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by 卓 坂牛
藤木忠善『ル・コルビュジエの国立西洋美術館』p17
理科大建築学科の教科書を工学部、理工学部全員で作っている。作り方はなかなか面白く、西洋美術館を題材に様々な側面から具体的なコルビュジエの手法を追いながら、一方で一般論も記す。それを設計の始まりから工事の終わりまで書くのである。私の担当は配置計画なのでしばらくはお勉強。藤木先生の書かれた『ル・コルビュジエの国立西洋美術館』鹿島出版会2011を読んでいてアーメダバード1958の美術館とチャンディガール1968の美術館は西美の相似形。加えてアーメダバードはスパンまで同じ6.35mである。同じアイデアを使い込んでいる!!
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by 卓 坂牛
安田幸一さんが林さんの自邸を引き取られてから2年ほどたつ。最初はぼろぼろだったそうだが、内装や設備を全面改修して新たに生き返って住まわれている。前から見せてくださいとお願いしていて本日その願いが叶う。実は日建時代に何度かお招きいただきお食事をご馳走して頂いたりしたことはあるが、さすがに上司の家(中高大の先輩でもあるが)だから入るのを遠慮した場所もあるし、聞きたくても聞けないこともあったのだが今日は安田さんにいろいろ質問させていただき、4年にわたるスケッチの束も見せていただけ、いろいろな発見があった。この建物の一番の特徴はやはり増築のなかで生まれた空間の妙である。建物が成長するとはこういうことを言うのだろう。
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by 卓 坂牛
坂本研究室のOBが集まり72歳の誕生日を先生の設計した大岡山の建物で祝った。この暑い中70名近くが集まった。大学を退いてからの坂本先生の仕事ぶりには驚くべきものがある。10近いプロジェクトが進行中。現場あり、実施あり、基本あり、加えて展覧会が進行中。そしてこの11月には上海で巨大展覧会が行われる。健康に留意してさらなるご活躍を。