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Dec 2014

小学生の時以来の目薬

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by 卓 坂牛

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本日昼から翻訳会をしていたら目が霞んで字が2重に見えてきた。朝からパソコンで音楽史をずーっと追っかけていたから既に目はだいぶ疲れているはずでそれが良くなかったのだろうか?老眼鏡をかけると30分はいいのだがそれを過ぎるとまた霞むのである。実は以前100円ショップ老眼鏡で目が疲れるので、このメガネは1週間くらい前に、検眼してJINSで作ったもの。加えて4000円出してパソコンの光に対する処理もしたものなのだが、、、ダメである。ついに小学校の水泳以来点したことのなかった目薬を買ってきて点した。多少いい。それにしても、CPUも携帯もどちらも目には悪いのだろうか?

WS2日目

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by 卓 坂牛

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執筆中の『建築の条件』の書き上げたところまでを先日編集者に送り読んでもらった。その後意見を聞きながらの忘年会。その時に音楽の話をもう少し入れようと思った。音楽なら比較的自分のテリトリーなのですらすら書きたせそうな気がした。そこで今朝は音楽のポストモダーンと言われるような曲をユーチューブで聞いた。10時に家を出て大学へ。ワークショップ二日目のエスキスチェック。昨日は国際ワークショップの一日目にいつも思うプアな英語力と理解不足からくるピント外れのプロダクトに脱力感を覚えた。二日目になると学生も少し英語に慣れ、そして昨日のエスキスでやるべきことをもう少し理解し、プロダクトもプレゼンも満足いくものに近づいていく。チェックを終えて僕もエンリクも思わず笑が漏れる。1時に学長室へ表敬訪問をして簡単なプレゼンをして、エンリクはキャッシュをもらう。2時半から一般レクチャーを行う。一体どのくらいの人が来るのか心配だったが101教室にけっこうたくさんの人が集まった。ホッとした。そしてエンリクのレクチャーも学生にわかりやすくファンタスティックなもの。その後彼は明治大学でレクチャーをするので御茶ノ水まで連れて行き中野への行き方を教える。すると大学から電話、今日卒計のエスキスする予定デスとのこと。えええ、きっと口で言って手帳に書いていないだけなのだろう。しかし金町に帰るのはしんどい。神楽に来てもらいエスキス。エスキスする人はいつも同じ。しない人は大丈夫だろうか?

こんなに話さない話せないってちょっと参ったな、、、、

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by 卓 坂牛

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ワークショップは昨日始まり今日が最初のエスキースチェックである。今回は課題が難しい。タイトルが「NEO祭り」。現代の祭りを演出せよというものである。彼らには今何を祝いどう祝うかという考えを出してもらうことにしたのだが、いい線いくのだがもう一歩である。なんとも、とにかく問題なのは英語力。国際化は英語力の問題ではないという人もいるけれどそれは小学生程度の英語が話せて聞けて初めて言えることである。今日の様子を見ているとちょっとやばい、、、、、エンリクもさすがに、、、、Today I was a bit tired とため息、、、、、
明日は午後一般のレクチャーをしてもらう。是非皆さん聞きに来てください。
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サントリーホール

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by 卓 坂牛

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安井建築事務所の元社長でサントリーホールの設計者であった佐野正一氏の逝去を忍びサントリーホールのブルーローズ(小ホール)で会が催された。現社長であり理科大のOBである佐野吉彦氏の進行で、サントリーホール建設までの経緯のビデオ、鼎談、音楽会と盛りだくさんの会だった。サントリーホールがワインヤード型になっているのはカラヤンの強い意見によるものだと初めて知った。ハンス・シャロウンのベルリン・フィルハーモニーもワインヤード型であるがそれもカラヤンとシャロウンの合作だったということのようである。カラヤンがこの型にこだわるのは、聴衆と演奏者が合体して音楽空間を生み出すためだという。僕はそういう場所でコンサートを聞いたことがない。

エンリクと歩く神楽坂

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by 卓 坂牛

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昨晩到着したエンリクと昼に会い神楽坂を散策。日本に数年住んでいたエンリクだが神楽坂は初めてとのことで興奮気味。こういう路地空間における防火、消防、救急車問題はスペインも同様で日本のように木造だと一層ことは深刻だろうと言う。しかしこういう空間を残すのは建築家の使命であるとも言う。またじっくりとスペインではどうしているのか聞いてみたい。祭りワークショップの明日のオリエンのスライドを見せてもらって興奮した。バルセロナで行われているNEO祭りの風景はファンタスティックに尽きる。街を人々のモノにすると言う意識は日本とは格段の差がある。見習うべきところは多そうである。

第三回国際ワークショップ neo 祭り

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by 卓 坂牛

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スペインの建築家エンリク・マッシプが今日来日する。飛行機の時間が急遽11時ころになり、さてどうやって大学宿舎の鍵を渡せばいいものかはたと困る。結局宮前くんにレンタカーで迎えに行ってもらい、大学によってキーを貰うということにした。
明後日から理科大で院生、学部3年生相手に第三回を迎えた国際ワークショップを始める。テーマはNEO祭り。新しい祭りの企画と空間を創造しようというものである。元はといえば僕が公共空間を考えたいという振りに対して、彼が提案してきたことである。彼の認識では日本に公共空間はなく、ほとんどの公共空間と言われている場所は商業空間であるという。仮に真の意味での公共空間があるとすればそれは政治的デモの場か、祭りの場であると彼は言う。その認識は字義通り読めば間違いだけれど言わんとしていることは正しい。さていったいどのように展開するのかとても楽しみである。

研究室忘年会

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by 卓 坂牛

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研究室忘年会。山下が幹事して、宮前がコック。うまかった。ワインはアルゼンチンものが3本あって満足。現役、OBに加え、信大時代の朝日、田中、門井、植松、他大に行った安田、中山、などなど。書斎の処分本を皆にプレゼント。

本って何か?本屋って何か?

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by 卓 坂牛

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ジャン=リュック・ナンシー西宮かおり『思考の取引――書物と書店と』(2005)2014 岩波書店の装丁が目を引いた。グレーと黒にクリームの帯。版形も大きすぎず小さすぎず。タイトルがかっこいい。そして著者に僕は信頼を置いている。その昔ナンシーによる『遠くの都市』という本の解題を書いたことがあり、その時彼の著書を多く読んでファンになった。とても晦渋な言い回しなので言っていることをすべて理解している自信はないのだが、理解しうる内容には惹きつけられる。
本にはイデアというような「形質」があり、読むという行為はその形質をそのたびごとに新たに描き直すことだという。また書店とは香水やであり焼肉屋であり、パン屋であり、つまり書物から立ちのぼる香りや匂いを嗅ぎとる楽しみのある場所だという。それはまさに装丁でり、著者であり、出版社である。
最近思うのだが、装丁は本を売るための内容とは独立した衣装だと思っていたが、いい本はそうではないことをグラフィックデザイナーや編集者とお話していると感じる。ナンシーのこの本も内容と同程度にこの装丁から伝えられることも多いのである。

肩こり解消法その1

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by 卓 坂牛

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最近肩の右上がこる。肩だけではなく頭の右下も少々痛い。これは問題である。先日MRIをとって頭は異常なしと言われたのでこれは姿勢が悪いのではと思うに至る。配偶者にも指摘されるのだが、僕はどうも本を読むときも、テレビを見るときも前かがみで頭を突き出す癖がある。そうするとどう考えても背骨が首のあたりs字に曲がり、不自然な姿勢になる。そこで本を読むときの姿勢を改善するために、机高さを90センチにして書見台を置いて本を読んでみた。そうすると必然的に背骨が垂直になる。すると数時間本を読んでも首が疲れない。加えて目と本の位置が40センチにくらいになり老眼の私にとっては目が疲れないこともわかった。しばらくこれを続けてみよう。これで調子よければ肩こりで悩む方に勧めることにする。

もっと思考の深さを

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by 卓 坂牛

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昨日理科大大学院修士1年生の製図講評会が行われた。先生は日建設計の亀井さん、山下さん。山下さんは日建設備部の環境エンジニアである。前期が構造オリエンテッドなスタジオ、後期は環境オリエンテッドなスタジオである。テーマは飯田橋の駅と駅ビル。プログラムは駅、商業、インキュベーション、レジデンシャルホテル、ユースホステル、オフィスというコンプレックスである。
5つのチームに分かれて5つの案が生まれた、それぞれのチームは異なるコンセプトに基づいて作られていた。水ボイド、環境チューブ、歴史、流れ、緑。学部生に比べると図面がきちんと描かれている、模型もチーム力のせいかそこそこ見られるものだった。また駅ビルという形態的には凡庸になりそうな課題をよくデザインしているなと思えるものが見られたのは立派である。
しかし、もう少し建築をメタに考えられないものかと思う。そういう発想はもう古いという人もいるかもしれない。しかし与えられた課題に素直に解答しているだけではどうも進歩がない、問を疑ってかかる思考の深さが必要だと思う。チームでやることがそれを阻害しているのかもしれないが、大学院ともなればそんな姿勢が必要なのではなかろうか?