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Mar 2018

スターアーキテクト

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by 卓 坂牛

『建築の条件』を4月にペルーでレクチャーするために朝から英語のパワポ作り。授業で使っていた日本語パワポを参考にするのだがなんとも日本語ヴァージョンの精度が低い。というのも去年は本執筆でパワポのデヴェロップをしていなかったから。さて英語にしようと思うとスペルがわからない。特に人名、地名は全部引きなおさないと全く自信なし。まあ当たり前かもしれないが辞書ひいていると時間がかかる。しかしなんとか7章まできた。第二次グローバリゼーションが建築の商品化を加速しスターアーキテクトを生んだという話まで。果たしてペルーの学生たちは僕の話に納得するか?彼らはグッゲンハイムをどういう風にみているのだろうか?興味深い(この写真は僕の撮影)。

one @ tokyo

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by 卓 坂牛

外国の人を呼び込もうとスカイツリーのそばにone@tokyoというホテルが去年(2017)できた。街と空に開かれたホテルというコンセプト。小さなホテルだが、スィートからシングルまで豊富なプランである。ウェッブサイトに中国語があるだけあって1階のカフェには中国の人が多い。このカフェは隈研吾氏のトレードマークの木が配置されている。遠目ではなんだかとってつけたようだが近くに来るとああこれは建築というより植栽なんだなあと感ずる。あるいは隈さんの建築が被覆の極意とするならまあエリマキのようなものである。

 

ミナ

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by 卓 坂牛

帰宅してm2にいただいたミナ•ペルフォネンのポーチを配偶者に見せたら何を勘違いしたか「これずっと欲しかったのありがとう」と言う。いやいやこれは私がもらった記念の品であると主張したが、では一緒に使おうと言いくるめられた。夫婦てミナファンである。

ミナ

 

耐火鋼

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by 卓 坂牛

大江匤による1999年のSANKYO 新東京本社ビルは耐火鋼を大々的に使った二番目の建物だったような気がする。最初は葛西の臨海展望台(谷口吉生:1995)である。これができた時は驚きだった。この細い柱ともサッシュともつかぬものが全て溶接されていたから。しかし逆に計算された構造の消し方は瞬時には見えにくい。それに比べるとこの建物はわかりやすい。構造が(しかもミドルライズの建物)明快に形をつくり耐火被覆なしであらわになっているから。しかしかなり閉鎖的な箱である。これは外乱の影響を減らすため?

 

卒業式

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by 卓 坂牛

3月19日は毎年卒業式。二部の学位授与式で主任として一言。一部二部大学院合同の懇親会で一言。謝恩会で一言。それぞれ「君たちには未来がある」「未来を作るには飛ばないといけない」「社会に行ったら自分を伸ばすポジションを自分で作らねばならない」と伝えた。前川國男は卒業式の次の日にパリに出かけたのである。君たちも明日から次の人生に向かって一歩を踏み出して欲しい。皆から、めおとワイングラス、感謝の言葉、ミナベルフォネンのサック、お花をいただいた。ありがとう。

渋谷区の文化施設

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by 卓 坂牛

地方公共団体の財政状況を表す指数に財政力指数があり計算方法は基準財政収入学➗基準財政需要額である。東京23区でこの指数の上位3は港、渋谷、千代田の順で0.8から1.3あたりを推移ししている。ちなみに僕の生まれ練馬区は0.4くらいである。渋谷区の財政は上の方だとは思っていたが常時2番とは驚いたがだからこんな区立の巨大文化施設もできるのだろう。この渋谷区文化総合センター大和田は2010年に新しくなり(設計NTTファシリティーズ)延27000平米で劇場、体育館、健康センター、保育園、図書館、学習センター、子ども科学センター、事務所、看護学校、プラネタリウム、などとにかく盛りだくさんである。こんな施設は他の区ではあまり見たことがない。

ピーターと久しぶりに会う

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by 卓 坂牛

ピーターはオルボー大学の教授だった。そのころ理科大と協定を結びさっそくその夏にオルボー大学に呼ばれウッツォン記念ホールでレクチャーを催してくれた。3年くらい前のことだったと思う。その後彼はオーフスに異動した。オーフスは坂牛研の太田君や僕の甥っ子のリックが学んだ場所だし僕自身数年前にレクチャーをさせてもらったのでとても身近に感じている。そのピーターが学生40人連れて日本に来て日本の住宅調査などしてそれをもとに帰国後スタジオをするという。というわけで彼らに神楽坂プロジェクト「運動と風景」の説明をした。こういうことやると質問が止まらないのが嬉しいね。

公園付き駐輪場

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by 卓 坂牛

押上駅前に2620台収容する駐輪場が2012年に日建の設計でできた。日本最大ね駐輪場は葛西のそれで9000台を超える。5000台クラスもかなりある。駐輪場や駐輪場は地上に出てくると角張った無愛想な箱になりがちなので、屋上庭園のスロープで偽装したのは名案。しかしこの上にはベンチくらい置いて欲しい。

ウィリアム・スタイガーの個展

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by 卓 坂牛

先日ニューヘブンにいる東工大の同級生キース・クローラックからメールがあり友人のアーティストウィリアム・スタイガーが馬喰町で個展をやるということでオープニングに招かれた。切り絵を駆使した素敵な作品が並んでいた。題材が電線というのも都市的である。彼のスタジオはニューヨークで娘の大学のすぐ近くらしい。

女性後進国

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by 卓 坂牛

昨今の調査によると日本の国会女性議員比率は10パーセントで193か国中158位だそうだ。かなり低い。1位はルワンダで60パーセント、続いてボリビア、キューバで50パーを上回る。女性推進を目指す安倍さんがするべきは女性が苦手とする、あるいは排除される汚職、談合、裏工作を撲滅することである。そのために最初にすべきは安倍さんの辞職。政治か変われば自ずと社会全体への女性進出は進む。(安倍さんが本気で女性が輝く社会を目指しているとは思えないが、ま一応公約だから)