谷川渥を送る会
谷川さんがローマに行くお別れ会。宮下誠さんが司会。すごいノリなんだこの人。最近の光文社新書で『20世紀絵画 モダニズム美術史を問い直す』という面白い本をだしている。
谷川氏はダンスへの造詣が深い(そこが僕の好きなところである。ダンスを知らずして身体性とかいう人を僕は信用しないのだが谷川さんは違う)。今日もダンサーが大勢こられいてた。その中から、和栗由紀夫が踊った。土方直系のその踊りは円熟の境地でユーモラスな振り付けと衣装。それに競演した関という女性(情報があまり正確に分からず恐縮ですが)がとても素晴らしかった。現在御茶ノ水女子大の博士課程にいてダンスをしながら研究もしているとのこと。幼少の頃からクラシックをやっていただけあって手の表情がその辺のダンサーとはちがった。
大野一雄舞踏研究所からも2名来られて踊った。ちょっとユーモラスな踊りだった。
藤枝先生とご挨拶、少々お話、とある本の相談。東京画廊の山本社長とご挨拶。先日のレクチャーシリーズのテープおこしが終わるとのこと。画家の山田さん、芝さん、山田さんの御茶ノ水時代の同級生の細江さんとご挨拶。細江さんはただ一人建築家。坂倉に17年もいたとのこと。そしてなんとあの福田和也の同級生でバンド仲間だったそうな。成績は分からないけれど、iQはすごく高かったそうだ。
谷川さんの新著『芸術をめぐる言葉Ⅱ』にサインをいただき退散。「先生頑張ってください」と言ったら「その辺で飲んでるかも」とうそぶいておられた。2次会もあったが谷川、藤枝ラインにつかまると朝までになるので行きたいのだが、退散。飲むようになったら付き合います。
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