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Jan 2018

十人十色

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by 卓 坂牛

五反田デザインセンターの裏の坂道の上にひょろ長いコーポラティブハウスがある。西田司さんと中川エリカさんによる「コーポラティブガーデン東五反田桜テラス」(2015)。住人の個性や要望がストレートにくみとられているのが外観にも表れている、ポストにも。

富士吉田共同研究

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by 卓 坂牛

富士吉田街づくり共同研究with 日本女子大学  宮研究室の打ち合わせ。富士吉田から滝口さんが来てくれた。3月に市長にプレゼンして予算をつけてもらおうと考えている。理科大チームは旧製氷工場をサテライトオフィスへコンバージョン。旧肉屋をコワーキングスペース+OAスクール+シェアハウスへコンバージョン。日本女子大チームアーケードに面した間口の狭いビルをサテライトオフィスへコンバージョン。3プロジェクト進行中。

タキゲン本社ビル

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by 卓 坂牛

タキゲンという名の会社があって建築やっているとハンドル、ラッチ・蝶番・錠前の会社だと思っているがもっと色々なものも作っているらしい。その会社の本社ビルを高松伸が設計している(2014)。ガラスカーテンウォールの内側に木の建具で光の調節をするように作ってある。フランスの国立図書館のようである。

ロング マンデイ

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by 卓 坂牛

朝、他大にいる同級生の教授が自分の研究室の博士論文の相談にやってきた。博論のテーマはとある建築家。作家論である。しかるに彼(同級生)にはその建築家の良さが分かりかねるので何処が良いと思うのか言ってくれという依頼だった。「特異なプロポーション」と答えた。12:00から研究室で修士ゼミ。ポルトガルに行っていた学生のテーマはステレオトミック。鉄、石、ガラスで3つの建築を作る。今年は設計3つ。論文2つ。テーマの幅は広い。17:00から神楽坂で学会の建築論事典改訂WGのミーティング。(敬称略) 田路、奧山、市原、山村、宮部、豊川、能作、香月、人見の参加。終わると懇親会。

ポーラ五反田ビル

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by 卓 坂牛

日建の建物の中で一番好きな建物はパレスサイドビル。次はポーラ五反田ビルである。理由はサイドコアでロングスパンを作って下を抜く手法が単純だけど効果的。また大きな建物作るときにはコンテクストを残すために必要だと思うからである。この手法はトヨタ本社ビルなど他でもやっているがポーラは敷地が狭いので抜いた奥の庭を登り庭にしてその下に駐車場へのアクセス動線をとっている。残念なことにこの抜け部分にあるガラスの反射が激しくて奥の庭がよく見えない。時間帯によっては見えるのだろう(ポーラのウェッブサイトにはこんな写真もある https://www.pola.co.jp/company/map/)。

https://www.pola.co.jp/company/map/

教育大附属

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by 卓 坂牛

教育大附属に通っていた。自由と自主性を重んじるいい学校だった。配偶者は9年、私は6年学んだ。運動場からは巨大な寺のような大蔵省の研修場が見えていた。校舎の裏は音羽の崖でそこにスカイハウスが建っていたのだが今日行ったら見つけられない。僕の記憶が薄れたか?新しく出来た事務所はあるのだが。

構造にテコ入れ

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by 卓 坂牛

運動と風景、なかなか見積もりが下がらな位。原因の一つは掘る深さが深いこと、二つめは構造が複雑でコンクリート量が多いこと。ドラスティックにシンプルにしてみた。コンセプトが崩れない、範囲で。

 

もはやできあいの⚪︎⚪︎には倚りかかりたくない

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by 卓 坂牛

五木寛之の『百歳人生を生きるヒント』日経出版社2017にいい詩が出ていた。女流詩人家茨木のり子の「倚りかからず」という詩で「もはやできあいの⚪︎⚪︎には倚りかかりたくない」という文章が並ぶ。

もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや
できあいの権威にも倚りかかりたくない
ながく生きて心底学んだのはそれぐらい
、、、、、、、、、、
いいねえ僕はまだその心境に至っていないがそうなろう。

平田晃久の集住

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by 卓 坂牛

先月の新建築の表紙に平田晃久さんの設計した集合住宅が載っていた。打ち放しのボックスの積み重ねに植栽が挿入された白い部品が組み込まれている。このkotoriku(鳥が来るようなという願いが込められた名前)は4年前に洗足にできた集住で金色のふとんのような壁に白い部材が挿入されやはりいたるとこに植栽が挿入されている。どちらも細胞が繁殖しているような生命力を感じる。