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May 2013

東工大ボート部合宿所見学

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by 卓 坂牛

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東工大ボート部の合宿所が奥山信一さんの設計で新しくなった。戸田ボートコースに初めて行ったが、2~30校の大学ボート部の合宿所が水路の両側に建っていた。東工大にもこんなところがあったんだ。知らなかった。合宿所は9時半消灯で4時半起床だそうだ。朝練習をしてから大学に行くとのこと。こういう寺みたいなところが現代日本の大学にも残されているのにびっくり。

ロースのエロスとは

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by 卓 坂牛

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午前中、早稲田演習の学生発表。テーマは男性性・女性性。アドルフ・ロースミュラー邸を分析。外観の直線性や簡潔性をウィトルウィウスを引用し男性性とした一方、ラウムプランの核となる婦人室を子宮を髣髴とさせる女性性と分析。ミュラー邸がエロスを漂わせると言うのは引用だが、そのエロスを探し出して空間に位置づけた分析力はあっぱれである。
夜アルゼンチンよりメール。国際交流基金からの助成が決まり、アルゼンチンから建築家、建築博物館館長が来日し展覧会、シンポジウム、ワークショップを行うのだが日程が定まらず右往左往していた。やっと来年1月の線で決定である。ほっとした。

FB恐るべし!

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by 卓 坂牛

高校の先輩でサッカー部の先輩でもあるSさんが金町キャンパスに遊びに来た。きっかけはFBである。FBで理科大が引っ越したことを知り、新キャンパスを見たいと言い来校することとなった。来校することをFB上で知った大学の先輩先生UさんがSさんを良く知っているとおっしゃり、では自分も会おうということになった。するとそれをやはりFB上で見た理科大OBで僕の高校の先輩でもありこの3人を知っているIさんがSさんとUさんが知り合いとは知らなかった、自分も是非合流しましょうということになった。そしてSさん、Sさんの奥様、Uさん、Iさん、私の5人で食事をした。FB恐るべし!

スケボーの街

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by 卓 坂牛

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大学行く途中にレモン展に立ち寄った。数日間しかやらない展覧会なので本日を逃すと行けそうもないと思った。最近のレモン展はでかい。僕らが出していたころに比べると隔世の感がある。なんたって出す大学の数が違う。僕らの頃は東京周辺の(というか都内の)大学20校もなかったと記憶する。余りに多いので一つ一つ丁寧に見ている時間は無いので何が言いたいのかそう簡単には理解できない。表層だけさあっとなめて時間切れ。一つ目についたのはスケートボードで走る街みたいな模型。イアンボーデンが見たら涙流して喜びそうな案だった。

すこし分かったパレスチナ

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by 卓 坂牛

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重信房子の娘重信メイの書いた『「アラブの春」の正体』角川書店2012を読んで少しパレスチナ問題が理解できてきた。これまでパレスチナのことをいくつかの本で読んだり、新聞読んだりしてもどこかぴんと来なかったのだがそれがなぜだかわかった。書いている人がパレスチナ人ではなかったからだ。パレスチナからの視点が乏しかったからだろう。重信は母が日本人だが父はパレスチナ人でありパレスチナ寄りの視点が入っている。
その昔アルジェリアを旅行している時にばったり出会った戦場カメラマンとアルジェのPLOに行ったことがある。PLO(パレスチナ解放戦線)と言ってもピンとこなかったけれど少し理解が深まった。

都心の緑溢れるカフェ

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by 卓 坂牛

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朝ジョギングをしていたら清水谷公園の前にオープンカフェがあることに気付いた。このあたり頻繁に走っているのだが今まで知らなかった。今まではオープンではなかったからだろうか?今日は絶好の日和だと思い。帰宅後かみさんを誘い遅めのランチをとりに散歩がてらやって来た。清水谷公園の新緑が鮮やかで、「都心にこれだけの環境を楽しめるカフェはあるまい!」と気分がよくなった。そのうえこの辺りはフランス人が多いのかイケメンウエィターが「ムッシュ、ムッシュ」を連発するのには笑った。
今年は訳あって都会から出ることのないゴールデンウィークだったが、ゆったりと落ち着いた日が過ごせていい1週間だった。

信大、理大合同OB会

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by 卓 坂牛

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信大、理科大坂牛研合同OB会を行った。連休なかびなので来られない人も多いだろうと思ったが信大生20人、理科大生30人集まった。席はくじ引きで決め両大学の人が交じりあった。信大生はほとんど就職している。 20人来たうち半分がアトリエ事務所半分がゼネコン設計部や組織事務所など(こうして改めてみると設計していないのは役所行った一人くらいである)。まだOBの少ない理科大坂牛研の良き先輩になってくれると嬉しい。

読書三昧

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by 卓 坂牛

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朝から読書三昧。
一冊目
佐藤直樹『なぜ日本人は世間と寝たがるのかー空気を読む家族』春秋社2013
世間とは①お返しの世界であり、②年齢や職業の身分を尊び、③「皆同じ」を尊重し、④習慣を重んじる。そんな日本には欧米型の近代家族とは少々異なり公私があいまいで世間が混入した家族が出来上がる。そんな家族には空気を読むのが好きな人間が生産される。我が家も僕以外は空気読むのが好きである。まあそれはそれで悪いことだけではないのだが。
二冊目
高橋秀実『男は邪魔!「性差」をめぐる探求』光文社新書2013
いやはや最初から最後まで男は役に立たない一点張り。一冊目の世間体の話が少々古臭い話題なら男蔑視は超今的な話である。確かに冷静で素直で賢い女性陣がこれからはもっと社会で活躍すべきだとはつくづく思う。「おれがおれが」と口だけの五月蠅い男性陣はもうすぐ総入れ替えであろう。
三冊目
古市憲寿『僕たちの前途』講談社2012
若者に未来はないという話はもう山のように本屋に並んでいる。そこで未来のある、かと言ってホリエモンのように派手ではない、地道な若い起業家の実態をデーターに基づき調査しようとした本である。著者自身が大学のドクターに在籍しながら3名程度のベンチャー企業を立ち上げている。これからの時代起業も金のためではなく、やりたいことをやるためのものだから大人数にはしない。ただし少人数で金を稼ぐには付加価値の高いこと(他の人ではできないこと)をするべきだと提唱する。その通り。

我が家のそばのギャラリーコンプレックス

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by 卓 坂牛

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我家のそばにギャラリーコンプレックスがある。Art complex center of Tokyoという名前。外観はちょっとびっくりするようなディズニーランド調。住宅街の中にこんな場所があるとは驚きである。恐る恐る中に入ってみると素朴な作品がたくさん展示されている。

都心と郊外の別荘

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by 卓 坂牛

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理科大工学部二部は建築と電気の研究室は葛飾にあり経営工学と教養は神楽に研究室がある。加えて建築と電気は3年まで神楽坂で授業。考えてみればかなり複雑。そもそも一つの学部が二つのキャンパスで活動しているなんてあまりあるものではない。そこで教授総会もどちらでやるかということになり、結局テレビ会議をすることとした。今日はその初回。両方でやるため、資料の用意など煩雑になるので次回からはペーパーレス化することとなった。
ペーパーレスと言えば、今朝、壊れかけてきた事務所のコピー機をどうするかという話し合いがあり、今後コピー機と言うものはどれほど必要になるだろうかという議論があった。これからの時代、人にものを見せるにしても見る側がタブレットを持っていて、紙を渡すのではなく、データーを渡す時代がもうそこまで来ている。重要なのは情報であって、それがうまく伝わり間違いなく保管できれば十分。紙が必要なのは紙が最も効果的な時だけでいい。
話は理科大にもどるが、建築は葛飾に研究室はあるのだが、神楽での授業が多いので、神楽にも教員室を作っていただきようやく家具も入り完成。先日とある人に、大学の先生は給料は安いかもしれないが、ランニングコストのかからない別荘を無償で貸与されているようなもの、加えてその別荘にはカフェもあれば図書館もあるのだからこんな贅沢なことはないと言われた。確かに神楽と葛飾の二重生活は大変だけれど、都心と郊外に別荘を貸与されていると思えばそれを有効に使わない手はない。