生まれた病院を目指して歩いたら、行きに隈さんに会い、帰りに手嶋さんにあった。

61になった。僕が生まれる時父は病院近くの池を散歩していたという。安月給を奮発してハイヤーを呼び帰宅したと言う。母は28で僕を産み、80で他界した。コロナを生き延びたら80までは生きよう。

zoomに自分を没入するのは個人差があるだろうが僕は結構疲れる。こちらのコンテクストから抜け出てあちらのコンテクストに飛ぶ精神的ワープが必要である。今日は終わり。他の仕事は明日しまーす。

国立シンガポール大学でスタジオを持っている横尾真くんに招かれてzoom講評会のゲストクリティークをしている。午前中の部が終わった。課題はベルリンのナショナルギャラリーの別館を設計すると言うもの。懐かしのシングリッシュ・プレゼンテーションを聞きながら気分はシンガポールである。僕以外に構造エンジニアのジョバンニさんもゲストクリティーク。なるほど講評会はこんな感じになるわけだ。

シンガポール大学はQSランキング世界１１位と言う素晴らしい大学である。質問にきちんと答えられる彼らはやはり素晴らしい学生のようである。

神楽坂のメイン通りは早稲田通りである交通量が多い、まっすぐ行けば早稲田から高田馬場に抜ける。それに平行して早大通りというのがある。そちらは早稲田大学で行き止まりだから交通量が少ないのに広く緑が多いので散歩にはもってこいである。有名建築もある。

茜の家のクライアントからメールをいただいた。このコロナ騒ぎでこの家に長く生活していると言う。

「勝浦の家は私どもにとってかけがえのない場所になっており、思い描いていた通りの2拠点生活を満足しています。人混みもなく緑に囲まれて自由に遠慮無く散歩できることがこれほど心休まることとは思いもかけませんでした」

期せずして、ありがたいことである。

どさっと届いた和紙、梱包を解き、しばらく除菌。

買い物は3日に１回と言われて缶詰コンビーフと冷蔵庫のソーセージで夕食。トマトとコンビーフなんてなかなか思いつかない。竹の子とソーセージ炒め。キャベツスープ。

４月の光熱費がポストに入っていた。引っ越してから1年分の電気ガス水道代が集計された。一昨年まで住んでいた赤坂の５０平米のマンションと比較してみた。

●50平米のマンション(平均月額）

電気16,000円、ガス4,200円、水道3,900円

●神楽坂の90平米の戸建て

電気13,000円、ガス3,500円、水道2,500円

ちなみに神楽坂では冬季は地下のエアコンは付けっ放し、夏季は最上階のエアコン付けっ放しにしていました。電気は竹内仕様の断熱材で安くなるのは想定内でしたが、ガス（給湯のみ）と水道が安くなるのは想定外の喜びです。でもなんでかな？

非常勤講師を仰せつかっている日本女子大まで散歩しながら思った。今年度は遠隔授業だから交通費は支給されないな？と。そりゃそうだ。理科大だって同じだろう。となると、理科大なら常勤770非常勤970計1740の交通費が月1万として約1700万うく。それを学生に還元できたらいい。何に使えるかわからない。微々たるものかもしれないが。