斜めの床
大学内の就職相談コーナーを作るというので少しお手伝いすることになる。30㎡くらいの部屋を個人相談コーナーとして、100㎡くらいの談話室を多くの方に来てもらえるようなスペースにしようというもの。と言っても予算はほとんどないので、肝心要の家具も学内にあるものを探してくるところから始まる。そこで倉庫化している、使われていない旧い講堂に始めて入った。使われなくなった椅子やら机やらソファが並べられている。そこで発見したのだがこの講堂の床が斜めなのである。腐って床が落ちたかと思ったのだがそうではない。ステージから見て後ろ側の床がステージを見やすいように上がっているのである。講堂は後ろから入るから入ると前方に向かって下がっていることになる。なんとも愉快なつくりである。写真ではこんな講堂を見たことがあったような気がしたが、本物を見たのははじめてである。
レム・コールハースの建築を彷彿させますね。斜めの床ってアクティブ感はありますが、ずっといると気持ち悪くなりますね。実はアキバのビルに日本弁理士会さんが入っていて、会議室の床はフラットなのですが、後方の机、椅子は高さが一段高く設計されています。あまり大規模な講義室だとどうかと思いますが、小規模の場合には使える手法だと思いました。
そうそうヴィリリオとかね