建築を、細胞の集合体とみなすとまた別の側面が、見える。もっと流れが前景化し、建築が後景化するような
台風で延期されコロナで中止となった「流れと澱み」を語る会に誘ってくれた遺伝学研究所の木村先生から著書が届いた。タイトルは『細胞建築学入門』である。細胞学を建築学とアナロジカルに「力学性」「多様性」「中枢なき調和」「時間変化」という視点から考えていくことを提唱している。
一方僕らの建築学も細胞学から学ぶことは多々ありそうで、「動的平衡論」、さらに「生物は秩序を求めている」、「遺伝子が突然変異する建築」などなど『建築細胞学』を考えてみたい。「流れと淀み」はそんな建築細胞学への第一歩である。
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