Archive

Jan 2020

『図解 建築プレゼンのグラフィックデザイン』

On
by 卓 坂牛

『図解 建築プレゼンのグラフィックデザイン』の5刷りが完成したとのメールをいただく。僕が関与した本はせいぜい3刷(建築の規則、言葉と建築)であとはまだ重版していないような気がする。その中では素晴らしい売れ行きである。タイトルに図解と入れたのは川尻さんの営業戦略でそれゆえ売れているのかもしれない。著者たちはマジで研究書であり図解を入れるのに大反対したけれどやっぱりハウツー本の方が売れるのでしょうか?

スル•ソラール

On
by 卓 坂牛

年末、執筆中の本の推敲をしてだぶって書いているところを削除した。だいぶ減った。16の倍数で台割していたから余白は詰められない。そこで各章の頭に余白を入れてそこにドローイングを入れることになった。

これはブエノスアイレスにある、アルゼンチンが誇る画家スル•ソラールの自宅を没後リノベしたミュージアムの天井のスケッチである。構造が露出し一部とり除き一部付加したのだろう。複雑なフレームの絡まりになっている。僕のフレームコンセプトに共通するものがありアルゼンチンに来ると訪れる。このスケッチは2017年に来た時描いたもの。これを最初に載せようと思ったが文脈が合わないので没になったのでここにアップ。

 

バイリンガル

On
by 卓 坂牛

韓国から数か月前に取材があり、忘れたころに届いた雑誌『space』がデザインも中身もよくできているので驚いた。2000ウォンだから2000円弱。決して安くないのだが、たまさか取材に来ていた商店建築の方もご存じだった。ぼくのインタビュー記事も英語と韓国語の完全バイリンガルで載っている。日本の書籍も見習わないと世界においていかれるよ。

On
by 卓 坂牛

高校の歴史の先生が昔書いた本の噂が流れてきた。『いま授業で困っている人に』というタイトルだから教師向けの本であろう。この先生の授業は格別に面白かった。最初の試験は「ポエニ戦争は何故おこったか」一問だけだった。そんな山本先生の授業法は興味深い。早速読んでみた。重要なのは問答法、問いと答えの間に起こる思考の紆余曲折を引き起こすところに教育があると言う。同感。僕の授業も改良の余地あり。

研究室

On
by 卓 坂牛

坂牛研に入りたい新四年生と今日面接をする。理科大では希望研究室を聞き定員より多い場合は先生が何某かの方法で決める。他大の先生に聞くとある大学は学生が相談して決めると言う。僕が学生だった時はジャンケンしたような気がする。

広報

On
by 卓 坂牛

最近FBに現れる宣伝のズボンとブルゾンが全部白かグレーになった。ついにそうなってきたわけか?という話しをD社に勤めていた友に言ったら、欲しそうな人に欲しそうな宣伝をするのは広報戦略の常識だと。まあそうだな。覚えておこう。

リモワ

On
by 卓 坂牛

年末成田でチェックインする時ハンドルのビンがとれた。ガムテープで貼り付けた。銀座リモアのフラッグショップに持って行ったら5分で直してくれた。「ぼろぼろになってきた」と言ったら「いい味出てます、まだまだ現役です」と言われ、我がことのように嬉しくなった。

Happy new year

On
by 卓 坂牛

アメリカからhappy new yearカードが届いた。キースは僕の東工大の同級生。3年前の今頃雪のニューヘブンで家族で会った時カイラもケルナンもあんなに小さかったのがもうこんな!

ただの存在

On
by 卓 坂牛

京セラの稲盛氏が10年以上前に名だたる経営者を前にして行った名演説がある。講演はヨガをしている自分は森羅万象の中のただの存在に感ずると言う話しで始まる。一生素晴らしい経営者であり続けた人は稀有で、たいてい晩節を汚す。それは、オレはオレはのエゴが原因。経営者たるものヨガの境地を見習い、自らをただの存在と思へ、他の誰かでもできることをたまさかあなたがしていると思いなさいと言っている。いい言葉だと思う。余人を持って替えがたいなんて思ってはいけないのである。

YTAA賞

On
by 卓 坂牛

YTAA(Young Talent Architecture Award)とうい若手建築家のための建築賞がある。2016年からヨーロッパで授賞している。ミースファンデルローエ賞を授賞しているミース財団などが設立した。そのYTAA賞のアジア版として本年は日本、韓国、中国、インドでの授賞をすることになり、ゲスト国としてブラジル、チリ、メキシコをも招待する予定である。僕はこの賞の日本の担当エキスパートになり、賞の立ち上げを手伝うことになった。

この賞は過去2年の優秀修士設計を対象として審査を行う。優秀作は今年のヴェネチア・ビエンナーレに展示されそこで最終審査を行い3つの最優秀賞を選び5000ユーロの賞金と単独プレゼンが行えるので世界的な注目を浴びることになる。出品は基本的に選出された大学での審査による。本日やっとそれらの大学への参加のお願いのメールを出すことができた。審査は2月中に行うという超特急スケジュールであるがぜひ選出された大学の皆様は積極的に参加していただけるとありがたい

https://www.ytaaward.com/current-edition/