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Nov 2019

賞状

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by 卓 坂牛

表彰状も盾もだいたい捨てる。くれた方には申し訳ないが賞はいただくが紙は要らない。まして物は邪魔。

しかし今回の賞状は小さいし、4000以上ある授業から学生が点数つけて選んでくれた倍率600倍の賞なのでとっておこう。しばらくは。

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by 卓 坂牛

昨日我が家に遊びに来た小児科医Hは一昨日NHKでインフルエンザの話しをしていたらしい。彼曰く、インフルエンザは、100人の内90人はかからない。残り10人の内予防接種すると感染確率が半分になるとのこと。

どうしよう行くか否か?でもまあ行くか。

ホスト

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by 卓 坂牛

神楽坂には美味しいラム肉屋があり真似して家で焼いてみた。美味い。友多いに喜び酒が進んだ。オーパスワン、朝露、マルベック、カベルネフラン×2マッカラン、福寿、ホストの私は珍しく酔う暇なくよく働いた。

 

無意味の意味

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by 卓 坂牛

風水も家相も占いも神も仏も信じないが、おみくじは買う。厄払いもする。意味のない慣習にも無くならない方がいいと思うものもある。たとえば英語を喋る時 well と意味もなく言う。会話の潤滑油である。潤滑油には意味があってはいけない、無色無臭でないと。生活にはそんな無意味なハビトゥスが必要である。無意味さに意味がある。

仲間

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by 卓 坂牛

OBOGと現役の交流会に今年は3年生が沢山いるのに驚いた。しかも積極的に話しに来る。聞くと学生数が多い代て競争心が強いと言う。こういう切磋琢磨する代は延びるもの。そしてそう言う仲間は一生の財産である。大学はそう言う仲間と出会う場である。

国際化

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by 卓 坂牛

理科大建築学科のOB会は築理会と言いその会報誌か年2回出る。次回は国際特集なので坂牛研の海外経験を記事にしたいと相談を受けた。もっと学生が理科大の仕組みを利用するようにハッパかけて欲しいと言う。交換留学だと飛行機代と生活費の補助が出るなんてかなりお得である。博士の海外学会発表は全て出る。短期海外調査は飛行機代が出る。などなど。しかもその募集定員に応募が満たないのだからこれはもう入れ食いである。

しかし本当のこと言うと交換留学は半分遊び。芸大で交換留学システムを作ったトムも同じ事を言っていた。まあ行かないより行ったほうがもちろん全然いいけど。

https://www.tus.ac.jp/life/i_support/program.html

思想統制

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by 卓 坂牛

政治色のあるアートは現代日本では排除される。しかしヨゼフ•ボイス、シチュアショニスト、リレーショナルアートなど現代の重要なアートシーンは政治以外の何ものでもない。いやむしろ人々の表現の一分野に政治があることは極めて自然なのであり、それを排除するのは思想統制に他ならない。日本はそう言う危機的状況にあることを政治は巧みに覆い隠している。

SMLXL

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by 卓 坂牛

コールハースは『SMLXL』で建物が巨大化すると内部の活動が見えにくくなると言った。しかし昨日ついで行った神楽坂のクリニックと言い、先日行った新宿のクリニックと言い、ビルの上の方に突如現れ閉鎖的で地上からその存在は伺い知れない。建物規模はSとMである。もはやXLじゃなくとも町で何が行われているかわからないのである。こういう施設は視覚的にもっとアクセシブルであるべき。見えない町は怖い。

 

31回目の結婚記念日

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by 卓 坂牛

31回目の結婚記念日(いい夫婦の日)には少し奮発して神楽坂で美味しい店に行こうかなんて話していたが、配偶者の病院に付き合う日となり、我が家で日本酒をいただいた。やっぱ刺身は日本酒だなあ。

ドイツ人の論理

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by 卓 坂牛

芸大の授業も10回くらいになる。毎回最後10分くらい授業に関連する質問に答えてもらう。今日は皆が自分の建築コンセプトを作るときに現在の建築的状況をどう捉えるかを聞いた。これに対して的確だという答えが二つあってどちらもドイツ人の答えであった。この二人の答えは毎回授業の肝心の部分を理解していることがよくわかるのである。そしてそれに対して論理的に応答しているのである。

その昔坂本先生がドイツで大展覧会をした時に向こうのキュレーターが「坂本の考え方は哲学的なので哲学の無い日本人には理解できない。哲学のあるドイツでこそ坂本の建築は生きる」と言われたと言っていた。そんなもんかと思っていたがそのことがなんとなく今ひしひしと分かる。