隈研吾による世田谷の産婦人科病院(2017)。the clothingもここまで骨と乖離するとかつてのゲーリーのチェーンのように見えてくる。
パラグアイはラテンアメリカでも日本語教育をきちんとしている。坂牛研にいたパメラもとてもうまかった。また会おう。
来年バウハウス開校100年である。そのプレイベントが始まる。ちょっと先だが8月14日から京都近代美術館で「バウハウスへの応答」展が始まり、それに合わせて8月5日に東京ゲーテインスティチュートで4部構成のシンポジウムを行う。早稲田国際教養学部のバウハウス研究者チャプコブァー•ヘレナとモデレーターをします。興味のある方は近くなったらゲーテのサイトから予約ください。
これが都内の現場の現場事務所。クライアントが貸してくれた空き家。しかし風情がある。少し掃除したら軽井沢。しかも屋根裏には動物が住んでいるらしい。
先日隈さんにお話を聞いたとき自分の設計の流れが材料ごとの縦の流れと時としてそれが横に飛ぶ横の流れがあると言っていた。つまり木でやっていたことが石に飛ぶというようなことである。これがその例なんだ。へーこれは石?コンクリート平板?東京農業大学食と農の博物館2004。
春休みに研究室学生全員に図解思考の本を読ませ、輪読レジメ、論文講読レジメなどをフローチャートで書かせるようにした。すると少しは頭が論理的に働いているように見受けられる。それはいいことであった。しかし今日ののゼミで自分の論文の構想を書かせるとたちまち皆箇条書きである。考えが、論理的じゃないから図解で展開しないで羅列になる。やれやれ。
上野に中層の洒落た集合住宅東京松屋UNITY(2007)がある。設計は河野有悟。低層部に「江戸からかみ」のショールーム。上部にそんな和紙を多用した集住空間が載っている。2008年のグッドデザイン賞をはじめたくさんの賞を受賞。メゾネットが多く50平米で16万くらい。
本日読み合わせをしたウィグリーの『白い壁』がモダニズムの読み替えであるのと同様、畏友山名善之の近著もそう読める。そしてその根幹はモダニズムを世界伝播ののメカニズムと見る見方にあるように思う。柄谷行人が言うように世界システムは帝国から資本へ前盛期の変わり目で変化した。よってそれ以前建築の建築文化伝播は国家権力の脅しと保護という贈与のシステムの中で行われ、現在それはスターアーキクテト建築のそれが示すように商品として伝播する。しかるにその狭間のモダニズム建築がなぜこれほどまでに世界に行き渡ったのかは一言では言い尽くせない。僕の今モダニズムに対する興味の中心はここにあり、この本の価値もそこにあり、そしてル・コルビュジエのシリアルノミネーションが受賞した理由の一部もそこにあると思っている(違っていたらゴメンなさい)。
今日は爽やかな気持ちのいい日。遊びに行きたい。でも私は大学で翻訳読み合わせ会。配偶者は近くのカフェで昇段級試験の勉強。
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