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Dec 2019

流れ

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by 卓 坂牛

ラオスで小学校建設を手伝った時メコン川を何度か小さなボートで往来した。漁師が沢山いた。泥色の川だった。ガンジス川も泥色だった。人が焼かれ灰が流された。ホーチミンを支えるサイゴン川は青黒く大量の浮草が流れている。

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フランスの影

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by 卓 坂牛

小学生の頃アルジェの戦いという映画を見て衝撃を受けたアルジェリアレジスタンスが火あぶりの拷問を受けるシーンが脳裏に焼き付いている。アルジェ、上海租界地、ビエンチャン、そしてホーチミンと自分が訪れたフランスの侵入した場所にはいい意味でフランスの香りがする。でもだいたいとんでもない過去を背負っている。そう言う過去は可能な限り物で残さないと次代へ伝わらない。

 

 

 

 

取材

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by 卓 坂牛

子供の家を新建築の集住特集に、fujihimuroを商店建築の素材特集にと掲載依頼があった。年明けに撮影が続く、帰国して年内に文章書こう。

蚊取り

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by 卓 坂牛

ベトナムでプールに開けた部屋に泊まると親友Mに言ったら、蚊🦟は殺虫剤に抗体を作るので日本の蚊取りは効かないとフマキラーの社長が言っていたと教えてくれた。そこでこっちで買ったら蚊取り線香が紫色をしていて驚いた。

緑化集住

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by 卓 坂牛

数年前、ボチョンギアの事務所でインターンシップした学生が、帰国して緑化集住を修士設計のテーマにしたがそんな集住がホーチミンには散見される。

社会主義国

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by 卓 坂牛
現在マルクス・レーニン主義を宣言している国は中華人民共和国、ベトナム社会主義共和国、ラオス人民民主共和国、キューバ共和国である。減ったものである。その昔、アルジェリア行った時は、この国から出られるだろうかとビビったがいまやマルクスも親愛なる叔父さんである。

バンコク

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by 卓 坂牛

バンコクスワンナプーム国際空港トランジット。カトマンズに行く時いつも深夜で暗い空港だと思っていたが昼着くと楽しい。

坂牛の窓

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by 卓 坂牛

東大の美学科で建築を教えた時の教え子で現在上智哲学科の教師K君に坂牛の窓について寄稿してもらった。彼は連窓の家#2を見たことがある。

曰く

界と世界の間に現れる一瞬の静寂ような中間地意味のあわい牛の窓は、その一瞬の静寂の遠く聞こえる界の光薄明のうちにえるトンネルの開口部その通風口なのかもしれない。そのトンネルのなかでひとは世界とともに自己に還る。

A middle zone, or a tranquil vacuum, that appears between two different worlds for a split second. A contact point of two different qualities. Sakaushi’s Window might be an opening of a tunnel or an air duct through which a light sensed in a far distance in a different world on the other side of this tranquil vacuum, is somehow transmitted before it totally fades out. Inside this tunnel, you will findyourself in a new world.

素敵な結びである。ありがたい。千葉学さんがSDに寄稿してくれた文章とともに英訳も昨日完成。クリスマスプレゼントである。

査図

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by 卓 坂牛

昔の日建の言葉で言えば「査図」という見積もり図の図面チェックを行った。3棟の分棟の建物なので150枚を超す図面である。授業が終わって、3時から11時まで8時間、途中出前のラーメンを食べた以外図面とにらめっこ。一棟分がやっと終わった。しかし指摘事項は部分詳細以外は3棟共通なのでそれに合わせて他2棟の図面も修正を加え29日2回目の査図を行う予定。帰宅して荷造りしたら2時明日は4時起き。

プロ対学生

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by 卓 坂牛

坂牛研究室クリスマスエスキス今年の新イベント。プロも学生も一緒に行う1時間設計。課題は都心の100平米程度の敷地、建蔽率60、容積率200に3人住めるシェアハウスと5人働けるコワーキングスペースを設計せよと言う課題。30分経過。乃村、日建、ブルースタジオ、フジワラボ、坂東事務所、OFDAなどの若手先輩に学生はどこまで食い下がれるか?