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Jan 2018

美味しいベーカリー

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by 卓 坂牛

谷尻誠が設計した本屋さんとパン屋さんが大学へ行く途中にある。西日暮里から歩いて10分。ひぐらしガーデンという名で2016年にできた。パン🍞がとても美味しい。本屋さんは絵本が多い。建具は木建て。軒が低いが勾配屋根で空間は大きい。

Oggi

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by 卓 坂牛

新大塚の閑静な住宅街に一見大きなお家に見える集住がある。名前はoggi(2013)。敷地面積212m2、延床面積378m2。RC造地上3階建て。7戸からなる集合住宅である。設計は山口誠さん。打ち放しに見える外装には小さなリブが付いている。タイルだろうか?なかなか素敵な質感である。

リズム感

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by 卓 坂牛

ベートーベンの運命の指揮を見ているとよくわかるがあの曲の最初の音は一拍目の後ろから出ている。指揮者が一拍目を振り下ろして2拍目に向けて振り下ろした指揮棒を上がる寸前で音が出ている。これが日本人にはわからないというのがこの本(『日本人とリズム感』青土社2017)の主旨の主たる部分である。今ジャニスジョプリンを聞きながらこの文章を書いているがいかに裏拍が音楽を作っているかがよくわかる。一方日本人は農耕民族は皆で共同して行動を開始するのでその時重要なのは表拍だという。これに対して西洋騎馬民族は馬の蹄の音が染み付いている。蹄の音には裏拍が見事に入っている。さらに西洋の言葉には冠詞があるがこれが弱起のようなもので表拍(主語)を発音する準備音のようだというわけである。だから冠詞は小さく発音するのが西洋語のルールなのである。

梅若能楽院会館

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by 卓 坂牛

昔の事務所のそば(中野坂上)に大江宏の設計による能楽堂がある。梅若能楽院会館1961。自分とほぼ同い年。自然光が入る能舞台だそうだ。

Natural

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by 卓 坂牛

僕の皮ジャケットは「植物でなめしておりケミカルを使用していないので、変色、汚れが起こります。でもそれは自然現象であり欠陥ではなありませを」としっかりと書かれている。イタリアであはこれが普通。日本のメーカーはびびってやらないだろうな。建築も経年て変化するのが当たり前。建築も生きている。

サイエンス構造

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by 卓 坂牛

クライアントが組織だとよくある誰の顔見て設計するの問題が発生しそうだったが意外に本日新たに加わった方は事態を上手に理解して、私たちの意見を取り入れてくれる方でした。先日の構造打ち合わせは無駄にはなりませんでした。ちなみにこのプロジェクトの構造は同僚教授である高橋治さんが理科大内ベンチャーで立ち上げた株式会社サイエンス構造に見てもらっている。頼りになります。

下町の小学校

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by 卓 坂牛

今時の都心の学校は昔の面影はない。透明、緑化、自然エネルギー、中央区立中央小学校、幼稚園もその1つ(久米設計、2012)

躯体の減量

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by 卓 坂牛

SDレビューに出した「運動と風景」のコストがなかなか下がらないのでついに地下躯体にメスを入れるべく朝早くから金箱さん潤井さんと打ち合わせ。金箱事務所で作った構造模型を解体しながら意匠と構造を一度に見直す。これによって大量のスチレンボードが取り除かれた。つまりコンクリート量が大幅に減った。そして斜め壁の形状変更で底盤を500もち上げることが可能となった。これで根切もかなり減る。躯体開口部を切った貼ったしながらバランスをとる。これでなんとか行けるか?

treform

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by 卓 坂牛

タカギプランニングオフィスが企画し、西沢立衛、千葉学、小川晋一の設計で3棟が連なる集合住宅treform(2012)が新大塚にある。住宅街の中に突如現れる岩山のような様相の棟はおそらく西沢さんのものであろう。迫力である。その隣には千葉さんのと思われる端正なデザインがあり、小川さんのものは道路側からは見えない。treformとは3つの形ということか?

新たな共同研究

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by 卓 坂牛

やっと契約が決まった共同研究。この時期研究室はパニックだけどやるしかない。キャップクラウドというIT企業が運営するコワーキングスペースの開発。というわけで打ち合わせはヒカリエ8階のクリエイティブMOV雑然と並ぶソファやテーブル。まるでニューヨークのace Hotel のロビーのよう。印象的なのは吸音性能の高さ。