見学三昧
信州大学は一年生は皆松本で教養。2年から専門で建築は長野に来る。今日はその一年生を連れて松本で建築見学。伊東さんの芸文と宮本さんの美術館(はす向かいに建っている)双方を見学。始めて見るので僕も楽しかった。伊東さんの建物はすばらしいなあ。まああれはプラン見てても面白いけれど本物見ると本当に良くできていると感じる。
美術館は驚いた。建物に驚いたのではなく(いやもちろん建物は良くできている)展示に。僕のかみさんの師匠上条信山(書家)の常設展示の部屋があるのである。上条先生は僕も何度かお会いしているし、結婚式(はるか昔のことですが)にも来賓で来ていただいた方である。更に再来週くらいからその上条先生の生誕百年記念の展覧会があるというのにも驚いた。
見学の後某市へ電車で移動、コンペの打ち合わせで市長をはじめ市の方と審査員、山本さん、高橋さんたちの会食の席に遅れて到着。敷地をぐるりと見学。
3時頃の電車で東京へ向かう。山本さんはお疲れのよう。来週は外国だそうだ。僕と高橋さんは茅野で降りて古谷さんの建物を見ますがと言うと、もう見たとのこと。「図書館がいいですよ」という。その言葉どおり駅からホールをつなぐ、有名な斜路状の図書スペースはここのユニークな特徴である。しかしそれ以外のスペースはとてもきれいだがそれほどユニークではない。伊東さんの建物と比べると顕著である。(一日に一気に3つ見ると良く比較できる)しかしディテールは本当に組織事務所のようである。あるいは谷口的とでもいおうか。高橋さんに「山本さんが『図書館がいい』と言っていたのは、他は普通という意味ですかねえ?」と聞いたら「そうでしょう」と答えていた。
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