バルセロナ・カーシェアー
一段と狭いアエロフロートに詰め込まれてやっとバルセロナに到着。この地もすでに4回を数える。今回はエンリックの論文審査のための短期滞在である。夜の11時着が少し遅れてロビーに出てきたら12時近いがエンリックが迎えにきてくれていてシェアリングのカーでホテルへ送ってくれた。シェアリングカーは様々な駐車場の一画においてあってどこに返してもいい。この写真はホテル近くの駐車場。ここに乗り捨てホテルまであるいて5分である。便利だねえ。
一段と狭いアエロフロートに詰め込まれてやっとバルセロナに到着。この地もすでに4回を数える。今回はエンリックの論文審査のための短期滞在である。夜の11時着が少し遅れてロビーに出てきたら12時近いがエンリックが迎えにきてくれていてシェアリングのカーでホテルへ送ってくれた。シェアリングカーは様々な駐車場の一画においてあってどこに返してもいい。この写真はホテル近くの駐車場。ここに乗り捨てホテルまであるいて5分である。便利だねえ。
大森(元新建築編集長)さんが作ってくれた茜の家のフォトブックには見開き横使いの写真がある。30センチ角の本だから横30センチ、縦60センチの写真である。そのレイアウトに驚いていたらそのレイアウトは石堂さん(だいぶ昔の新建築の編集長)が篠原一男の「未完の家」を新建築でレイアウトした時にとった方法だと教えてくれた。早速今日生前篠原一男からもらった新建築の抜き刷りを調べてみると、それは「未完の家」ではなく「篠さんの家」だった。茜色の高い天井から落ちるトップライトの光という構成は金色の亀裂空間の高い天井から落ちるトップライトの光とよく似ているのに気づく。うーん。まったく気がつかなかったのだが遺伝か?
3月にウィーンで教えていた時、A1より一回りくらい小さいパッド紙をくくりつけスケッチしてスケッチがいっぱいになると破って次のパッド紙にスケッチを描けるというジグがあった。日本でそういうものを探すと出てくるのはイーゼルである。イーゼルだと安いものは不安定だし、大きい木製のものだととんでもなく高い。そこでウィーンに一緒にいった学生に作ってと頼んだら作ってくれた。世界堂で売っている幅50センチ縦70センチくらいのスケッチ紙(この紙がなかなかいいテクスチャー)の閉じしろの螺旋に金属棒を差し込んで上部にくくりつける。描き終わるとめくり上げ後ろ側に送れる。木造の足の下にはキャスターがついていて移動可能。なかなか上出来。ありがとうございます。
大学院製図の前期はコンピューテーションを活用した構造デザイン。竹中さんと小西さんが先生で今日は小西さんのレクチャー。最初に地震の話となり、彼は本震を現地で体感した。というのも、佐藤光彦さんと熊本駅前に広場の屋根を作っているからである。余震に反応して現地に飛んで本震を体感したそうだ。ホテルのテレビも冷蔵庫も水平に1メートル飛ぶように移動したそうだ。このエネルギーなら建築は壊れると思ったそうだ。
甲府の社会福祉法人の理事長加賀美さんの紹介で大分の社会福祉法人の事務局長さんにお会いすることとなった。相談事は施設の今と未来のことである。現状の施設は緑が多く素敵なところだった。以前玉川さんの設計した別府の光の園を見せてもらった時も緑が多いと思ったがこの施設もそうである。そして大分独特の強い日差しをこの緑が遮っている。
今回の地震でひさしの一部が崩落したり、瓦の一部がズレ落ちたりしているようだが致命的な損傷はないようだ。しかし地面にうっすらと亀裂が入っているのはちょっと不気味である。