面接
東京と同様朝は早く目が覚める。そして出張の常として朝から食欲がある。9時の会議の前に一仕事、ワープロと睨めっこ。そして9時から一社、10時半から一社、午後1時半から一社。三社の面接。中国には日本のゼネコンのようなものはなく、あるのは各種工事会社を束ねる工程管理会社があるだけである。面接だけで全てが分かるわけではないが、感触はつかめる。明日も三社と面接し方向性を決めていかなければならない。暗闇を手探りであるくようなものである。
午後の面接の後夕食まで時間があるのでぶらりと町にでる。上海博物館に地下鉄で行ってみる。中国の古代青銅器やら陶磁器などは東京の国博で少し見たのと歴史の教科書で目にした程度。しかし大方そのイメージは頭にあるからたいしたことはないとたかをくくっていたがどうしてどうして、膨大な量がクロノロジカルに並んでいるのをザーッと見るというのは、ばらばらのイメージが歴史の棚の中に秩序だって並んでいくような快感がある。こんな量と質はやはり本場でなければ得られない経験である。
その後ホテル近くの本屋に寄る。さすがに中国語ばかりだから面白くは無いのだが、建築書のコーナーにはa+uやdetailなどの中国語版があり値段も日本の半分であるのは面白い。
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