ヤマ
朝学部生の部屋から密かに頂いてきたガスファンヒーター無しにはこの時間までとてもいられない。しかしヒーターも力尽きたか寒い。帰ろうかなあと外を見ると雪。帰るのも寒い。帰らないのも寒い。
信州大学には山岳科学研究所というものがある。山を科学する研究所など信大にしかない。信大が誇れるものの一つらしい。そこで僕等も少し何かしようと歴史の先生と山岳景観をちょっと考えることとした。歴史の先生はタイポロジーが得意なので形態分析。僕は得意なものがないのでとりあえず、色彩分析をしたらどうかと思っている。山は一年間でどう色を変えるかということを調べる。そして山は何色に社会の集団表象として捉えられているかということを小説、絵画、写真などから分析する。例えば赤富士という言い方がある。富士山が真っ赤に現象することを指している。というように、長野の山もある色を持って現象することもあるはずである。もちろん四季で色が変わるかもしれないし変わらないかもしれない。その差は何によるだろうか?
さてヤマという建物を作った僕にとって山はとても面白い対象である。そのカタチも面白いしイロも面白い。果たして何が得られるだろうか?ヤマ#2のアイデアに出会えることを願っている。
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