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by 卓 坂牛
今度の本のフォーマットと装丁 はラボラトリーズが担当してくれている。インパクトがある。前回もそうだったが装丁は著者の出る幕はあまり無い。内容に責任を持つのが著者。本作りに責任を持つのは編集者。
https://www.labor-atories.com/
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by 卓 坂牛
田中泰延の文章指南に「心情を吐露するな」と言うのがある。暑い寒い、忙しい、疲れたなど誰も聞きたく無い。そういうことをいう人は、つまらない人だと。正確にいうとそういうことを言っても許される人はいるが限られている。少なくとも君や僕では無い。
そしてこう続ける。「ファクト9割り、しかも一次資料にあたれ、そのためには図書館に行け」とある。学生よ(私も含めて)コンピュータを信用するな!知は足でかせげ!!
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by 卓 坂牛
この辺りは、月曜日は「燃やすゴミ」を出す日である。かつての呼び名「燃えるゴミ」が変わったのは、燃えるゴミのなかにはリサイクル可能なものがいろいろあったから。燃えるから燃やすのではなく燃やすべきものだけを燃やすと言う主旨で呼び名を変えたらしい。
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by 卓 坂牛
チェコのトップ10大学のディーンクラスが来日して4月23日東京で大学紹介をする。僕も参加して、もうすぐ見るチェコの大学の感想を述べる。先日も書いたけどこんな具合にEU諸国はいろいろとアジアにアプローチする。しかるにアメリカは日本に興味がない。もはや貧しい日本人はアメリカの学費が払えないからだろうか?彼らのお客様は中国だけかもしれない。ちなみにリベレツ工科大は年間50万、UCLAは500万である。
https://www.studyin.cz/czech-japan/
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by 卓 坂牛
大学からの帰り道に木村屋に寄ったらでかい鯛が安くてうまそうだった。空豆は鞘ごと焼こうかと思ったが塩で煮た。鯛はアクアパッツァ。アンチョビペーストで塩味をつけたら美味い。
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by 卓 坂牛
丸山真男の『日本の思想』から二つのことか読み取れる。
1) 仏教、神道、儒教が、脆弱だったから西洋に対峙するために開国とともに國體を天皇制として強化したこと。
2) マルクス主義が猛威をふるったこと。
これに戦後の天皇制の換骨奪胎を加えると戦後日本に生まれたわれわれは日本の思想を感じとるのは困難である。仮に日本を感じる何かがあるとするならそれらは思想ではなく、自然か道である。そのどちらにも馴染みの無い私などはコスモポリタンに生きるしか無い。
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by 卓 坂牛
ESの志望動機に「御社が、私を必要としていると感じたから」と書いて電通に入りコピーライターをしていた著者が書いた文章指南は実に真面目。巨人の肩に乗れと言う。先人の言ったことをさも自分が発見したかのごとく言うなと。
大学の論文でも設計でも見ていると「そんなの誰かが、書いたか作ったかしているじゃん」と思うことが多い。つまりそれはなんか書く、作ることになって初めて既往の仕事を掘り返しているからそうなるのである。それじゃあもう遅い。常日頃本を読み巨人を知っておかなければいけない。因みに著者は大学時代昼間トラックの運転手をして早稲田の夜学に行き7000冊本を読んだとか。
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by 卓 坂牛
モノグラフ作るのにクライアントを整理した。すると、坂牛の過去の建築を見てぜひそういうものを作って欲しいと頼まれたのは二つしかない。子供の家と軽井沢トンネルだけである。残りは、
1) 中高の同輩、後輩、その紹介者
2) 日建の先輩、後輩、その紹介者
3) 留学時代にお世話になった人帰国して継いだ会社
4) 研究室で手伝い始めた富士吉田
この方々から頂いた。4つしかないのである。実に狭い世界で情けない。
中高の友の家ばかり設計していた頃林昌二さんにいつまでも友達は居ると思うなと警告されたがその通りでもはやその筋からのプロジェクトはない。
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by 卓 坂牛
鹿島出版会の阿部さんに現在翻訳中のウィグリーの『白い壁』は夏には脱稿しますと宣言してしまった。本文は終わったので註を片付ければなんとかなると踏んだのである。しかしこの註が一筋縄ではないかない。どんだけ多いかと言えば、例えば手元にあるピエール・ブルデューの社会学の名著『ディスタンクシオン』は11%註である。これに匹敵する建築本は『テクトニックカルチャー』でこれも11%註である。さて『白い壁』はというと原書で415ページ中54ページ註で13%もある。ただでさえ大部の書になるだろうからまた5千円超えの恐怖である。註は売り物から外しホームページにアップして定価を下げると言うのはダメだろうか?
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by 卓 坂牛
ほうじ茶とかりんとう 西洋の器と日本の器がよく似合う。
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