家と神楽坂駅の間に不思議な開いているところをあまり見たことがないスイーツのお店がある。名前は「セシル エリュアール 神楽坂」という。小売もしているがメインはスィーツのフルコースを1日2組くらいに出す店のようで値段は5400円から。とホームページには書いてある。まるで童話に出てきそうなお店である。
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竹内 昌義さん来宅。この家の断熱設計の指南役は彼である。地下100ミリスタイロ、地上は壁200ミリ、屋根300ミリGWは減額でも落とさなかった。そのおかげで寒さ嫌いの僕がストレスなく住める家となった。ありがとうございました。この家の寸法は私と配偶者用に結構ギリギリ。1900の天井高のところはざらにあるし開口部も結構低い。そのおかげで坂本先生にいいスケールだと言われたが185センチの彼が来るとこの低さがよくわかる。
10時から100人近い学生の卒計の説明を1人2分ずつ聞いた。午後から審査会。僕が篠原先生に選んでいただいたのが第6回。今年は42回てある。この継続が素晴らしい。だから学会賞は然るべきことである。
ドアの横に鉢植えのユーカリを置いた。成長が早く乱れて伸びる。剪定した葉がいい香りでキッチンに置いた。一つは水をやり、一つはドライ。
建築とか医療とか国家公務員とかブラックな世界はどうしたらいいのだろうか?ゼネコンの友達は現場が定時で帰れば工期が守れないか品質が落ちるかどちらかだと言っていた。医者が定時で帰れば人が死ぬ。外務省の方曰く首脳会談て出張する外務省職員は日本はアメリカの半分しかいないから倍働かないと仕事は終わらないと。設計業界はどうか?仕事が楽しいから設計の残業は質が違うという意見もあるが、本質的には世の中に設計料が認知されていないところにも問題がある。国交省の定め通り設計料が支払われば残業はかなり減るはずである。
日本女子大での授業の前に、SANAAデザインで新しくできた図書館をパートナーの山本力也さんにご案内頂いた。グレーのカーペットが敷き詰められた スロープ空間は静謐で明るい。篠原さんが設計された幼稚園へのアプローチスロープが起点となっている。
建築家の古澤さんが言及されていた「運動と風景」の内外の印象の変化はこの建物のステレオトミックな洞窟的な性格によるのだろう。昨晩社会人ゼミでK君が僕の建物はテクトニックなものは少ないと指摘していたがそうだと思う。ステレオトミックな建築は物理的には閉じやすい。この建物もシルバーキューブである。しかし意味的には地下のアルファスペースが開かれた場となっている。住宅の玄関としては例外的な大きな框ドアの透明性がそれを示している。
話しは違うが先日来た中国の建築家たちはこの外装の精度に驚いていた。予算に合わせた工場生産のガルバサイディングは手づくり感に欠けると我々には見えるのだが。
引っ越したが病院は変えないことにした。虎ノ門クリニックが気に入っている。先生の説明がわかりやすい。治療や検査を素早く一度に行う。とにかく空いている。薬待っている人を5人以上見たことはない。なので入れた予約はこちらも必ず守ることにしている。一か月ぶりの赤坂は神楽坂にはないメガスケールが目につく。クリニックのあるインターシティは特に巨大。こういうダイナミクスも都市的である。
新居は地下1階地上2階の3層だが空気は繋がっている。断熱はほぼ一般の倍入れている。その効果を確かめるため地下、1階、2階、外部の4箇所の温度、湿度が一度に見られる計測器で朝、昼、夜のデータを記録している。温度変化からわかったことは、外部は11.5〜27.8度と寒暖差16.3度あるのに比べて地下は20.1〜21.1と差は1度、1階は21.4〜24.9と差は3.5度、2階も21.9〜25.4と差は3.5度である。上下で2.5度くらいの差はあるが室内環境はかなり安定している。特に地下の変動は極めて少ない。梅雨から真夏にかけてどうなるか楽しみ。
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