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Apr 2019

ゴミ奉行

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by 卓 坂牛

引っ越すにあたり、ゴミ箱を8個買った。2つのキッチンに2つずつ。わたしの部屋に1つ。アルファスペースに1つ。外に2つ。それぞれ40リットルの分別型ステンレス製。外部のものは120リットルのプラスティック製。ちょっと買い過ぎデカ過ぎと配偶者は言うが、分別をスムーズににやるならこの数はミニマムである。

蔵書の仕分け

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by 卓 坂牛

大学には建築全般。事務所にはディテール、実施図。自宅は人文系、建築史、と蔵書の置き場を分けている。しかしいずれ大学に置いてある本もここに引き取らなければならない。とはいえそんなスペースはもはや余っていない。そこで富士吉田に昨年来計画しているワーキング研究所に前の家でもっていた本棚をすべて送った。街づくり本などはそこに置く予定である。

捨てる本、あげる本、古本屋に売る本、研究所に送る本を仕分け中。

 

 

フェミニズムにナショナリズム

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by 卓 坂牛

高校時代にとなりのクラスだった児嶋薫さんから著書をいただいた。彼女はやはり私たちの先輩である高階秀爾に師事しその後ロンドン芸術大学に提出した博士論文を元に本書をしたためた。タイトルは『女性像が映す日本—あわせ鏡の中の自画像』ブリュッケ2019である。近代日本美術形成を女性像からたどるものである。対象が女性像であるのは近代日本美術の始まりが性的な非対称性の上に始まっているからである。そして戦争を通して芽生えるナショナリズも美術形成に欠かせない。フェミニズムにナショナリズムから美術を見るあたり僕の建築の条件と同じ角度の視線である。附属らしい。

トータリティ

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by 卓 坂牛

一昨年の12月号の現代思想は人新世特集である。人新世は環境思想を促すのは論をまたないが、より建築に引きつけて考えるならそれは人、物、自然、建築を相対的にイコールに見なす視座を誘発している。つまりそこにあるもののトータリティの意義に気づくことを促していると思う。

 

新たな人生

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by 卓 坂牛

皆さま暖かいお祝いのメッセージありがとうございます。大変嬉しく思います。40の時に60になったら新たな設計人生を始めるために身体を鍛え、本を書こうと思いました。そしてこれから新たな活動を始めるにあたり家が一つできたのは嬉しい限りです。本棚を見ながら次の本のアイデアを醸造します。

 

支部長インタビュー

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by 卓 坂牛

JIAマガジン支部長インタビュー第2回目は関東甲信越支部長の藤沼傑さん東海支部長の多田義典さんに登場いただきました。JIAがもっともっと若い世代に必要なものになれたらとお二人とも思案中のようでした。

レモン展

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by 卓 坂牛

引っ越しの荷物の端っこからレモンの卒業設計展の小さなブックレットが出てきた。僕が卒業した1983年の第6回のものである。出品者は21人で日仏会館で行われた。あれから30年以上たち今年は42回。審査員として参加する予定。どんな作品が見られるのか楽しみである。

http://lemongasui.co.jp/lemon-exhibition/。

花とケーキ

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by 卓 坂牛

ゼミの後に学生からの誕生日プレゼント。チューリップ🌷とケーキ🍰。かなりシュール。さあケーキ食って授業。さあこ

 

ベレン

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by 卓 坂牛

今年の国際招聘建築家は8回めにして初めての女性。スペインの建築家ベレン•モネオである。彼女はラファエル•モネオの娘で三姉妹の長女。その昔東京で三姉妹て食事をした。次女はジャーナリスト、三女はやはり建築家でハリウッドのセクハラプロデューサー問題を糾弾していたのを思い出す。女性国家議員比率は日本の3倍で4割近い国である。女性はたくましい。ベレンは偉大な父親の歴史への深い洞察を通した建築を吸収してた上でさらにポップで明るく楽しいデザインをする人である。アメリカで教育を受けたのも影響しているのかもしれない。マドリード生まれだが学部はイェール、院はコロンビアに進みクラスメートのジェフ•ブロックと結婚し卒業後父を継がす、ジェフとニューヨーク、マドリードに事務所を構え、現在はラテンアメリカにまで仕事の場を拡大している。言葉の壁がないから羨ましい。

ジェフに続いてベレンを招くことができて幸せである。彼女はすでに日本のスペイン大使館と連絡を取りイベントをやろうと企画している。実りある来日となるようにしたい。