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May 2013

元気先生

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by 卓 坂牛

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理科大には出版会はないのだが『理大科学フォーラム』という雑誌を出版している。その中に「元気先生がゆく」というコーナーがあり先日取材を受けた。出来上がりましたと送られて来た雑誌を見たら表紙に顔写真が載っていた。この年になって元気先生と呼ばれるた上に表紙にしていただいたのは光栄。

槙文彦設計日本ユダヤ教団

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by 卓 坂牛

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スチュワート先生に誘われて、AIAジャパンが主催するレクチャーシリーズに行ってきた。今回は建築史家Susan G. SolomonによるLouis I. Kahn and Jewish Architectureというテーマのレクチャ。テーマに合わせ場所は槙さんが設計した日本ユダヤ教団。こんな建物があると言うことも、ましてはそれを槙さんが設計していたなどということも全く知らなかった。槙事務所の担当者(アメリカ人)が館内を案内してくれた。槙も自分もジューではないが設計はそれほど困ることはなかったとのこと。
レクチャーはなかなか興味深かったカーンの最初の作品がシナゴーグだとは知らなかった。

浅川敏が荒木町で歌う

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by 卓 坂牛

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『コンフォルト』で新作を浅川敏さんに撮っていただいた。その昔ホタルイカという神田のイタリアンレストランを撮って頂いて以来である。撮影の日は北欧から帰る日と重なりお会いできなかったので彼が撮った写真全部持って事務所に来てくれた。来られたのはそれだけではなく僕が最近近所の不可思議な写真をFBに載せているのが面白いらしくお話をしたいということでもあった。彼は僕と同い年。
夕方浅川さんが事務所に来るよと隣の木島さんに言ったら弧風院も浅川さんに撮って頂いたというわけで、三人で荒木町で一杯ということになった。鈴新(とんかつや)に行こうとしたらなんと浅川さんは肉を食わないとのこと。というわけでそのもう少し向こうの有名な野菜鍋屋に行く。そこで鍋をつまんでいたら荒木町の流しのしんちゃんがふらりと入ってきた。そしたらなんと浅川さんが素敵な歌声で歌いはじめしんちゃんのギターがそれにハモッタ。久しぶりに素敵な音の時間を楽しませていただいた。そしていつもように「四ツ谷こくている」でもう一杯。
写真の話は面白い。撮る傍から違うアングルが思い浮かびシャッターを切る瞬間まで悩むらしい。そして浅川さんが気になった写真家は浅井慎平だとか、、、、
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風景が馴染んできた

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by 卓 坂牛

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月曜日は午後金町でゼミ。夜は神楽で授業。金町はちょっと遠いのだが、だいたい電車は上りも下りも座れる。金町に最初に来たときは東京東側の独特の風景だなあと思っていたが最近は普通の風景になってきた。風景が馴染んできた。

日本人英語の欠点:接続詞が無い!!!

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by 卓 坂牛

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自分の書いた日本語を英語にしようと思って困ることがある。英語にならないのである。理由は論理的ではないからである。文章に主語が無かったり、文と文の関係が順接なのか逆説なのか分からなかったりするからである。しかし自分の日本語だからそこでまず自問して日本語を直せばとりあえず英語は作れる。
マーク・ピーターセン『実践日本人の英語』岩波新書2013に似たようなことが書いてあった。この新書は外人の書く日本人英語の欠点を指摘した本の中では出色の出来映えである。なかなか参考になることが多い。この本の11章は、こんな英語は子供英語だと注意喚起をしている。それは不完全なセンテンスとぶつ切りだそうだ。ぶつ切り英語とはとにかく文章が接続詞無に羅列されている英語である。外人の話す日本語もそう聞こえるけれど同じである。それでそれをどう直せばいいかというと接続詞を入れて行けばいいのだが、問題はその次である。そもそも日本語でものを考える時僕らはあまり論理的ではないのである。僕自身そうであるようにだらだらと思いついたことが羅列されがちなのである。だから接続詞をいれようにも入らない。つまり文章があって接続詞をいれるのではもう遅い。先ず文章全体の論理構造を考えてから書き始めないと接続詞などはいらない。入らないと子供の独り言みたいになってしまうわけである。
既述の通り自分の文章でさえこうなので、学生の文章はもっとひどい独り言である。というわけで坂牛研ではPD天内君が翻訳勉強会をして英語の論理構造に馴れさせようとしている。是非英語でも日本でも接続詞に自覚的になって文章を作って欲しいところである。

安西肇とアントニオ・ロペスを渋谷ではしご

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by 卓 坂牛

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空耳アワーの安齋 肇の本業はイラストレーター。その展覧会がパルコでありかみさんに誘われて見に行った。この人の父親は有名な画家ということもありやはり小さい時から絵がうまい。生き方が緩いと描くイラストも緩い。上手だなあ!!
安西を見に行ったついでに文化村にスペインリアリズムの巨匠というふれこみのアントニオ・ロペスを見に行った。これは天才的に絵がうまい。リアリズムの人だからますますそう思うのだろう。でもこの人のリアリズムはいわゆるフォトリアリズムようなものとはちょっと違い味がある。今年は日本スペイン交流400周年ということなのでいろいろとスペイン文化のお披露目がありそうだ。

もっと精度を!

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by 卓 坂牛

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3年の製図のエスキス。5軒長屋という課題である。場所は市ヶ谷の裏の方。最近の学生は何でも模型材料にするのだと感心してしまう。たわし模型である。しかしこういう材料も精度を上げてこそ効果的である。丁寧に寸法を追いながら、正確に、切だし、それでいて素材がラフだと効果的である。もちろん色がきれいなのは結構であるが。

プルーベの変形を練習してみました

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by 卓 坂牛

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研究室では毎週住宅のプランを一つ暗記してきてそれをお題に沿って換骨奪胎し、自分の建築に創るという練習をしている。時間は1時間。昨日のそれはジャン・プルーベのサントロぺの週末住宅がテーマ。この流れるような輪郭線約70メートルを変形させ、中の水回りを配置変えして、性質の異なる空間に作り変えよと言うお題。なかなか皆検討。先ほど採点終了。上位作品は研究室に貼りだす。上位作品の一つに中国大連理工大学からの研究生、呈さんの作品あり。やっと日本の環境にも慣れてきたかな?なかなか上手に変形しました。拍手。

2年生はもっとシンプルに!!

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by 卓 坂牛

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今夕は2年生の設計製図の合評会。非常勤の先生は上条さん、清水さん、長谷川さん、新堀さん、古見さん、三戸さん。ゲストクリティークはmicoのお二人。
さて今年の二年生の案は去年に比べなかなか器用な案もいろいろあった。でも2年生の住宅課題はもっとやりたいことを一つに定めシンプルにそぎ落として作った方がいいと感じた。プログラムが複雑になるといやがおうでも器用にさばかなければいけないことは増えるわけで、シンプルなプログラムにシンプルに対応できた方がいい。

スケジュールとにらめっこ

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by 卓 坂牛

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国際交流基金の助成金が下りることとなり建築家のロベルト・ブスネリと建築博物館館長のヘルナン・ビスマンが来日することになった。それは良かったが、彼らがアルゼンチンのとある国家プロジェクトの設計者に指名され予定の3月に来られなくなり、1月のしかも2日ころに来ることになった。下手をすると今年の大晦日である。まあ年越しを一緒にするのも楽しいなあなんて呑気な気持ちでいたのだが、さて飛行機やホテルのことを考え始めてはたと焦る。24万と予算組していた航空券はハイシーズンと円安でおおよそ30万である。加えて正月のホテルはもちろん高い。やれやれ!!日程変更をしたのは彼らだから、多少は自腹を切ることになっても怒らないでねとメールを打ちながら、うまい手はないものかと気を揉む。