a long day
昨日は長い一日だった。午前中、会議、午後も会議、研究室で今日の3年生ガイダンスの資料などいくつか作って、あわてて3時半の新幹線に飛び乗る。車中昨日のギデンズを読むが東京についてからの講演会でどうしゃべろうかなどと考えているとあまり頭に入らない。とりあえず、ギデンズとしてはデュルケムやパーソンズの構造優先には異議ありというポジションだけ確認して終わり。講演会画像の整理をしていたら、東京。走って会場へ。今日はaaca賞、芦原信義賞の展示+講演会が大手町カフェで行われるのであった。会場に着いたら、既にaaca賞の藤江和子さんの講演が行われていた。途中で侵入。その後aaca賞特別賞の京都迎賓館について日建の佐藤さん。続いてやはり特別賞の竹中工務店本店ビルについて。そして僕。日建は相変わらず手配師的な仕事の仕方で日本の名工を総結集し、日本で一番高い材料を全部集めてきてこの迎賓館を作ったようだ。総工費を明らかにして欲しいものだ、我々の税金で作っているのだから。プラダといい勝負ではないのか??竹中の本店ビルはあの外観だけ注目していたけれど、実は光と風とアートがテーマだったようで。この手のテーマは10年前日建でいやというほどやってきたのではあるが、やはり普遍的なのだろうか????
そこへいくと藤江さんの作品はすっと腑に落ちる。感性でデザインできるひとなのだろう。理屈ではないという感じである。そもそも家具を作れる人はミリ単位の目を持っているものと坂本先生に言われたことがあるが、やはり僕等とは別種の感覚を持っていると思う。
僕は、完成品ではなく設計プロセスをお見せした。パワポがうまくできなかったのでpdfを開きつつ割とアドリブでお話しした。少し見にくかったかもしれない。ごめんなさい。
その後パーティ。元芸大の学長だった澄川先生に久しぶりにお会いした。現在は内藤さんの設計した島根芸術文化センターのセンター長だそうで「遊びにおいで」と誘われた。いや是非行きたい。芦原太郎さんを始めてご紹介された。親子そろってどうしてこう人あたりの良い方たちなのだろうか。竹中の水野さんという設計課長にお会いした。「坂牛さんとは20年前に会ってますよ」と言われびっくり。その当時東京の大学の卒業設計展に日大代表で選ばれていたそうだ。なるほどあの時の方だったか。「展覧会の後のみに行きましたよねえ。東大の藤野とかと」と言われまたビックリ。まったく記憶に無い。
さてパーティーをこっそり中座して事務所に、1時間ほど打ち合わせ。腹の虫の居所が悪い。まああまり感情を出さずに冷静に考えよう。そして最終のアサマに飛び乗った。
長い一日だった。今日もそんな日になるのかな??
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