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Apr 2018

民主主義は生きている

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by 卓 坂牛

世界の民主主義は危機だという。フランスでアンケートをとると国民の8割は民主主義が機能していないと考えている。オックスフォードディクショナリーが今2016年の今年の言葉として「ポストトゥルース」を選んだ。多くの識者が民主主義はトゥルースを明らかにするシステムではないと言う。そして実際もはや我々の周りでも何が真実なのかがわからない事態が続出している。国のトップが平気で嘘をついている(らしい)状態をだれも咎められない現在の事態はかない危機的であると思われる。民主主義は有効なのだろうか?社会が数十年悪くはなれどよくならないこの状態は民主主義のせいなのだろうか?
難しい話だが私はそうではないと思う。民主主義はまだ可能性があると思う(思いたい)。自由平等友愛の精神は多少改良すればまだまだ生きていけると思っている(丸山俊一+NHK「欲望の民主主義」制作班『欲望の民主主義ー分断を越える哲学』幻冬舎2018)。

鯉のぼり

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by 卓 坂牛

ミッドタウンの鯉のぼりを横目に翻訳勉強会に向かゔ。ウィグリーに拠れば被覆の建築家たちはモダニズムという悪魔に葬りさられた。そして1世紀後その息吹を盛り返したのが隈さん。この鯉のぼりのように艶やかな隈建築を葬る強い原理はもはや無い。

アパートメント惣

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by 卓 坂牛

泉幸甫のアパートメントシリーズ。以前アパートメント傳(1998)を見に行って驚いた一歩中庭にはいると異次元の世界が展開している。しかもそこに一般の人が入れるカフェがある。今日アパートメント惣(2013)を椎名町で見たがここも別世界の中庭が広がっている。このシリーズまだまだあるので全部見てみたい。

AIJやJIA

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by 卓 坂牛

AIJ(日本建築学会)やJIA(日本建築家協会)のボランティア活動の占める時間が増えている。組織の名をふりかざすのは趣味じゃないが組織のおかげで出来ることもある。様々な建築が社会に受け入れられる土壌が出来るならやっていることの意味もあるかと思う今日この頃。

パッキング

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by 卓 坂牛

普通の人は海外出張直前にパッキングする。槇さんは海外出張から帰ったらクリーニングしてそのままスーツケースに戻し玄関に置いておくのだとか。
多少無駄でもこれは失敗を繰り返さなくなりそうて真似る価値ありかも。随時足りなかったものは補給し、パスポートを忘れるなんてヘマもしなくなる。

100周年記念館

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by 卓 坂牛

製図課題で大学の記念館をやっている。東工大の100周年記念館は有名だが他にないかなと探していたら久米が2007年に設計した東京音楽大学100周年記念館本館という建物あるのを知り行ってみた。雑司が谷の住宅地の中にピアノの鍵盤のような外装の建物があった。

起工式

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by 卓 坂牛

久しぶりに大変立派な起工式に参列した。クライアントは世界組織なので日本代表の理事長さんはアメリカ人。とてもゆっくりお話しされ、加えてスピーチにクイズを10問くらい入れるユニークさに驚いた。皆に答えを言わせたが10問皆不正解。なのだが1答毎にCLOSE!(近い!)と言って笑わせた。さすがアメリカ!エンターテイメントの国!

虎屋

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by 卓 坂牛

虎屋ってただのお菓子やだけど年商200億近くあって社員が1000人近くもいるなんて全く知らなかった。ホームーページを見ると創業室町時代後期って書いていある。こんな会社って、そりゃ職人さんみたいな集まりの会社ならあるかもしれないけれど、資本主義の巨大企業(と言っていいですよね)に育った室町時代後期に始まる会社ってあるんだろうか???その本社ビルが赤坂にあるのだがいつの間にか建て替えが始まりその屋根の姿が現れている。内藤廣さんの設計で今年中にはお顔を拝見できそうである。

常識ないでしょう

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by 卓 坂牛

もうかなり前から大学の先生の間では教授部屋というシステムをやめるべきだという議論もある。でも試験の資料とかいろいろあるから別にするべきという考えもあり、理科大も先生部屋は独立になっていたり、一緒だったり一律ではない。校舎が古い大学は大体先生部屋は学生部屋とは別になっている。そういう先生の間では部屋のドアは開けっ放しにしておくというのが常識になっている。異性の学生が入ってきたときに二人だけの空間にならないように注意を払っている。教員がセクハラで訴えられて干された例を僕もいくつか知っている。裁判になって真相はわからないがとにかく言われたらおしまいの世界である。しかるに日本の最高官僚の役所というのは同性の記者は入れずに異性の記者と個別空間を作りそれを役所全体が容認してきたというのはどういうことなのだろうか?役所を監督する役所をつくるべきだがそんなことに税金を使って欲しくないから自己規律を徹底するしかない。あるいは役所は物理的にガラス張りに作るしかない。辞めた次官は高校同窓のK女史の同期ということである。同じ世代の人間として常識をもって生きて欲しいと切に願う。

かたつむり

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by 卓 坂牛

かたつむりが本当に歌うのかと思って買った本(千葉聡『歌うカタツムリ―進化とらせんの物語』2017)だが内容はかたつむり研究からみる進化論である。私の大伯母は熱狂的な貝殻コレクターだった。ここに登場する研究者たちも最初は皆かたつむりコレクターだったのだと理解した。進化論をやるような人はどうも進化論が先にあるのではなくとりつかれたように生物を追っかけ回しているうちにその差異の理由を求めることになったのではないかと私には思える。一方私の叔母は熱狂的な石コレクターだった。石はしかし無機物だから遺伝子を受け渡すことはない。なのでそこに前世代の影響のあるなしという議論は起こらない。さて建築はと考えるとそれはそれを設計する人、作る人、使う人、が遺伝子を受け渡しているのでそれは自然選択的であると同時に突然変異も起こす生き物なのである。