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Jun 2014

不思議な出会い

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by 卓 坂牛

午前中付属の4つ先輩で理科大OBでもある鈴木裕一さんと理科大でお会いした。高校の先輩ではあるが知り合ったのはFB上であり、今日お会いするのは全くの初めてである。1時間しかお互い時間が無かったのだがお話ししたいことが余りに多くすべてを話せず終わってしまった。二人が共有しているものは単に教育や職場の問題だけではなく、彼のところでその昔働いていた所員が最近私がアルゼンチンで友人になった建築家であり、彼はこの6月に日本に来て私と共同研究することになっていたり、鈴木さんの研究室の後輩が私の信大時代の研究室に修士できていたり、彼の奥さんと私の配偶者は双方女子美に行っていたり、彼が私を知ったのは私の訳した『言葉と建築』に興味を持ってくれたからであったり、などなどどれもあまり話はできなかったが、初めて会った二人にあまりに共有するものが多いのに驚いた。そして8月にバルセロナで再会するのを楽しみに1時間の会話を楽しみお別れした。

篠原一男中国展作品集 いいねえ

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by 卓 坂牛

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中国での展覧会に合わせて作られた篠原一男中国語の作品集を先日いただいた。26センチ角287頁。未完の作品も含み全作品が網羅されている。加えて住宅の縮尺がすべて1:100に揃えられているので実に見やすい。
表紙は未完の遺作となった蓼科の家。もしこれができていれば確実に僕の一番好きな作品になっていたと思う。荒々しさと緻密さが同居する篠原ワールドの総仕上げだと思えるものだ。完成を見れなかったのは本当に悔しい。この作品のためのA3スケッチが400枚近くあると奥山先生に聞いた。晩年死と向かい合いながら食事を摂るようにスケッチを描いていたのだろう。狂気を感じる。

フロアーミーティング

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by 卓 坂牛

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午前中プロジェクトゼミ。今日は構造の多田さんに入ってもらって構造的な可能性についてチェックしていった。構造的可能性のタイポロジーは見えてきたが建築的な核となるものはこれから考えていかなければならない。
午後はまたまた建築グラフィックの検討研究。床にガムテープでマトリックスを作り様々な事例を床に置きながらひたすら皆で考察を加えていく。だんだん事例も増えながら、それによって考察も深まる。
夜は4年生のプレディプロマエスキスチェック。うーん週の初めはタフだわ、、、

Cycle Infrastructure

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by 卓 坂牛

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Stefan Bendiks Aglae Cegros Cycle Infra Structure Rotterdam 2013は世界中の自転車レーンのケーススタディを行っている。オランダ、イギリス、デンマーク、ポルトガル、パリ、ドイツ、カナダ、オーストリア。それらの自転車インフラを評価する基準として次の8つが提示されている。
1) デザインが一貫していること
2) ルートが直線的に結ばれていること
3) 魅力
4) 安全性
5) 快適性
6) 環境との統合性
7) 使用者に豊かな経験を与えること
8) 社会経済的な価値を持つこと
これらの基準で最も評価が高かったのはコペンハーゲンだった。実体験してみたいところである。

ポール・スミススペース

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by 卓 坂牛

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朝ジムで走ってから、自転車で神宮前のポールスミススペースへ。この辺り最近お店が急増しているような気がする。とあるお店に立ち寄って店主に聞いたらすごく増えていますと言っていた。ポールスミスペースは2階まではお店で3階がキャラリーになっている。お店のアプローチが緑の路地で気持ち良い。3階ではロンドンをベースに活躍するアーティスト、イアン・スティーブンソンによるエキシビション「サティスファクション・ギャランティード」展が行われている。小さな場所だが快適。

桐陰建築会

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by 卓 坂牛

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午後クライアントとの打ち合わせ。夕方母校教育大付属の建築関係者の集まり「桐陰建築会」に行く。最近早稲田で学位を取った六反田さんの論文を聞く。ベトナム建築の架構の変遷を追った論文である。文献が少なく歴史を追うのが大変だったようである。その後やっとのことで着工した同窓会館の進捗状況を川村純一さんが説明した。これは中高の敷地の端に在校生、卒業生がお金を出し合って創ることになった建物である。卒業式ができるホールと中高の歴史資料展示と茶室、事務室などを入れた建物である。数年前にOBである片山先生、益子先生が審査員となってコンペとなった。10案近くの応募があったが(僕も出したが)アーキテクトファイブの河村さんが一等となり河村さんの案を創ることとなった。
というところまでは知っていたがその後着工までに3回の入札不調がありやっと契約となったとのこと。その苦労が実を結ぶことを祈るのみ。