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Dec 2017

堀商店

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by 卓 坂牛

日建には当時査図という実施図面をチェックするプロセスがあり、監理部の怖い先輩が図面を数日朝から晩までチェックする。その時一番時間をかけて見られたのは仕上げ表と建具表だった。一文字で数千万変わるとよく言われた。新人にとってはこの二つは見たことも書いたことも無い図面だからこれを知るにはかなり時間がかかった。鍵だの蝶番だの知らぬことばかり。そこで先輩からショールーム行って見てこいとと言われた。蝶番はスガツネ、鍵は堀である。その堀商店は新橋の角地に昭和7年にできスクラッチタイルの風情でひときわ目立つ。公保敏雄とその実兄である小林正紹が共同設計したものである。80歳を超えなお元気である。

Jeff

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by 卓 坂牛

今日は3年生講評会。ジェフにはゲストクリティークとして参加してもらいました。彼のクレバーなコメントに皆うなづいていました。素晴らしい。この二週間英語漬け。英語ネィティブの英語は発音は癖がなくて聴きやすいけれどボキャブラリーの幅が広いので落ちまくりでした。でも愛すべき人柄に毎日楽しく過ごせました。Thanks Jeff

ジェフワークショプファイナルレビュー

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by 卓 坂牛


東京サンクチュアリーというタイトルでアメリカの建築家ジェフ・ブロックが指導してくれたWSのファイナル・レビューが終わった。毎年この師走に連日エスキスチェックするという忙しさも最後の成果を楽しみに頑張る。今年は特に途中の出席が悪くどうなることかとおもったけれどまあなんとかそれなりに終わるところが理科大生なのだろうか?でもデヴェロップが甘すぎだよなと思う。ゲストで来てくれたディビッド・スチュワートは1週間でこの成果は、、、と驚いていたけれどそれほどでもない。しかし、毎年テーマが面白すぎる。毎年僕は普通に建築作るワークショップしたいのだけれど提案してくるテーマが面白すぎるのでそれに従わざるを得ないのだよと言ったらゲラゲラ笑っていた。

透明感

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by 卓 坂牛

銀座に今年できたTNA の銀座夏野Rblg.はサッシュとも柱とも言えぬ細い部材を用い、外周に二重螺旋の階段を配したビルである。きっと夜見ると、この2つの透明効果が見えるのだろう。ピアノのエルメス(2001)のガラスブロックは昼間見てるとただの物質だけど、明け方の光の透過は美しい。伊東さんのミキモト(2005)は透過性に依存していないのでいつも変わらぬ表情である。

WS

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by 卓 坂牛

朝甲府午後大学でWSデザインデベロップメントチェック。今日のジェフはかなりエキサイティング。学生にハッパかけるためだろうさ。今日は3時前から7時過ぎまで。話題の幅はとても広くて面白い。帰りの電車でマドリードのベレンから電話。マドリード工科大学の国際課が協定締結に全く非協力的らしい。日本のスペイン大使館を動かしてくれと頼まれた。では飲むかホセさんと?

明け方

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by 卓 坂牛

昨晩稲葉なおとが建物は明け方が一番綺麗に見えると言ってたいたが、同感。ミッドタウンで一番好きな建物はこのパークレジデンスンス(2007,青木淳監修)もこの時間が美しい。

アップルストア

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by 卓 坂牛

表参道のアップルストアはいつもすごい人。明け方観ると一味違う。設計はペンシルバニアの建築事務所ボーリン・シウィンスキー・ジャクソン、光井純事務所がローカルアーキテクトとして共同。高さ10m、奥行き12m、幅が30m三面ガラスの箱。ガラスのスティフナーが5枚くらいの合わせガラス。脅威の透明感である。

高齢者を減らす

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by 卓 坂牛

河合雅司『未来の年表』講談社現代新書2017はこれからの高齢化社会を数字でドライにしめしてくれる。さてその対策てもっとも効果ありとおもえるのは高齢者の定義をかえること。つまり高齢者は75にして75までは働いてもらおうというもの。若い人は嫌だろうねこれは。でも効果的。植田さんみたいな人なら大歓迎っある。

植田さん来研

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by 卓 坂牛

植田実さんがご来研くださいました。M2のMさんが住宅の名前研究をしており。植田さんの都市住での地名ネーミングについてメールで質問したところ、わざわざ来校してくださいました。ありがとうございます。名前にまつわるいろいろを聞きました。塔の家はもともと東邸。これを植田さんが太陽で紹介する時一般の人にわかりやすいように「塔の家」と命名したそうです。設計者じゃない人による命名がこれほどポピュラーになるのも珍しい。
ジェフに欧米でこういうネーミングあるか聞いたらないと言っていた。