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Dec 2013

研究室少し早い納会

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by 卓 坂牛

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今年最後の講義をしてゼミしてちょっと早いが研究室大掃除。研究室蔵書の所在チェック。新たに買った本のリスト化などなどを行った。まだ研究室の作業はずううううっと続きそうなのだが、ひとまず中締め。掃除の後は秋に行ったブエノスアイレス、ブラジルのスライドを紹介しながら一杯。一緒に行った宮前君が買ってきたマルベックがとても美味しい。
皆さん今年一年ご苦労様。輪読ゼミを指導してくれた天内君感謝。研究室のあれこれととにかく何でもかんでもやってくれた田谷君多謝。そしてもちろん研究室を先輩としてひっぱってくれた院生にも感謝している。この研究室と言う日本独特の不思議な制度は世界的にはとても珍しい制度である。なんだこれはという外国の人もいる。でもある以上は上手に使わないと損であり、その場所を有効に使うも使わぬも学生次第である。そのためのいろいろな材料は僕が提供するけれどそれを自分のものにするかどうかは君たち次第。数十人もいるコミュニテイなのだから皆にとって最高の場所になるというのは鼻から無理な話である。だからこういう場所は自分が期待することの80%にできたら大成功なのだと思う。それは先生にとってもそうである。だから僕は僕が100%満足のいく場所にしようなんて全く思ってない。そう思ったらそれは皆にとって満足にいくものにはきっとならないだろう。研究室をそうしようと思う先生もなかにはいる。でもそれは間違いである。学生がプレィヤーとしてこの場所を満足いくものにすることが重要である。それは僕も意見を言うべきだろうし、所属する全ての学生が意見を言うことで、共通の満足が生まれるのである。
来年に向けて皆が自分を生かし他人も満足いくものにするためにはどうしたらいいのかを互いによく考えて行動して欲しい。来年もよろしく。

建築プレボの論理

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by 卓 坂牛

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昼に大学に行って少々仕事。夕方事務所に戻って佐賀大の平瀬さんと打ち合わせ。来年に出そうとしている建築のプレボレイアウト本についての打ち合わせをする。建築のレイアウトは単なるグリッドとかグラフィックの問題ではない。それは現代的視覚におけるヒエラルキーとフラットの問題であり論理と感性の問題である。この二つの軸が作るマトリックスの中でどこに自分の表現を位置づけるかが建築プレボの論理である。

翻訳は終わらない

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by 卓 坂牛

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毎月一回4人で翻訳読み合わせをやっている。今日も12時から5時まで5時間。今はエイドリアン・フォーティーのConcrete and Cultureという本を訳している。一通り訳し終わり、今は担当を変えて二回目の読み合わせをしている。翻訳という作業はきりがない。一度とても慎重に訳されたものでも人を変えて2回目のチェックを行うと必ず間違いを発見する。そして恐らく3度目をやれば、間違いはないかもしれないが、もっといい日本語が必ず見つかる。そして4回目をやれば、また必ずいい日本語が思い浮かぶだろう。しかしそんなことをしていると永遠に日の目を見ないことになるのでどこかで「しかたない」と思うしかない。翻訳の名手はどうしているのだろうか?村上春樹も「しかたない」と思っているのだろうか?

英語教育の変化に驚く

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by 卓 坂牛

高等学校の指導要綱の改訂について文科省の方が理科大に来られてレクチャされた。昨今の英語教育の変化には驚いた。英文解釈や和文英訳など日本語が介在する作業は行わないそうだ。もちろん授業は全部英語。英語は言語を教えるのではなくコミュニケーションを教える学科と言う風に考え方を換えたそうだ。つまり日本語を知らない世界中のだれが来ても英語を覚えられる授業でありテストなのである。なるほど結構なことかもしれない。そうした教育を受けた学生が来れば国際ワークショップもさらに実りあるものとなろう。

レネ語る

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by 卓 坂牛

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先週木曜日から初めたレネワークショプ1週間かけて終了。総勢二十名二部の二年、三年、大学院一年、先週の木曜日自転車を借りて全員で皇居を一周した。その後4チームに分かれてスタートした。エスキスチェックは基本的に英語で行われ都心ネットワーク、自転車による東京デートコース、衣食住と自転車、都市醜をラップなどなどなかなか魅力的なテーマが現れた。レネも満足したようだ。最終講評は一チーム15分オール英語、講評15分。終わって飲んで歌って楽しかった。帰宅するとレネからメールI will miss our good students (I will take them with me in my heart).

進歩しない冷蔵庫

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by 卓 坂牛

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我が家の冷蔵庫がいかれてきた。買い換えようと配偶者に言われている。どこが壊れているのか僕にはよく分からないが、最も使う人(というか管理責任者とでも言おうか)がそう言っているのだからあまり逆らうといいことは無い。そこで情報収集し始めた。しかしはっきり言って容量と野菜室がどこにあるかぐらいが差と言えば差で。後は全体のサイズで入るか入らないくらいが決定要素である。
数年前某家電メーカーのエアコンを作る工場長の方が言っていた。家電製品はもはや進歩のしようがない。特に洗濯機や冷蔵庫はそうで、仕方ないから何か新しいおまけみたいな機能(付加価値)をつけてなんとか値段を上げる理由としている。それでも限度があり、利益率は極めて低い。家電って儲からないんですよと言っていた。
冷蔵庫のラインナップを見ていてこの機能は是非欲しいと思うのはアイスディスペンサー。学生時代家庭教師先の邸宅にアメリカ製の冷蔵庫がありそれにこの機能がついていた。暑い夏の日にドアを開けずにコップを押し付けるだけでクラッシュアイスが山のように出てくるこの機能に目が点となった。30年以上も前の機能が未だに一番欲しい機能だと言うところが進歩しない家電製品を象徴している。
でもこの冷蔵庫でかすぎて我が家には入らない。

ワークショプをやりながら来年のワークショップが気になる

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by 卓 坂牛

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朝からレネワークショップのエスキスチェックをする。先週でコンセプトメーキングは終了して今週からはデザインに入るようにと言っているのだが、未だコンセプトをいじくっているチームがあるので注意した。ワークショップは限られた時間で成果を出す作業なので時間配分は自ずと決まってくる。いつまでもだらだらやることでは無い。
午後主任会議が3時間。その後就職関連のリクルーターとお会いしてからゼミ。なかなか連日タフである。それらをこなしながら来年早々に始まる次のワークショップ、展覧会などで決まっていないことはないかと心配になる。さすがにこの時期に国外から人を招いてワークショップなどを二つもこなすのは神経が疲れる。

近所はクリスマス

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by 卓 坂牛

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講義とゼミ。今晩は人に会う予定だったが体調不良で帰宅。近所は先週からクリスマスモードである。

アルゼンチンワークショップへの参加者募ります

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by 卓 坂牛

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来年1月6日(月)~1月9日(木)まで東京理科大学神楽坂校舎にて国際ワークショップを行います。講師はアルゼンチンの建築家ロベルト・ブスネリ氏とダニエル・シルベルファーデン氏です。テーマはブエノスアイレスのスラムを社会化して地域とつなげようとするものです。
理科大の学生が主体ですが学外からも10名参加できます。参加無料です。ご希望の方は坂牛研究室助手田谷公人までご連絡ください。電話5876ー1379 メールtata@rs.tus.ac.jp
詳細は下記をダウンロードください
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蕎麦でも食べたくなる場所

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by 卓 坂牛

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お昼に八潮五大学連携チームでデザインした元八潮市長の家にお邪魔した。お披露目をかねたお食事会だった。ご苦労をかけた大工さんの言葉が印象的、弟子には何も教えない。教えたら覚えない。盗まないと。そしたらその大工さんをかかえる工務店の社長が「だから弟子が育たないんだよな」とぼやいていた。帰りに柳澤潤さんの新しい建物を見る。双方おおらかな空間だけど細部が違う。柳澤さんのは肩の力が抜けた蕎麦でも食べたくなるような場所だった。お見事。