スペイ大使館で建築写真展
スペイ大使館で建築写真展が明日から始まる。大使館は建築好き。
存在論・メディア論・自然主義
来年のEU会議の方針を年内に決めないといけない。つらつらと何をしようか考えている。備忘録的に今日のアイデアを書き留めておこう。大きくはサスティナビリティを定点としてそこからどう離れるか、どう近づくか、多くの建築家が来るので共通理解の定点としてまだサスティナビリティを残しておきたい。さてそれをどう切るか?今年はサスティナビリティを越えるためにサスティナビリティを生み出す構成要素としての「社会」「経済」「環境」を3軸としてそこからどのようにサスティナビリティを「幸福」に引き上げるかという議論をした。そこで今年は「幸福」を目標に据え置き、ベースの三つを「物=ontology」「mediology=メディア」「naturalism=自然主義」の三つにおいてみたらどうかというのがアイデア。ほとんど佐河くんのアドバイスであるが。この3つは先日輪読本で研究室で使った『いま世界の哲学者が考えること』で語られる3つなのである。つまりほっとな哲学敵話題なのでそれでサスティナビリティを切ってみるのはどうかというわけである。なんか使えそうな気もするがどうだろうか?例えばリノベだあ、コンヴァージョンだあという話は物志向。解体建築の部品販売などは建築のメディア化である。コンピューターによる最適解の発見は自然主義でる。などなど、建築で起こっている最前線は哲学と同調しているはずなのでこの切り口はそれほど無謀ではない。うまくEUの文化参事官たちに説明可能だろうか?
そろそろ図面が溜まってきたので赤を入れながら、考える。住宅と同じで運動と風景が気になっているのだろう。ムーアのクレスギーカレッジを思い出したりする。彼の自邸にもそういう感覚はあったかもしれない。屋根がかなり複雑である。でもその形が空間に反映しているのはいいことだと思う。光の入り方と開口の関係があまりよくないようにも思う。窓が大きすぎるのか?しかし排煙の基準からかなり窓の大きさが求められているので仕方ない。
日本を棄てない
山名さんに勧められて読んでみた『棄国ノススメ』新評論2015。著者は山名さんの友人だそうで。40半ばにして右傾化する日本に嫌気がして家族でチェコに渡るという話。棄国という言葉が示すとおり著者は日本を棄てる覚悟でチェコに行った。亡命という気持ちだったと書いてある。
そもそもこの本を読むきっかけは僕がフェイスブックに次のことを書いたのが始まり。選挙で与党はば莫大な税金を使って平然と選挙をして何事もなかったのように勝利して与党を続けるのだろうと思うとうんざりだと。これに対して山名さんがこの本をお読みくださいとアドバイスくださったわけである。
しかしこの本を読んで思うけれど、僕は日本を棄てるほど日本が嫌いではない。右傾化してそして教育に金を使わず戦争したがる政府が気持ちわるいけれど、いいこともたくさんあるし、楽しいこともある、美しい日本の風景や建築も好きだからやはり日本は棄てたものではない。ただしそういう日本に帰属しなさい、愛しなさいと言われると少々考えさせてくださいと思うということである。
Scottish Terrier
I often see this Scottish terrier at the park near my house in every morning. Scottish terrier is the one Franklin Roosevelt loved and kept at the White House
ミッドタウンアウォード
ミッドタウンでミッドタウンアウォードの受賞作品が展示されている。審査基準は日本を元気にすると言うもの。1500近い応募作から選ばれたなかで坂牛の気に入ったものはこの二つ。ムシホテルと寿司歯ブラシ。
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