On
by 卓 坂牛
増上寺に千躰子育地蔵菩薩なる数多の小さな菩薩がある。子や孫のすこやかな成長祈願だそうだ。頭を守る赤い帽子が被せられている。
On
by 卓 坂牛
代官山へ行くのに渋谷から川沿いを歩いてみる。その道はJRで分断されている。歩道橋はあるのだが、、台風のせいで人はまばら
On
by 卓 坂牛
その昔建築を教え始めた頃建築にはセンスがいるけれどそれは学べると思って教えていた。のだがある時からセンスは教えられない。生まれつきがかなりの部分を占めると思い始めた。しかるに、、、この本(水野学『センスは知識からはじまる』朝日新聞出版2014)を読むとセンスは鍛えて身につくし、そもそもセンスは知識の蓄積であると書いてありやっぱりなんとかなると初心に戻すことにした。しかしセンスを鍛える努力ができるという前提がある。
そう言えば、、、僕の研究室では毎週1時間設計というのをやっているがいつまでたってもダメな人とめきめきと上達する人がいるのだがその差は先輩の優秀な作品をたくさん見て練習しているかしていないかの差で生まれる。今でも覚えているが負けず嫌いのHは4年生になって研究室配属されてさっぱりこの1時間設計がうまくできなかったのがものの1ヶ月くらいで院生に勝る図面が描くようになった。かなりの練習をしたと聞く。こうした実技にかぎらずコンセプトにおいても知識のある人のほうが遥かに的を射た提案をするものである。ひらめきを待っていてもいい案は出ないとこの本にも書いてある。
On
by 卓 坂牛
先日坂牛研からT大の院に行った学生がとあるアトリエ事務所で働くことが決まったと報告に来た。いつかは独立したいと希望を語ってくれた。T大に行くと大きな会社に行く学生が多い中頼もしく嬉しい。今日、とあるアトリエ事務所で働いていた坂牛研の卒業生がその事務所を辞めるとのメールをもらった。ちょっと短い気もするが最初の事務所で上手くいかないことはある。場所が変わり新しい事務所じゃ期待の星と言われているA君のような奴もいる。アトリエ事務所は大きな会社と違い人対人の場所。上手くいかないことはある。だからアトリエ事務所に適性がないと考えてはいけない。単にボスや事務所の空気に適性がないだけである、場所を変えて上手くいっている例はたくさんある。
On
by 卓 坂牛
永江朗『四苦八苦の哲学』晶文社2018を読むと身につまされる。死、病、老い、生を哲学者がどう語ったかを語る本だから。病はフーコーの得意としたテーマであった。『臨床医学の誕生』は医学のエピステーメの大きな転換について書いた本であったと記されている。そうであったなあとはるか昔の記憶を蘇らせる。それにしても医学の進歩は新しい病気をたくさん作りそして新しい薬もたくさん作り一体健康であることが本当の自分であるやに錯覚させているところもあるのだろうと、お医者さんには失礼だがそう思っている。もういいや本当の自分はすでに不健康体でありそれ以上でもそれ以下でもないのでありじっとそれを冷静に見ているしかない。悲しいけれど。
On
by 卓 坂牛
杉並の現場で外壁の色ぎめ。晴れて良かった。モルタルの上にランデックスという塗装。パール3%の白系のグレー(左端)に決める。素地が透けるので肌理が現れる。
On
by 卓 坂牛
小山光(キーオペレーション)による神田テラスビル(2017)。モダニズムはテラス作るのが下手だったけれど20世紀末ころになると奇抜なテラスを見かけるようになりついにテラスがタイトル化した(テラスという名でテラスのない建物も多く見かける)。
You must be logged in to post a comment.